APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL II Close Focus(スペック)
マイクロフォーサーズにはM.ZD45mm/1.8という非常に優れたレンズがある。
35mm換算で90mmという中望遠レンズであるが、出番の多くなった私のヒットレンズだ。
お安いのにこんなに写りが良いなんてとかなり感動したものだ。
実はNikonのFマウントにも値段が安くてコンパクトな90mmの単焦点レンズがある。
コシナから販売されているVoightrander APO-LANTHAR90mm/3.5SLIIである。
マイクロの45mm/1.8とほぼ同じスペックを持っていると思われるこのレンズにスポットを当ててみたい。
重量は320g、サイズは63x48.2mmとフルサイズ対応レンズとしてはかなりコンパクトである。
レンズ構成は5群6枚、フィルター径は52mm。
絞り羽根は9枚である。
フォーカスはマニュアルで、ラバーの着いたヘリコイドでピントを調節する。
比較的軽く感じるが、非常に使いやすい。
付属品にクローズアップレンズが付いている。
自分は使った事がなかったが、マクロ代わりになるので便利な品だろう。
無限大で鏡胴伸長は最短となり、最短距離で最長となる。
レンズにはCPUが搭載されており、絞りやシャッター速度はボディでコントロール可能だ。
最短撮影距離は50cm、最大撮影倍率は0.28倍である。
本来このレンズはフォーサーズで使おうと思って購入したレンズである。
ちょうど200mm域のコンパクトレンズが欲しかったために白羽の矢が立った。
結局常用にならなかったのは、望遠200mm域でのマニュアルフォーカスはAF全盛の時代ではやや実用的でなかったことと、その独特の色のりをするレンズのためだ。
詳しい事はウェブページのフォーサーズレンズに書いてある。
さて、マイクロでは45mm/1.8は2万円台で手に入るが、こちらは3万円台で手に入れる事が出来る。
焦点域も同じ、ボケ量もほぼ同じ、最短撮影距離も同じときている。
異なるのは開放F値とマニュアルフォーカスくらいだ。
次回は45mm/1.8と比較したテスト撮影を書いてみたい。
フルサイズによるこのレンズの写りはどんなモノであろうか。
APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL II Close Focus
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