LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH.(スペック)
先日購入したマイクロフォーサーズのニュー標準ズーム。
なんと言ってもこのレンズの売りは、写りとそのコンパクトさだ。
オリンパスのマイクロズームではお馴染みの沈胴レンズをパナソニックが作り上げた。
手ぶれ補正が内蔵されているレンズのためやや胴回りは太くなってしまったが、このサイズにまとめ上げてきたパナソニックに感謝したい。
サイズは沈胴時で61x26.8mmの超コンパクトさ。
重量は僅か95gでしかない。
しかしオリンパス製に比べるとその胴回りの太さに目がいくが、それを帳消しにするほどの軽さと手ぶれ補正内臓が効いている。
電源を入れると自動的に鏡胴が繰り出してくる。
伸長時で約46mm、2cmほど鏡胴が伸びるわけだ。
このレンズにはズームリングはない。
電動ズームのためにズームレバーとフォーカスレバーがついている。
EFVを覗いた状態で時計回りにレバーを倒すとテレ端に、反時計回りでワイド端側にズームが移動する。
MFTグラフからはかなりの性能を持ったレンズと読み取れる。
ちょっと写してみた感じでもかなりいいようだ。
レンズ構成は8群9枚。
非球面レンズを4枚、EDレンズを2枚と潤沢なレンズ構成である。
また、フレアやゴーストを軽減するナノサーフェスコーティングが施されている。
フィルター枠はΦ37mm。
7枚羽根の円形虹彩絞りを持つ。
往来のO.I.S.より進化した新型のPOWER O.I.S.を搭載し、手ぶれに対してもかなり期待が持てそうだ。
最短撮影距離はワイド端で20cm、テレ端で30cm。
最大撮影倍率は35mm換算にて0.34倍である。なかなか寄れて良い。
レンズ自体のデザインはなかなか頑張ってると思う。
せり出す沈胴部も、鏡胴のサイズに比べてアンバランスな感はなく、上手に設計されている。
またズーミング時の鏡胴の動きも極めて少なく、使っていて高級感というか満足感が高い。
静かに、素早く被写体にAFが合焦する。
ズームレバーのレスポンスは、使っているうちに若干のトロさを感じる事が皆無ではないが、まあ耐えられる範囲内ではある。
動画をメインに作られているのだ。仕方のない事だろう。
フォーカスレバーはかなりの癖があり、ジャスピンに一発で決められるようになるには相当な鍛錬が必要だと感じる。
できればフォーカスリングが欲しかったところだが、この辺のズームには使うことも少ないであろうからフォーカスレバーはおまけ程度と捉えるのが吉かも知れない。
と、このようにこのLUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH.は、スペック的にはかなり使えそうなレンズなのでこれからの撮影が楽しみである。
さて、次回はこのレンズのテスト撮影を行いたい。
LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH.
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