LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH.(スペック)
先日のLumix GX14-42mmと一緒に購入したマイクロフォーサーズのニュー望遠ズーム。
初代の45-200mmを発売直後に手放して以来、久方ぶりのマイクロ望遠ズームだ。
35mm換算で90-350mm/F4.0-5.6の焦点域を持つ。
こちらの望遠ズームは標準ズームと異なり沈胴タイプでなくやや大柄だ。
もちろん、他社のセンサーサイズの異なる望遠ズームに比べたら、信じられないようなコンパクトさではあるのだが。
重量は僅か210g。
サイズは61.6x90mmとマイクロのレンズの中では大型に入るがかなり小型だ。
これでレンズ内手ぶれ補正が入ってるのだがら恐れ入る。
このレンズで目を引くのは、やはりパワーズームであろう。
それでいてズームリングも残してくれてあるために、使い勝手は極めて良好だ。
動画・静止画とハイブリッドにこなす事が出来る。
MTF曲線をみると高画質を実現しているが、隅角部辺りが若干落ち込んでいるようだ。
まあこの辺は後日のテスト撮影でみてみたい。
レンズ構成は10群14枚。
非球面レンズを2枚にEDレンズを2枚入れてある。
この望遠レンズにも標準同様にナノサーフェスコーティングが施されている。
フィルター直径は46mm。
7枚羽根の円形虹彩絞りが搭載され、ボケに対しても綺麗な円形ボケが期待できる。
手ぶれ補正も新型のPOWER O.I.S.が搭載されている。
最短撮影距離はズーム全域で90cm。
最大撮影倍率は35mm換算で0.4倍を実現している美味しいレンズだ。
このズームの自分的最大のポイントはマルチ アクチュエータ フローティング インナーフォーカス方式による、完全なインナーズームを実現している事である。
つまり90mm域も350mm域もレンズ全長に変化がない。
フォーカシングに対しても同様である。
伸びないレンズ大好きの私としては本当に有り難い技術である。
GH2のEVFを覗いても、望遠端で手ぶれが極めて抑制されているのがよく分かる。
POWER O.I.S.はかなりのレベルになってきた。というよりはようやくメジャー並みになった感じであろうか。
初期のLeica D14-50mm/2.8-3.5は本当に手ぶれがついているのだろうか、壊れて機能してないのではないかと不安にさせられたのはいい思い出だ。
この伸びないズームレンズは、私にとってようやく手に入れる事が出来たマイクロフォーサーズの本命望遠レンズだ。
Lumix GX14-42mmとともに当分は活躍してくれるであろう。
来年に発売予定である「真本命」大口径標準/望遠ズームが出てくるその日まで。
LUMIX G X VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH.
スペック
テスト撮影
実写と感想
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