クリエイティブコントロールなGX1
さて、せっかくGX1を購入したにも関わらず、なかなか写真を撮りに出かけられないため、いつものポンちゃんを使ってパナソニック版アートフィルターである「クリエイティブコントロール」たるものを使用してみた。
オリンパスのE-P3はちょくちょくアートフィルターを使用していたのであるが、パナソニックに関しては何故か全くそのような機能は使わなかった。
理由はハッキリしないが、インパクトのあるアートフィルターがなかったのではないかと思う。
まずはフォトスタイルでは標準のスタンダードを選んでおく。
被写体までの距離は2m、ホワイトバランスはAWB、ISOは160に固定。
レンズはLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.で開放のF1.4撮影とした。
兎にも角にも、これがコントロールとなる。
曇りのせいか、やや寒色調にみられる。
様々なクリエイティブコントロールを同一被写体で比較してみる。
ポップ
色調を強調したポップアート風の画像効果らしい。
不自然さは著しいが、ぱっと目を引くモノがある。
子供達によく受ける。
レトロ
色あせた写真の雰囲気を醸し出した、やわらかい画像効果との事。
昭和の雰囲気を持つフィルター効果だ。
ボンネットバスなんかを写し込んだら泣けるかも知れない。
全体的に明るく、ふんわりと柔らかに仕上げる画像効果のよう。
白い被写体が似合いそうだ。
差し詰めエーゲ海の白い建物などに使いでがありそうだ。行ったことはないけど。
全体的に暗く落ち着いた雰囲気で、明るい部分を引き立てる画像効果。
こちらは黒っぽい被写体がいいかもしれない。
SLなんかどうですかね、汽車は撮らないのでよく分かりませんが。
セピア色の画像効果。
懐古な雰囲気を併せ持つフィルターだ。
レトロに比べ戦前のイメージ色が強い感じるため、服装によっては面白い写真が撮れるかも知れない。
ハイダイナミック
暗いところから明るいところまで全体的にバランスよい明るさで描き出す画像効果。
最初画像を見たときにはオリンパスのライトトーンの類いかと思いきや、説明文からは疑似HDR様のフィルターなのではと思っているうちに、そう見えてきたから不思議な感じだ。
個人的にはもう少し改良の余地があるのではと思う。場合によっては大化けするのではと期待している。
周辺光量を落とした、トイカメラで撮影したような画像効果。
量子力学ではないが、このトンネル効果と言われる雰囲気は個人的に大好きである。
が、実際にこのフィルターを使うかとなると殆ど使った事はない。
個人的にちょっとやり過ぎ感が強い。シェーディングの量をコントロールできたら使いたい。
周辺をぼかし、ジオラマ風に描き出す画像効果。
横位置でも縦位置でも可能で、ピント位置の上下移動、およびピント幅の変更など最強のジオラマモードではないかと思う。
現時点で数あるクリエイティブコントールの中、最も使ってみたいフィルターだ。
と、このように8種類のクリエイティブコントロールがあるのだが、オリンパスのドラマチックトーンのような強烈なフィルターがないのが残念だ。
ソニーにもピクチャーエフェクトの中に個性的なフィルターがいくつも入っている。
フィルター遊びの種類を増やせというわけではないが、パナソニックにも個性的なフィルターが何か欲しいのだ。
スチル撮影や動画撮影の能力を高める事も重要であるが、遊び心があってこそカメラの魅力もアップしてくれるのではないだろうか。
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