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2011年11月

2011年11月30日 (水)

フォトスタイルなGX1

先日はクリエイティブコントロールについて書いたので、今日はフォトスタイルについて。

20111130a

この2つは何がどう違うのかについてであるが、昨日のクリエイティブコントロールが画像にフィルター効果を与えるもので、今回のフォトスタイルは画像にフィルター効果のない発色傾向だけを変更するものである。
オリンパスでいうピクチャーモードであろう。
残念ながらフォトスタイルにクリエイティブコントロールを組み合わせてなどという器用な事は出来ない。
つまりカメラ側の設定でモノクロにジオラマという組み合わせは不可能なのだ。

Pon5

さて、それでは先日同様に被写体はポン様にお願いしたい。

被写体までの距離は2m。
カメラボディはGX1、WBはオート、ISOは160に設定した。
レンズはLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.を選択し、開放で撮影した。

【スタンダード】
20111130b

標準的な設定である。
先日と同様にコレをコントロールとする。

【ヴィヴィッド】
20111130c

彩度高め、コントラスト高めの鮮やかな効果。
フィルムでいうベルビアのようなモノか?
先日出したクリエイティブコントロールのポップに比べると不自然さが少ない。

【ナチュラル】
20111130d

コントラスト低めの柔らかな効果。
俗に言う眠い画像という奴か。嫌いではないですよ。
カラーネガフィルムのリアラエースに雰囲気が似ている気がする。

【モノクローム】
20111130e

色味を抜いた単色の効果。
俗に言う黒白。それ以上でもそれ以下でもない。
フィルムで極めると奥が深そうであるが、私はそこまで首を突っ込まなかった。
私の幼児時代の写真は全て黒白なのだが、それらをじっと見つめていると写真の色が見えてくる気がするので不思議だ。

【風景】
20111130f

青空や緑を鮮やかにし、風景撮影に適した効果。
この写真の撮影時は曇りで、しかも季節が悪かった。
晴れて緑が多ければまた違った結果になったかも知れない。
彩度だけで見るとPOP>ヴィヴィッド>風景のような気がする。

【人物】

20111130g

健康できれいな肌色にし、人物撮影に適した効果。
完全に失敗写真。
何処にも霊長類ヒト科の姿は見られない。
ポン様の置物だけでは参考にすらならないだろう。

他にもシーンモードというのがあり、夕方やイルミネーション、夜景にスポーツなど様々なシーンに応じて撮影が可能だ。
ただ昼間の置物ポンちゃんで、スポーツモード撮影や夜景撮影しても全く参考にならないためこのシーンモードは割愛した。

E-P3を手放してから気づいた事なのだが、クリエイティブコントロールにしてもフォトスタイルにしても、パナ製デジカメはRAWにまでこのフィルター効果や発色傾向が反映されている事だ。
オリンパスのアートフィルターでは、RAWは生データとしてフィルターがかかっていない状態でSDフォルダに記録されている。もちろんそのフォルダにはフィルターが反映されたJPEGと一緒に保存がなされている。(つまりアートフィルターはJPEGのみの画像だ)
ところがパナソニックはRAWに反映されて記録されている。

つまりパナソニックはモードを間違えると悲惨だ。
やり直しが効かない。
まあ、当たり前の事なのだろうが、今までフィルター遊びはオリンパスでしかした事がなかったのでちょっと面食らってしまった。
カメラ内現像ができんぞとメニューを暫くいじくり回していたのだ。

これが本来のスタイルなのだろう。
今後モードダイヤルの確認が必須になりそうだ。
逆に考えれば、アートフィルターによってRAWとJPEGが入り乱れた写真ライフからの脱却が出来たというようにとらえようか。

2011年11月29日 (火)

クリエイティブコントロールなGX1

さて、せっかくGX1を購入したにも関わらず、なかなか写真を撮りに出かけられないため、いつものポンちゃんを使ってパナソニック版アートフィルターである「クリエイティブコントロール」たるものを使用してみた。

20111129j

オリンパスのE-P3はちょくちょくアートフィルターを使用していたのであるが、パナソニックに関しては何故か全くそのような機能は使わなかった。
理由はハッキリしないが、インパクトのあるアートフィルターがなかったのではないかと思う。

Pon6

まずはフォトスタイルでは標準のスタンダードを選んでおく。
被写体までの距離は2m、ホワイトバランスはAWB、ISOは160に固定。
レンズはLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.で開放のF1.4撮影とした。

スタンダード
20111129a

兎にも角にも、これがコントロールとなる。
曇りのせいか、やや寒色調にみられる。
様々なクリエイティブコントロールを同一被写体で比較してみる。

ポップ

20111129b

色調を強調したポップアート風の画像効果らしい。
不自然さは著しいが、ぱっと目を引くモノがある。
子供達によく受ける。

レトロ

20111129c

色あせた写真の雰囲気を醸し出した、やわらかい画像効果との事。
昭和の雰囲気を持つフィルター効果だ。
ボンネットバスなんかを写し込んだら泣けるかも知れない。

ハイキー
20111129d

全体的に明るく、ふんわりと柔らかに仕上げる画像効果のよう。
白い被写体が似合いそうだ。
差し詰めエーゲ海の白い建物などに使いでがありそうだ。行ったことはないけど。

ローキー
20111129e

全体的に暗く落ち着いた雰囲気で、明るい部分を引き立てる画像効果。
こちらは黒っぽい被写体がいいかもしれない。
SLなんかどうですかね、汽車は撮らないのでよく分かりませんが。

セピア
20111129f

セピア色の画像効果。
懐古な雰囲気を併せ持つフィルターだ。
レトロに比べ戦前のイメージ色が強い感じるため、服装によっては面白い写真が撮れるかも知れない。

ハイダイナミック

20111129g

暗いところから明るいところまで全体的にバランスよい明るさで描き出す画像効果。
最初画像を見たときにはオリンパスのライトトーンの類いかと思いきや、説明文からは疑似HDR様のフィルターなのではと思っているうちに、そう見えてきたから不思議な感じだ。
個人的にはもう少し改良の余地があるのではと思う。場合によっては大化けするのではと期待している。

トイフォト
20111129h

周辺光量を落とした、トイカメラで撮影したような画像効果。
量子力学ではないが、このトンネル効果と言われる雰囲気は個人的に大好きである。
が、実際にこのフィルターを使うかとなると殆ど使った事はない。
個人的にちょっとやり過ぎ感が強い。シェーディングの量をコントロールできたら使いたい。

ジオラマ
20111129i

周辺をぼかし、ジオラマ風に描き出す画像効果。
横位置でも縦位置でも可能で、ピント位置の上下移動、およびピント幅の変更など最強のジオラマモードではないかと思う。
現時点で数あるクリエイティブコントールの中、最も使ってみたいフィルターだ。

と、このように8種類のクリエイティブコントロールがあるのだが、オリンパスのドラマチックトーンのような強烈なフィルターがないのが残念だ。
ソニーにもピクチャーエフェクトの中に個性的なフィルターがいくつも入っている。

フィルター遊びの種類を増やせというわけではないが、パナソニックにも個性的なフィルターが何か欲しいのだ。
スチル撮影や動画撮影の能力を高める事も重要であるが、遊び心があってこそカメラの魅力もアップしてくれるのではないだろうか。

2011年11月28日 (月)

モンベル福袋2012

またこの季節がやってきた。
恒例のモンベル福袋である。
早速、ネットで応募しておいた。

20111128a

ところが今回から2万円福袋がなくなって、1万円のみの福袋になってしまった。
こんなご時世なので1万のみというのも分からないではないが、だからこそお買い得感のある2万円を出すというのもありなのではないかと。
まあ、現実はこうなので仕方のない事ではある。

20111128b_2

さて、2012年度の福袋には何が入っているのか?
昨年と同じようなパターンなのか、はたまたちょっと変わるのか?
私としてはビレイのATCが入っているとうれしい。
エイト環ではザイルがキンクするので面倒くさかったのだ。
でも専門用具はまず入れてこないですよね。

2011年11月27日 (日)

元ノラ

先日の寒い日の夜遅く、仕事から帰ってきたところ家ネコであるチェリーのお出迎えがない。
夕飯を食べている間も、書斎に戻ってもチェリーがやってくる気配はない。
嫁さんにチェリーの所在を聞いてもその辺にいるのではないかとのことだった。

呼んでもキャットフードの袋をガサガサいわせてもチェリーはどこからも出てこない。
ひょっとして外に出てしまったのではないのかと思い、探しに行こうと玄関を開けたところいきなりチェリーが外から飛び込んできた。

すっかり体が冷え切って肉球がヒンヤリとする。
どうやら半日ほど外にいたらしいのだが、誰にも気づかれずに家を閉め出されてずっと寒い外にいたらしい。
私の膝の上でじっと丸まっている。
元野良らしからぬ凍え方だ。

20111127
Canon EOS7D+EF50mm/1.2L USM

温まった後に、エサを無心に食べている。
ああ、このネコはもう野良には戻れなさそうだ。

2011年11月26日 (土)

DMC-GX1の高感度

さて、今日は先日購入したGX1の高感度についてを書いてみたい。
と思ったのだが、すでにいくつかのサイトでGX1の高感度に対して詳しく考案が書かれているため、ちぇり小屋としては軽く触る程度に書いておこうと思う。

20111126j

パナソニックから発売されたプレミアム・ミラーレス一眼。
ヒンヤリする金属筐体にズシリとくる重み。
バッテリーを入れて僅か300g強しかないGX1であるが、ぎっしりとつまったボディ感を持つこの機種の高感度性能はどれほどのモノなのか。
キャッチフレーズ通りなのか見てみよう。

20111126i

撮影はGH2をコントロールとして一緒に行った。
どうせならと超解像技術にインテリジェントDレンジコントロールをそれぞれ「強」に設定する。
被写体はいつもの猿の置物と時計だ。
レンズはそれぞれにLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.を取り付けF5.6に固定。
WBは5000Kに設定し、各ISO値で撮影を施行した。

左がGH2、右がGX1。
下の写真は時計の針を含んだトリミングである。

ISO160
20111126a5

20111126a6

ISO320
20111126b5

20111126b6

ISO640
20111126c5

20111126c6

ISO1250
20111126d5

20111126d6

ISO2500
20111126e5

20111126e6

ISO5000
20111126f5

20111126f6

ISO10000
20111126g5

20111126g6

ISO12800
20111126h5

20111126h6_2

他のサイトで検証されているように、思ったよりGH2とGX1に差は少ない。
まあコテコテに補正を付けたので、新しい画像エンジンを搭載しているGX1の方が僅かに高感度に強い気がする。
まあISO10000位までいくと殆ど変わらなくなってしまうようだ。
自分の常用としては、GX1ではISO2500くらいまでは余裕でいけそうだ。
ISO2500~5000の間に上限がありそうなので今度探してみよう。

現時点においてはマイクロボディの中でGX1はかなりの性能を誇っている。
コンパクトでありながら高性能なで質感の高いマイクロボディ。
お勧めである事は間違いないだろう。

ただ、来月の12月上旬にGH2のファームアップが予定されている。
その中の1つに「高感度撮影時のノイズ感を改善」というものがある。
このファームアップにより高感度はGX1に並ぶのか、はたまた凌駕するのか。

今からGH2も楽しみで仕方がない。

2011年11月25日 (金)

DMC-GX1がやってきた

今日はいつものカメラ屋さんでGX1を購入してきた。
新型の外付けEVFであるLVF2も一緒だ。

20111125a

手放したのはE-P3である。
ドラマチックトーンとジオラマのアートフィルター、そしてボディ内手振れ補正が搭載されているE-P3は魅力的ではあるが、いくつもマイクロボディがあっても邪魔なだけなので思い切って放出した。

20111125k

まずは、新ボディを手に入れた時の儀式である液晶保護フィルムを貼り付ける。
カメラ屋さんの店長Mさんの言ったとおり、G3の保護フィルムで代用できた。

20111125b

持って最初に気づくのはやはりグリップであろう。
パナソニックが時間を費やして作り上げたというグリップであるが、極上というわけではないが非常に持ちやすい。
適度な重さも相まって最初に気に入るところであろう。

20111125c

ボディ表面は一見プラスチッキーに見えるが、持つとひんやりしながらズシリとくる金属ボディであることが分かる。
アルミ製で質感は非常に高い。

20111125d

軍艦部にただ1つあるダイヤルの下に電源レバーがある。
手前から向こうに押しやる事で緑のLEDが点灯し電源が入る。
起動は非常に速く、通常の使い方で文句の出る事はない。
ダイヤル、レバーは比較的堅めで、簡単に回って設定がずれてしまうと言う事はなさそうだ。

20111125e

個人的に気に入ったのはボタンの剛性感あふれるカチリとくるクリック感だ。
好みの問題もあると思うが、私はこの押したという感覚が好きだ。
因みにNECのパソコンで例えたら、PC9801のキーボードよりPC8801の方が好きです。

20111125g 20111125f

軍艦部の反対側にはGN7.6相当のフラッシュが内蔵されており、背面部のOPENボタンを押す事でストロボがポップアップする。
その様相は英国車ジャガーエンブレムのような出で立ちで、クールであるとはやや言いがたい。

20111125p 20111125o

底面部はSDカードとバッテリー入れで、オリンパスと同様に互いの表面を向かい合わせるように挿入する。
このように統一してくれると有り難い。
キヤノンEOS7DとライカS2はCFカードを入れる向きが逆なので、時々間違えてしまう事があるのだ。
気になるのは底面のロックで、ちょっと小さめである。
強度的な不安があるが大丈夫なのだろうか。
因みに蓋に付いている大きいゴムキャップはAC電源用である。

20111125h 20111125j

さて、お次は一緒に購入したDMW-LVF2だ。
今までの20.2万ドットから一気に144万ドットに様変わりした。
というよりは、ようやく外付けEVFが他社並みになったという事だろう。

20111125i

視度調整はティルトさせた状態で見られる内部のダイヤルで行う。
うまいところに隠したものだ。
このLVF2で非常に気に入ったのはロックが付いた事だ。
これでようやく外付けEVFをボディに付けながら、外れる事を心配せずに撮影が出来るようになった。

20111125l 20111125m

さて、外付けEVFを付けると若干様変わりしてしまうGX1であるが、質感や操作感は今のところ上々である。
GH2やDSLRを使っていると、シャッターを切った後に背面液晶で画像の確認をするクセが付いている。
だが、この外付けEVFを付けると液晶内で確認するか、わざわざEVF/LCD切換ボタンを押して背面液晶で確認するしかない。

20111125n

オリンパスのE-P*シリーズでも、この外付けEVF問題でファームアップしたくらいだ。
是非ともパナさんにも期待したいが、やってくれるかな?

まあ、色々長所短所はあるものの、現時点では非常に気に入った。
触ってみれば、よく考えられて作られたことが分かるミラーレスカメラである。
次回は高感度のチェックをしてみたい。

2011年11月24日 (木)

M.ZD ED12-60mm/2.8-4.0?

先日に引き続き再びデジカメinfoさんからの引用で申し訳ないが、またまた気になる情報が入ってきた。

オリンパスがm4/3用の12mmスタートの標準ズームを12月に発表?
デジカメinfo

要はフォーサーズで実力派のZD ED12-60mm/2.8-4.0SWDをマイクロフォーサーズマウントで製造しましょうという事だ。

20111124c

これはまた悩ましい噂である。
35mm換算で24-120mmのズームレンズになる訳だ。
ボケ量は35mm換算でF5.6-8.0になるものの、シャッター速度を稼げる事はありがたい。

20111124a
Olympus E-510+ZD ED12-60mm/2.8-4.0SWD

さてこのレンズはどうでしょう。
このズームよりは明るいと噂されている、パナソニックの12-35mm/2.?と35-100mm/2.?は$1,700程度になるらしいと、これまたデジカメinfoさんに掲載されていた。
当然、パナ製大口径よりはこのズームは安くなると思われる。

恐らくはMSCを搭載し、写真と映像に特化したマルチレンズとして販売されると考えられる。
オリンパスというメーカーからしてパワーズームは考えにくい。
やや焦点域に余裕のある、明るい標準ズームとして位置づけされるのだろうか。

20111124d
Olympus E-3+ZD ED12-60mm/2.8-4.0SWD

レンズはそれなりに大型になるだろう。14-140mm/4.0-6.3くらいかな?
自分としてはパナソニックの12-35mm/2.?と35-100mm/2.?を購入予定であるので、あまり食指は動きそうにない。
ただ、もし動くとしたら望遠端でいいので簡易マクロ機能があると買ってしまうと思う。
標準ズームに簡易マクロがあるとホントに便利なのだ。
それにスナップショットフォーカス機構が取り付けられていたら即買いだ。

小型軽量のパナソニックレンズに対抗するには、何らかの付加価値が必要だ。
その1つに、フォーサーズでも見られた寄れるオリンパス製標準ズームという強みを発揮して欲しい。
それも程々に寄れるというレベルでなく、ハーフ、いや撮影倍率0.4くらいのモノを期待したい。

なんて、ちょっと贅沢すぎますかね。

2011年11月23日 (水)

Nikon D800の噂 2

どうしても気になってしまうNikon D800の噂である。
デジカメinfoさんでD800の写真が掲載された。

ニコンD800の前後の画像とスペックが掲載
デジカメinfo

本当に出すのだろうか。
ちょっと私には信じられないことだ。
すでに私の感性は時代の流れから取り残されているのだろう。

20111123a

デジカメinfoさんのサイトに書かれているスペックには

・ D700よりもより小さく、より軽量
・ 画素数は7360 x 4912(36MP)
・ メモリカードスロットはCF+SD
・ 若干大きな液晶モニタ
・ D3Sよりも良好な、素晴らしい動画の画質
・ 動画モードは1080p 30/25/24 と 720p/60/30/25/24
・ AFはD3/D700と同じ
・ 発表日はまだ不明

という事が書き込まれている。
コレはNikonのマウントを手放したのは時期尚早だったかも知れない。
どうしよう、D800。

ただ写真から見るとヘッド部は内蔵ストロボが付属しているようだが、フルサイズセンサー搭載でペンタプリズムを使用しつつ噂の視野率100%をこのサイズで実現できるのだろうか。
Nikon D700でさえ視野率95%なのに。

20111123b

それと一番驚いたのが3600万画素センサーを本当に搭載してくるらしいことだ。
APS-Cの1800万画素の画素ピッチに相当するらしい。
そのレベルなら手持ちで余裕....、とは思わない方がいいだろう。
ブレの動きはまっすぐな直線運動というわけではないからだ。

これはライカS2で嫌というほど味わった。
S2の画素ピッチはD800のセンサーより大きいが、こちらはセンサーサイズ自体が大きい分、ブレが目立つのだ。

20111123c
Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.

このD800が発売され、この3600万画素のセンサー能力を最大限に引き出すには、最新の高額ナノクリレンズに、汎用な三脚ではなく頑強でしっかりした三脚。
レンズの焦点距離によっては、レンズを支えるための二脚も必要になるかも知れない。
そしてショックを抑えるためのミラーアップ撮影....。
あ、でもこれはライブビューで可能ですね。

まあ、そこまでこだわる人は少ないと思うので、普通に撮影して普通に楽しむのが一番いいと思う。
このスペックで発売されれば、Nikon D800は高精細な画像を生み出す相当なハイコストパフォーマンスな機種になるだろう。
ただ、そのポテンシャルを引き出すためにはそれなりのコストと労力が必要になる。

どうしようかな、D800魅力的なんだけどな。
Nikonレンズは一本だけは残してあるし....、うーん。

D800はCanonのEOS7DのようにRAWのサイズが選べると有り難いですね。
私の古いPCではSIGMA SD1のRAW現像はパワー不足で使い物にならなかったため、PCを新調する羽目になった。
高画素のデジカメを購入すると、副次的にコストがかかることが困る。
だが結果、その後に購入したS2はストレスなく現像が可能になったのであるが。

でも、くどいようだが本当に発表されるのだろうか?

2011年11月22日 (火)

幻のルイジアナホットソース

私が大学入学前後だから20数年前になるかも知れない。
その頃のマクドナルドにチキンナゲットが登場した。
ラミネートされた付属ソースはマスタード、バーベキュー、スイート&サワー、そしてルイジアナホットソースの4種類から選べるのだ。
私はこの中でルイジアナホットソースの大ファンだった。

ルイジアナホットソースはタバスコに似た極めて檄辛味のソースで、辛いながらにも塩風味のスパイスが効いた非常に好みな味のソースだった。
もちろん食べた後は口の中が大火事で、水を飲んでもすぐに取れるというモノではない。
似た感じに「とうがらしの種」という柿の種に似たおつまみがあるのだが、アレと同様に最初は平気なのだが、しばらくした後で口の中が大変な事になるのだ。

辛いながらもこのソースの味覚に病みつきになった。
ところが、この美味でエキセントリックなソースは極めて短期間に姿を消した。
あまりにも売れなかったために早々に消えたらしい。
何故、この最強に美味しいソースが....と文句の1つも出したかったが、ファンはあまりにもマイノリティだったのだろう。
そして数年後にスイートも消えてマスタードとバーベキューのみの2種類となり現在に至る。

20111122a
Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.

先日、仕事で遅くなったのでスタッフがマクドナルドに行ってくるという。
私は久しぶりにナゲットをお願いした。
ルイジアナは....とスタッフに聞いてもそんなソースは存在しないときっぱり言われた。
だが、どうしてもナゲットを食べるならば、あのルイジアナソースで食べてみたい。
というわけで別のモノで代替することになった。

20111122c

ハラペーニョソースである。
タバスコソースにしなかったのは、ルイジアナには微妙な風味があり、それがハラペーニョに似ているかな?と思ったためだ。

というわけで試食である。
ところが、やっぱりルイジアナホットソースの味ではない。全く異なる味だ。
でもハラペーニョをかけると結構美味しい。
結局、全部のナゲットにパラペーニョをかけて食べてしまった。

もし、ナゲットのソースでマスタードというネーミングながら甘ったるく感じてしまうソースに不満のある方は、ハラペーニョはいかがでしょう。
激辛ではないが、風味を楽しむ事ができる。今度ビールと一緒にいきたいですね。

食べ過ぎに注意です。

2011年11月21日 (月)

MakroPlanar100mm/2.0の掟

このところ休日に外に出る事が殆どない。
例の肩甲部痛のためだ。
そのために以前の今頃の写真を。

20111121a
Nikon D700+Carl Zeiss MakroPlanar100mm/2.0ZF.

2年ほど前の写真である。
初代D700にCarl ZeissのMakroPlanar100mm/2.0を付けて撮影した。

実はこのレンズで撮影したモノは殆ど残っていない。
同時期に発売になったMakroPlanar50mm/2.0の方は圧倒的に画角が使いやすく、使用頻度も群を抜いていたのだが、このMP100mm/2.0は取っつきにくく殆ど持ち出す事はしなかった。
やや重い270°ほど回転するピントリングで100mmの画角を操作する事が面倒に感じてしまうのだ。
50mmではそんな事を感じなかったので、やはり画角の問題だと思う。
(視力も関係するかも知れない)

20111121b
Nikon D700+Carl Zeiss MakroPlanar50mm/2.0ZF.

このMP100mm/2.0を使いこなす事に苦痛に感じていたので、私はAMEの購入を躊躇していた。
それは今思っても正解だったと思う。

購入したときには、使いやすいワーキングディスタンスを持った2種類の高品位マクロである両マクロプラナーに心底惚れていた。
ところが蓋を開ければ50mmにぞっこんで100mmはそっちのけになってしまった。

20111121c
Canon EOS1DsMk2+Leica MacroElmarit R60mm/2.8

以来、私はマニュアルレンズは必ず標準50mm前後のモノを選ぶ様にしている。
だが、その掟を今年の春に破ってしまった。
フォーサーズで使おうとしたAPO-LANTHAR90mm/3.5SLIIだ。
破ったため当然MP100mm/2.0と同じ運命をたどっていった。

自分用の教訓を書いておくならば

マニュアルレンズは50mm前後が吉

これは肝に銘じておきたい....が、また魅力的なレンズが出てくると分からなくなりそうなのだ。

2011年11月20日 (日)

今日は雨

今日は1日中雨であった。
仕事上がりに雨に濡れながらもE-P3で写真を撮った。
ところが何処かにSDカードを置き忘れてきたらしい。

なので今日はどうでもいい事を。

20111120a_2
Canon EOS7D+EF35mm/1.4L USM

園児の次男坊が段ボールにチェリーを書いて持ってきてくれた。
ちょっと笑ってしまった。
せっかくだからと床に置いて写真を撮っていると、チェリーがそばに寄ってきてこの段ボールでしつこく爪を研ごうとする。
次男坊がその度に追い払っていたが、チェリーには満足頂けなかったのだろうか。

20111120c
Canon EOS7D+EF50mm/1.2L USM

2011年11月19日 (土)

気長に待とう

いや、両肩が痛いとこんなに苦労するとは思わなかった。
日常の作業の殆どに問題が出てきてしまう。
消炎鎮痛剤を内服したが効いているのかどうかも怪しい。
まあ、そのうち落ち着くと思うので気長に待とう。

20111119a
Canon EOS7D+Nikon PC-E MacroNIKKOR45mm/2.8D ED

また来月末に一泊だけ唐津に出かける。
ライカS2を持ち出してみたいところだが、肩の痛みが残っていたらマイクロフォーサーズでいこう。
いや、両極端なマウントを残しておいて良かった。ホントに。

2011年11月18日 (金)

Fujiの新型ミラーレスはどうでしょう

今日は腕が痛くて仕事にならなかった。
先ほどまで今日のブログはお休みしようと思っていたのだが、やはり駄文でもいいので書いておこうと思う。

最近、フジのミラーレスが気になる。
デジカメinfoで開発中であるミラーレス機の写真が掲載された。

富士フイルムのミラーレス機の画像と交換レンズのスペックが掲載
デジカメinfo

このサイト中にあるある写真に目がとまった。

20111118a

手に持ったカメラのマウント部が写っている。
母指先端部とIP関節部の比率からマウント部のサイズがある程度予測される。
これはフルサイズでないAPS-C以下のセンサーサイズであろう。
それに開発中のレンズが単焦点であるという点が好印象だ。
システムの小型化に大いに役立つ事だろう。

20111118b

さて、ではコイツを購入するかというと実は結構悩む。
35mm/1.4レンズはかなり小型化されているらしい。
これは喜ぶべき事なのだが、ちょっと気になることがある。
この単焦点レンズは寄れるかという事だ。

レンジファインダーに装着できるレンズ、たとえばライカM型レンズなどはフルサイズ対応でありながら、かなりコンパクトである。
マニュアルフォーカスという事もあるが、相当なコンパクトさだ。
DSLRに取り付けられる同じマニュアルレンズのCarl Zeiss Distagon35mm/1.4に比べると雲泥の差がある。

20111118c_2

私はレンズ光学の事はよく分からないが、最短撮影距離がレンズのサイズの大きな要因なのではないかと思っている。
最短撮影距離が長ければ長いほど、コンパクトにしやすいのではないかという事だ。
もちろん、テレセントリックな光軸を求めたり、周辺解像度やディストーション、ビネッティングもサイズの要因に大きな影響があるだろう。
ただ、ライカMレンズを所持したときにそんな気がしたのだ。

だからフジの新型ミラーレスのレンズサイズがちょっと引っかかる。
ボディがレンジファインダー機であるM型ライカは最短撮影距離は70cmまでしか寄る事が出来ない。
考えすぎかも知れないが、FujiのミラーレスレンズにはM型レンズに共通する不安を感じてしまうのだ。

20111118d_2

多分、それはハイブリッドビューファインダーが原因であろう。
もし、フジのレンズ交換型ミラーレス機が、X100と同様にレンジファインダーを応用したハイブリッドビューファインダーを搭載してきたら、通常撮影での最短撮影距離が70cm以上になる可能性は高い。
その場合、接写にはX100と同様にマクロモードと称してボタン操作で切り換える必要があるのだろうか。
そしてその操作により交換レンズ内のレンズ構成が大きく変わるのだろうか。
謎は尽きない。

DSLRに慣れているこの身から、わざわざ接写時にボタン操作をするのは億劫になってしまう。
実はライカX1を手放したのはそんな理由だった。
何故寄るのにボタン操作が必要なのだと納得出来ないのだ。

20111118e フェイクらしい
デジカメinfoさん

フジの新型ミラーレスはいったいどういう機能を持っているのだろう。
超広角から望遠までの単焦点レンズ群やズームレンズを含めてくるとなると、ハイブリッドビューファインダーはやや使いにくいものになっていくだろう。
意外と単純なEVFだったりして....。

20111118f

でも、それだったらX100の方が魅力的のような気もするかな....。

2011年11月17日 (木)

APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL II Close Focus(実写と感想)

今日はアポランターの実写と感想である。

20111117a

コンパクトな中望遠90mmは非常に使いやすい。
F3.5という明るさから、被写界深度もそこそこでマニュアル撮影としては実用的なレンズである。

20111117e
Nikon D700+APO-LANTHAR90mm/3.5SLII

このレンズはAPS-Cでもフルサイズでもそれなりに楽しむ事ができる。
どちらが使いやすいかと言ったら、フルサイズセンサー搭載機の使用の方がベストだろう。
写りは値段の割りに良く写る。が、非常に繊細さを持つレンズというわけではない。

20111117d
Nikon D700+APO-LANTHAR90mm/3.5SLII

レンズに手ぶれ補正が搭載されていないので、手持ち撮影の場合は少しでも焦点距離の短いフルサイズ搭載ボディが有利だ。
また最短撮影距離50cmで最大撮影倍率0.28(35mm判換算)を実現している事から接写による手ぶれも注意しなくてはならない。

20111117f
Nikon D700+APO-LANTHAR90mm/3.5SLII

だが、だからといってフルサイズより小さいセンサーでは、このレンズの魅力は楽しめないかというとそういう訳ではない。
私はフォーサーズセンサー搭載機でも、このレンズを楽しんだ。

20111117b
Olympus E-5+APO-LANTHAR90mm/3.5SLII

このサイズのレンズであるにも関わらず、中望遠レンズから望遠レンズに焦点距離が変えられるスモールセンサー搭載機には、レンズの小型軽量化という大きいアドバンテージを受ける事が出来るのだ。
フォーサーズならば180mm/3.5相当のレンズに化ける。
マニュアル操作に若干苦労するが。

20111117c
Nikon D700+APO-LANTHAR90mm/3.5SLII

このレンズは私にとって趣味性の高いレンズだった。
コクのある写りとマニュアルフォーカスを楽しめるレンズ。
標準ズームにプラス一本、50mmレンズにもう一本と言った趣味のレンズ。
決してマクロプラナーのような主軸レンズにはならなかった。

マウントの整理とレンズ大リストラで今はもう手放してしまって存在しない。
年齢的な視力の問題とAFに慣れたこの体では、ちょっとクセのあるこのレンズを自在に使いこなすにはちょっと厳しいと感じられたのだ。

APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL II Close Focus

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年11月16日 (水)

パナNewズームのF値はいくつだ?

先日のデジカメinfoで、来年発売になるパナソニック製の大口径標準/望遠ズームのF値の噂が掲載されていた。

パナソニックの2本の大口径ズーム(12-35mmと35-100mm)の明るさはF2.8になる?
デジカメinfo

信憑性が高い噂ではないと書かれているが、これらズームの明るさはF2.8になるらしいと言う。
さて、どうであろう?

20111116d1_2

キヤノンやNikonのボディであるならば、まず高価なドル箱的ボディを発売し、時期を後にその廉価なボディを出してくる。
まあ一般的にはこのパターンだろう。

だが、このパターンがレンズにも適応されるのだろうか?
F値固定のズームレンズ群を二通り用意させて売れるほど、今のご時世は物流が多いとは考えにくい。
この大口径レンズ群はNikonやキヤノンと違って1種類のみであろうし、F値は可変でなく通しでくるだろう。

20111116d2

さすればF値はいくつになるのだろう。
極力廉価に抑えて販売促進を期待し、明るさをF2.8で抑えてくるのか。
意外にもマイクロのキラーレンズ群として、看板レンズらしくF2.0で揃えてくるのか。
はたまた間を取ってF2.2~2.5あたりに落としてくるのか。

どうしても絞り込みにくい。
時代が時代だけにF2.8もあり得るし、プライドでF2.0もあり得そうだ。

20111116d3

メーカーで考えてみよう。
パナソニックというメーカーから、レンズは売れてなんぼという試算が働く可能性が高い。
ズイコーデジタルに存在したF2.0という光学メーカーのプライド的な明るさは、ある意味オリンパスというメーカーだから出来た可能性がある。
しかしF2.8では、センサーサイズの大きいDSLRと変わらぬレンズとなってしまう。
マイクロフォーサーズという、ミラーレスという差別化を果たすため、それよりは明るい、つまり間を取ったF値で出してくる可能性が高いと自分は見ている。

ズバリ、予想としてはF2.2。(ホントか?)
F2.0とF2.8の間でサイズもなんとか小型化可能な明るさであろう。
ご時世的に若干コストはかかるかも知れないが、世間から見たインパクトは強い。

20111116a
Panasonic DMC-GH2+Olympus ZD ED14-35mm/2.0SWD

F2.5だったらどうだろう。こちらの方が堅いかな?
ソニーのNEXはおそらくF2.8通しズームで来ると思われる。
パナソニックがF2.5以上の明るさでズームを揃えた場合、マイクロのアドバンテージになり得るだろうか?
私はもしF2.5通しで来たら望遠のみを購入し、標準ズームはスルーするつもりである。
この明るさには標準ズームの魅力は少ない。以前話したトリアスレンズで代替可能だ。

20111116c
Olympus E-P3+ZD ED14-35mm/2.0SWD

とまあ、発表前から色々書いても何か変わるわけでもなし、じっくりと待つとしましょうか。
私の予想は当てにならないので話半分として読んでいただければと思う。
パナソニックは光学性能はボディ内補正を前提としているので、かなりの小型化が可能とみている。
もちろん、パナの技術によってはF2.0も可能かも知れない。
ただね、値段がね....。

2011年11月15日 (火)

ゴルゴ13読破

先日、ようやくゴルゴ13の現既刊133巻まで読み終える事が出来た。
夏休み前に古本屋さんで全巻買ったので、読破に約3ヶ月かかった事になる。
購入当時は132巻までだったが、新刊が発売になったので133巻を1冊追加した。

20111115
Canon EOS7D+EF35mm/1.4L USM

見ての通り、ゴルゴ専用本棚まで買ってしまったのだ。
嫁さんはあきれ顔だ。

どうしても全巻読みたかったゴルゴ13をこの年で実現する事ができた。
この調子で今まで出来なかった事をどんどん実現していこう。
やる事が色々増えそうだ。

2011年11月14日 (月)

APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL II Close Focus(テスト撮影)

今日はアポランターのテスト撮影である。
このレンズの売りは開放値をF3.5と抑え、且つマニュアルフォーカス故に実現できた320gという軽量化であろう。

20111114j

極限に軽いというレベルではないが、金属鏡胴でこの質感を得られるのならばそれもありだろう。
F3.5という開放値からカミソリのような被写界深度でない分、マニュアルフォーカスも実用的だ。
MFを楽しめながらボケも相応にだせるこのレンズの趣味性は非常に高い。

Pon4

では、いつものポンちゃんでテスト撮影となる。
写真は過去のデータなので緑が青々しい。
被写体までの距離は2mに固定。
ボディはNikon D700、ISOは200、WBはAUTOに設定してある。

【テスト撮影】

F3.5
20111114a

F5.6
20111114b

F8.0
20111114c

使ってみると分かるが、ちょっと独特の色を出す。
コントラストは高めで、解像度はまあまあ。
高級単焦点レンズには画質的に負けてしまうが、手軽さとピントの合わせやすさから来る実用性はピカイチだ。

【最短距離撮影】

次に最短距離撮影をしてみる。
最短撮影距離は50cmなので、ギリギリまで寄って開放とF8.0で比較してみた。

最短距離撮影 50cm F3.5/F8.0
20111114d 20111114e

印象とかなり違っていた。開放から全然使えるレベルだ。
ボケに若干の硬さはあるものの、綺麗にぼけている。
D700はフルサイズなのに、いつものクセでF8までしか撮影していなかったので、ボケの変化はあまり参考にならないと思う。

よくフォーサーズとフルサイズはボケが2段分ほど差があるという。
オリンパスのM.ZD45mm/1.8は、まさにこのレンズと同じ性能があると思われるので、それぞれ同じ条件の写真を比較してみる。

上:APO-LANTHAR90mm/3.5 下:M.ZD45mm/1.8 
20111114g1 20111114g2
左上がアポランター開放、右上がF8.0
左下がM.ZD45mm開放、右下がF4.0

被写体のサイズに少しの差があるのはレンズの構造上の違いのためとアスペクト比の錯覚と思われるので、ここは華麗にスルーしたい。

アポランターの開放のF3.5とマイクロのF1.8、そしてF8.0とマイクロのF4.0。微妙な差はあれど、大体同じ感じではないだろうか。

開放による最短距離撮影 50cm
20111114h
左がアポランター、右がM.ZD45mm

細かく見ればボケ量はアポランターの方が僅かに大きいようにも感じる。
さすがはフルサイズと言ったところか。

20111114i3
左アポランター、右M.ZD45mm/1.8

レンズ構成が全く異なるために単純な比較は出来ないが、じっくりとピントを絞り込めればこのレンズはかなりコストパフォーマンスのいいレンズとなる。
AF付きでインナーフォーカスのM.ZD45mm/1.8より3倍近い重要があるアポランターであるが、自分の指でじっくりとピント合わせを楽しむマニュアルフォーカスレンズとしてはもってこいの一品だと思う。

この手のカメラの楽しみ方をするにはお勧めのレンズだ。
自分で被写体との間合いを読みながら、大きくボケを自在に出して遊べる。
次回は実写と感想である。

APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL II Close Focus

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年11月13日 (日)

不思議カテゴリーを追加

今日は少し湿っぽい話を。
自分としてはあまりそっち系には興味がないはずなのだが、なんだかんだで記事が増えてきているので不思議系としてカテゴリーをまとめておいた。

20111113d
Fuji S5Pro+Carl Zeiss MakroPlanar50mm/2.0ZF

そういえば学生時代に地方都市で一人暮らしをしていたのであるが、長く一人で住んでいると色々不思議な事を体験する。
こちらに帰ってきてから、そこで起こった奇妙な体験を友人達に話したところ「怖えー、怖えーよー!」と騒がれた事があった。

しかし、実際に「これが幽霊か」というものは見たことがない。
先日の件のこともあるように、実際には見間違いということが大半だろう。

20111113a
Fuji S5Pro+Carl Zeiss MakroPlanar50mm/2.0ZF

以前にも書いたが、釣り好きだった同僚の女性がいた。
彼女はすでに他界してしまったのだが、亡くなる前に私に「あの世があったらメールを送るね」と言って息を引き取った事を覚えている。

私は10数年来、アドレスを変えずに未だにそのメールを待ち続けている。
来ることはないと分かりながら。

だから私はお化けはいないと思いながらも、ひょっとしたらという微かな期待を捨てきれずにはいられないのだ。
その言葉を信じなくなったら彼女を否定してしまうような気がしてしまう。

人は亡くなるとみんなの心の中に残るのだろう。
家族や友人らとの大事な思い出は個人の心の中に大切にしまわれる。
そのためスピリチュアルな番組を見ると猛烈に冷めてしまう。
その人が大事にしてきたものを第三者により壊されてしまうように感じるからだ。

20111113b
Fuji S5Pro+AF-S VR Micro-Nikkor105mm/2.8G ED

これからも私はお化けなんていないよと思いながら、変な写真を撮ったり奇妙な体験をしては「まさか」と感じるのであろう。
そして自然現象である確証を得てほっとするのだ。ほんの少し残念と感じながら。

2011年11月12日 (土)

APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL II Close Focus(スペック)

マイクロフォーサーズにはM.ZD45mm/1.8という非常に優れたレンズがある。
35mm換算で90mmという中望遠レンズであるが、出番の多くなった私のヒットレンズだ。
お安いのにこんなに写りが良いなんてとかなり感動したものだ。
実はNikonのFマウントにも値段が安くてコンパクトな90mmの単焦点レンズがある。

20111111c

コシナから販売されているVoightrander APO-LANTHAR90mm/3.5SLIIである。
マイクロの45mm/1.8とほぼ同じスペックを持っていると思われるこのレンズにスポットを当ててみたい。

重量は320g、サイズは63x48.2mmとフルサイズ対応レンズとしてはかなりコンパクトである。

20111111e

レンズ構成は5群6枚、フィルター径は52mm。
絞り羽根は9枚である。

20111111f

フォーカスはマニュアルで、ラバーの着いたヘリコイドでピントを調節する。
比較的軽く感じるが、非常に使いやすい。

20111111a 20111111d

付属品にクローズアップレンズが付いている。
自分は使った事がなかったが、マクロ代わりになるので便利な品だろう。

20111111g

無限大で鏡胴伸長は最短となり、最短距離で最長となる。
レンズにはCPUが搭載されており、絞りやシャッター速度はボディでコントロール可能だ。
最短撮影距離は50cm、最大撮影倍率は0.28倍である。

本来このレンズはフォーサーズで使おうと思って購入したレンズである。
ちょうど200mm域のコンパクトレンズが欲しかったために白羽の矢が立った。

結局常用にならなかったのは、望遠200mm域でのマニュアルフォーカスはAF全盛の時代ではやや実用的でなかったことと、その独特の色のりをするレンズのためだ。
詳しい事はウェブページのフォーサーズレンズに書いてある。

さて、マイクロでは45mm/1.8は2万円台で手に入るが、こちらは3万円台で手に入れる事が出来る。
焦点域も同じ、ボケ量もほぼ同じ、最短撮影距離も同じときている。
異なるのは開放F値とマニュアルフォーカスくらいだ。

次回は45mm/1.8と比較したテスト撮影を書いてみたい。
フルサイズによるこのレンズの写りはどんなモノであろうか。

APO-LANTHAR 90mm F3.5 SL II Close Focus

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年11月11日 (金)

唐津くんち曳山ガム

毎年11月の2・3・4日に佐賀県唐津市で唐津くんちと言われる大きい祭りが開催される。
この祭りの見所は14体ある曳山(ひきやま)と呼ばれる漆塗りの巨大な張りぼてが街中を引き回されるものだ。

20111112o

祭りの期間中に訪れる観光客は50万人を超えると言われている。
有名な曳山に鯛があるが、テレビなどでも見た事があるのではないだろうか。
今年のくんちには出かけなかったが、機会があったら是非見に行ってみたい。

20111112r

この鯛の曳山が可愛かったので、以前唐津に行ったときにぬいぐるみを購入した。
買うときには嫁さんからなんでそんなもの買うの?と疑問をぶつけられたが、自宅に帰ってからは可愛いと逆に取られてしまった。

20111112p1_2 20111112p2

さて、この唐津くんちの曳山ガムがあるというので購入してきてもらった。
箱入りの立派なモノだ。
中には14体全てのガムが入っているという。

20111112a 20111112a1 20111112b 20111112b1

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驚きの菓子細工である。
さすがに金沢の金花糖には及ばないが、手作り感十分あふれる綺麗なお菓子だ。
主体はリンゴ味のボールガムで、その周りに色づけした糖で曳山が形作られている。

20111112q_2

1年は保つらしいのだが、ここで食べておかないと、きっと忘れて数年後には埃まみれになっていると思われる。
旬なうちにスタッフらと分けよう。

2011年11月10日 (木)

四十肩?

これが四十肩というものなのだろうか。

原因がハッキリせずに両上肢の挙上が激しい痛みのために出来なくなってしまった。
本来は五十肩と言うらしいが、まだ40代なのでここでは四十肩と言わせていただく。

20111110a
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

最近の体重増加でブートキャンプでもやろうかと思っていた矢先だ。
今の状態でそれをしたら失神してしまうと思う。
そのため今日は大事を取ってブログもこの辺で。

写真の扉に「201」という張り紙がしてあるが、これは園児の次男が今ブームになっている室内ホテルごっこの名残だ。
201号室という事らしい。

2011年11月 9日 (水)

マイクロ最強の標準ズーム

実用性があるかどうかは別にして、純正マウントにこだわらず現時点で最強の標準ズームと言ったらコレしかないと思う。

20111108j

今が熱いオリンパス社謹製のSHG標準ズーム、ZD ED14-35mm/2.0SWDだ。
開放F値2.0を誇る唯一無二の標準ズームで、35mm換算では28-70mm、最短撮影距離35cmと申し分ない性能を有する。重量900gは別にして。
オリジナルがフォーサーズマウントなために純正とはいかないが、マウントアダプターを取り付ける事でマイクロボディにてAFを作動させる事が出来るのだ。

フォーサーズボディならばSWDの高速AFを堪能できるが、マウントアダプターを介してマイクロボディに取り付けるとSWDとは名ばかりの普通なAFレンズに成り下がる。
しかも無限遠から最短距離までの合焦まで数秒を要する。
それにスムースなAF移動でなく、ココココ....と微調整しながら合焦するのだ。
やや苛つくかも知れない。

20111108h

マイクロボディの中でもやや大柄なGH2ですらこのサイズだ。
ソニー製ミラーレスに見られるような、ボディの高さよりレンズ幅の方が大きいアンバランスなデザインとなる。

しかし、現時点でF2.0通しという信じられないような明るいズームをマイクロで楽しむにはこのレンズしかない。
惜しむらくはEVFを介するために、フォーサーズの光学ファインダー越しに見せつけられた驚愕の「ズームのくせに明るい像」の感動を得られない事か。

20111108g

巨大で重いズームレンズなために、ボディだけ片手で持ってウロウロするのは危険だ。
しっかりと両手でホールドするのが吉であろう。
負荷がかかっているマウントにあまりいいことない感じがする。

ではGH2に取り付けたこのZD ED14-35mm/2.0SWDの実写をいくつか。

20111109a
Panasonic DMC-GH2+Olympus ZD ED14-35mm/2.0SWD

ゆったりとしたフォーカシングがなされるので撮影ペースもそれなりになっていく。
当然走り回る子供達などは非常にキビシイ。
だが、それはフォーサーズボディでも同じ事が言えてしまうだろう。
C-AFを使いこなすならばキヤノンかNikonが無難だ。

20111109c
Panasonic DMC-GH2+Olympus ZD ED14-35mm/2.0SWD

ただ静物や歩行する程度の人物ならばこのレンズでも問題ない。
開放から使えるF2.0を生かして、このズームレンズでも十分ぼかす事は可能だ。
ただ、たまにフォーカスを外したまま合焦LEDが点灯するのがよろしくない。

20111109b
Panasonic DMC-GH2+Olympus ZD ED14-35mm/2.0SWD

GH2という手ぶれの付いていないパナソニックボディでも、F2.0のシャッター速度を利用して手ぶれを極力防ぐ事も出来る。
もちろん、オリンパスボディを使えば手ぶれ補正の恩恵を得る事は出来るだろう。

20111109f
Panasonic DMC-GH2+Olympus ZD ED14-35mm/2.0SWD

だが、このズームレンズを使うにはカメラのボディサイズが問題だ。
小さすぎるオリンパスのボディでは、ズームリングをうまく回す事が出来ない。
レンズをホールドし、ボディを回した方が手っ取り早く感じるほどだ。

ZD ED14-35mm/2.0SWDをマイクロボディで実用的に使うには、GH1やGH2といったグリップがしっかりしたホールディングの良いボディを選び、しっかりとグリップを握りながらズームリングを回す必要がある。

結論から言えば来年登場するパナソニック製の大口径標準/望遠ズームのF値がいくつになるかでこのレンズの価値が決まる。

標準ズームとしては極めて完成度の高かったZD ED14-35mm/2.0SWD。
本来ならばフォーサーズで楽しみたかったレンズであるが、オリンパスが新規レンズを開発しないのであればフォーサーズは死んだも同じである。
しかもあのオリンパス事件により、カメラメーカーとしても今後かなりのダメージを受けるであろう。

私がこのレンズをいつまで所持しているかは分からないが、オリンパスが本気で作り上げたこのゴージャスな標準ズームは驚くべき性能を秘めている。

おまけにGH2で撮影したこのレンズの最短距離撮影の画像を付けておく。

14mm(換算28mm) 左からF2.0/8.0
20111108e1 20111108e2

35mm(換算70mm)  左からF2.0/8.0
20111108d1 20111108d2

いいレンズだったなあ。

2011年11月 8日 (火)

GX1登場

気になっていたマイクロフォーサーズの新機種が国外で発表された。
GX1というGFシリーズを踏襲した感を出しているボディである。

20111108a

売りはなんと言ってもマイクロフォーサーズ最高と噂される画質と高感度だ。
1600万画素のLiveMOSセンサーと最高感度はISO12800を誇る。
G3に搭載されているセンサーと同じようであるが、新型画像エンジンによってより画質に磨きをかけたらしい。
また0.09秒の合焦速度を実現した新型AFシステムなど小型ボディに最新機能を満載した魅力溢れる新機種である。

20111108c

最近マイクロで気になっていたのが、パナソニックの一部廉価なレンズをオリンパスボディに付けると焦点距離によっては隅角部に色収差が目立ってしまう事だ。
これはパナソニックボディでは補正されるために現れない。
自分的にはG14mm/2.5とXG14-42mm/3.5-5.6の14mm域が気になる。

20111108f

さすがにパナソニック製のLeica DGシリーズにはそのようなことはないが、オリンパス製レンズの性能の良さを再認識させるきっかけになった。
とはいうものの、パナソニック製レンズにも魅力的なレンズが数多くあり、ボディ内補正さえ行われれば極めて性能の良いレンズに生まれ変わる。

20111108d

レンズの小型化という恩恵が得られるならば、マイクロフォーサーズによる画像の補正は敢えて受け入れようと思っている。
レンズの光学性能にこだわりたければ、DSLRを所持すれば良いのではないだろうか。
マイクロでレンズが肥大化することは私としては望ましくない。

20111108e

さて、この小型で高性能なGX1は登山カメラなど、軽量化に特化したい時などにもってこいだ。
わずか272gとE-P3より50gほど軽い。
しかしpanaボディ故にボディ内手ぶれ補正が付いていないのは仕方のない事だ。
M.ZD45mm/1.8などは高感度を生かした高速シャッターで乗り切るしかないだろう。

20111108b

ではGX1を予約しようかな、と思ったところちょっと問題が出てきた。
GX1を購入するとマイクロ機が3台にもなってしまうのだ。
前のようなDSLRボディがゴロゴロというのは極力避けたい。
かといってボディ内手ぶれ補正を搭載するE-P3の代替には思い切りが付かないし....。
うーむ、悩むなあ。

2011年11月 7日 (月)

正体

先日の写真の検証である。
さすがに夜は行く気がしなかったので、仕事が終わった午後に行ってきた。

20111107d
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

お寺には家族連れが何組か見られ、子供達のはしゃぐ声が聞こえてくる。
雰囲気的には検証するに全く問題ないベストな感じだ。
前回撮影した場所をファインダーで確認しながらポジションを取る。

20111106a
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

この写真が2週間ほど前の夜に撮ったものだ。
左上に問題の何かが写っている。
分かりやすいように後日撮った比較写真を載せてみる。

20111107a
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

写真左上に写っている部分に問題があったのだ。
ここを拡大し、前回の夜写真とで比較してみた。

20111107e
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

得体の知れないモノの正体は「木」だったのだ。
恐らくはトラックの荷台などが当たるのであろう。木の皮がめくれて赤茶けた部分が見られ、そこに布と紐が巻かれていたのだ。
確かに頭上注意の看板が痛々しい。

20111107c
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

回り込んだ枝に巻き付いた布と垂れた紐が服のように見えて、しかも夜の街灯に照らされてあのような雰囲気の写真になったのだ。
幽霊の正体見たり枯れ尾花とはよく言ったもので、結局原因が分かればなんだという結果になってしまった。

20111107m
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

大半のお化けの写真もきっとそんなものかも知れない。
ほんの少しだけ残念に感じている自分にちょっと驚いた。
帰り際にはいつものラーメン屋さんに寄って、ビールと塩ラーメンを注文した。

2011年11月 6日 (日)

なんか写っている....

かれこれ20年以上写真をやってきたが、今まで微妙なモノが写り込む事は数枚はあったにせよ全てに説明が付くものだった。
ところが先ほど2週間ほど前に撮った夜の写真を整理していたところ、1枚の写真に「なんだコレは?」という得体の知れないモノが写っていた。

20111106a
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

左上に巨大な何かが写り込んでいる。
因みにトリミングしてみる。

20111106b
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

夜間に撮ったモノなので写真がブレを起こしているのは仕方がない。
写真左上方に布をまとったような半透明にも見える人物らしきものが写っている。
現像ソフト上で最初に気づいたときにはギョッとした。

自分としては心霊写真の類いは基本的に信用していない。
トリックやシミ・模様、光学的な現象が原因だと思っている。
自分を納得させるためにも後日、この写真を撮った場所にもう一度出かけて再検証して来る。

それで理由が付かなければお祓いだ。

2011年11月 5日 (土)

Leica Elmarit S30mm/2.8ASPH.発表

虎視眈々とS2の広角レンズであるLeica Summarit S35mm/2.5ASPH.を狙っていたのであるが、ここに来て魅力的な製品が発表された。
Leica Elmarit S30mm/2.8ASPH.である。

ライカ、Sシステム用の広角レンズ「エルマリートS f2.8/30mm ASPH.
デジカメWatch

35mm判換算で24mm相当の広角レンズとなる。
困ったなあ、こっちにも食指が動いてしまう。
お値段の関係で両方とも購入というわけにはいかないために、どちらかに絞り込む必要がでてきた。

      20111105a_3

S35mm(35mm判換算で28mm)と比べると、28mmか24mmかのレンズになるのだ。
当然スタジオ撮影はやらないのでCSではない方のレンズをチョイスしたい。

因みにどのくらいの画角変化があるのか、マイクロのレンズで比較してみる。
28mm域はG14mm/2.5、24mm域はM.ZD12mm/2.0を使用した。
それぞれ、2mの距離からSレンズと同じF2.5とF2.8で撮影した。

換算24mm

20111105z

換算28mm

20111105x

うーん、かなり違うなあ。
ただ、S30mm(換算24mm)はパースがつきやすいので構図に結構注意が必要になる。
S30mmをトリミングして28mmにする事は出来るが、その逆はできない。
でも、値段はS35mmの方が15万ほど安くなるし重量も130gほど軽くなる。

20111105y
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

ああ、もう決められない。
以前にS35mm/2.5をS2に付けてファインダーを覗いたときに、殆ど歪曲がなかったのでこれで決まりでしょうと思っていたのに....。
仕切り直しですね。

2011年11月 4日 (金)

Nikon D800の噂

先日、Nikon D3の写真を出したので今日は最近のNikonのことを。
現時点で私はNikonのボディを持っていないので、どこまで書いていいのか分からないがD800についてのちょっと気になる情報がある。
やや古い情報になるのだが、

ニコンD800はD3X後継機が必要ないと思うほどの性能?
デジカメinfo

Nikon D700の後継機種はD800というネーミングで、センサーは3600万画素と100%ファインダーを搭載してくると言う。
これにはかなり驚かされた。

20111104b
Nikon D700+AF-S NIKKOR24-70mm/2.8G ED

価格は30万円前後に抑えてくると言う。
もし、事実だとすると相当ハイコストパフォーマンスな機種になる事は間違いない。
自分もD700には相当お世話になったため、このスペックで発表されるならばかなり魅力的な製品になるだろう。
だが、自分はこの噂にはかなり懐疑的に感じている。

20111104c
Nikon D700+Voightlander ULTRON40mm/2.0SLII

今までのNikonの販売パターンからすると、まず高額なD一桁機を発売してから後日その廉価版であるシリーズをぶつけてくる。
販売戦略としては妥当なやり方であろう。

20111104a
Nikon D3+AF-S NIKKOR24-70mm/2.8G ED

ところがD4より先にD800を発売してしまっては、ドル箱機種であるより高額なD4の販売促進に響いてしまうのではないかという事だ。
それにもう一つ、センサーに3600万画素のセンサーを載せている事だ。

20111104d
Nikon D700+Ai AF ZoomNikkor24-85mm/2.8-4.0D

私は3750万画素のS2を使っているので、フォーマットサイズこそ異なるが似たような解像度をえられると思う。
だが、これだけの解像度を持つセンサーは本当に手ぶれがシビアなのだ。
Nikonには手ぶれ補正付きレンズが揃っているとはいえ、この解像度では手持ちは相当きついだろう。
比較的廉価なコンシューマーフルサイズにこれだけの繊細なセンサーを載せてくるのはちょっと考えにくいのだ。

20111104e
Nikon D700+Ai AF ZoomNikkor24-85mm/2.8-4.0D

だが、絶えず進化しているデジカメを考慮すれば、そういう時代になってきているのかも知れない。
高感度撮影が得意なメジャーどころのメーカーには、シャッター速度でブレを抑えるという方法がある。
その辺を踏まえてという事なのだろうか。

いずれにしても、このところEOS1DXやD800など魅力的な製品が目白押しだ。
しかし、ライカS2と心中覚悟を決めた私にとって、垂涎モノのこのような機種は残念ながら指をくわえて見ているだけしか出来ないのだ。
でも、ひょっとしたらレンズ資産の関係でEOS1DXは....、いや、やっぱり分からないなあ。

2011年11月 3日 (木)

画像のサイズ

ここ数日、ブログに表示する写真のサイズを大きめに変えてみた。
今まで小さくアップしていた理由は、手ぶれや余計なモノが映り込んでいる事を誤魔化せるという、恥ずかしさとの葛藤の結果だったのだ。

20111103a
Nikon D3+AF-S NIKKOR24-70mm/2.8G ED

最近、色々な方の写真・カメラ系ブログを見て回っていると、こんなに小さくアップしているブログはあまり存在しない事に気づいた。
なのでほんの少しだけ、最大幅径を300ピクセルから400ピクセルにアップすることに決める。
まあ写真をクリックすれば今まで通り大きめの画像が表示されるのは変わりない。

20111103b
Nikon D3+AF-S NIKKOR24-70mm/2.8G ED

ブログを2年近く続けているせいか、当初の小さめに写真をアップしようという謙虚さが徐々に失われ、今では大きくアップするかとちょっと大胆になってしまった。
さらに2年後にはどうなっているのやら

2011年11月 2日 (水)

LUMIX GX VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH.(実写と感想)

先日の標準ズームに続いて45-175mm/4.0-5.6の感想である。
こちらの望遠ズームも、先日同様かなりのお勧めズームだ。

20111102c

このズームの長所は手ぶれ補正が大幅に強化されたPOWER O.I.S.を搭載している事に他ならない。
実は私が知るパナ製望遠ズームの手ぶれ補正の能力はG45-200mm/4.0-5.6のそれだけであり、実際に補正能力に関してはあまりいい印象を持っていなかったので早々に手放してしまった。
Powerが付いた新型O.I.S.の能力に密かな期待を持っていたのだ。

20111102a
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ45-175mm/4.0-5.6

購入してすぐにGH2に取り付け、ファインダーを覗いたときの興奮は凄まじかった。
EVFに写し出されている揺れるドアノブ画像がスッと固定されることを確認したとき、VarioElmarit14-50mm/2.5-3.5などで不安に感じたO.I.S.からの性能アップに隔世の感を実感したほどだ。
ようやくメジャーどころに並んだのではないか。

20111102g
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ45-175mm/4.0-5.6

さすがに食いつき感はメジャーに一日の長はあるが十分なレベルにある。
初期のO.I.S.から見れば奇跡レベルと言っていいだろう。
もちろん、今後もさらなる性能アップを期待している。

20111102b
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ45-175mm/4.0-5.6

さて、このレンズのもう一つの長所はマルチ アクチュエータ フローティング インナーフォーカスによる、完全なインナーズームを実現している事だ。
F値可変の望遠ズームでは珍しい。
ズーミングにはズームリングかズームレバーを用いる。

20111102d
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ45-175mm/4.0-5.6

ところがズームリングを使用したときに少し違和感を感じた。
ズームリングを回したときのルルル....といった微妙なモーターの震動は、どうやらリングとズーミングを機械的に稼働させるのではなく電子的に行っているように思われる。
リングの回し始めに若干のタイムラグがある事と、リングの回す感覚とズーミングに一体感がないのだ。
つまりズームリングの回転速度に差を付けた場合に、リングとズーミング速度との一致感を得られていない気がする。

20111102e
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ45-175mm/4.0-5.6

まあネガティブな感想はいくつかあれど、実際にレンズ性能に関してはかなりいい望遠ズームであろう。
逆光にも強く、高品質な光学性能をこれだけコンパクトなレンズにまとめ上げたパナソニックは大したものである。
因みに球場での望遠ズームによる撮影は、メガホン持っての応戦の真っ最中なので全て片手撮影なのだ。

20111102h
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ45-175mm/4.0-5.6

210gしかない換算350mmズームを片手で手軽にEVF撮影できるのだ。
POWER O.I.S.という強力なサポートを得て、且つ逆光に強いコーティング、そしてインナーズーム....。
何というポテンシャルを秘めたズームレンズなのだろう。
今のところ、GXズームだけでみれば標準ズームよりこちらの望遠ズームの方が私にとっては上なのだ。
理由は単純で、標準ズームは前に述べたトリアスレンズで代替できるからである。

20111102f
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ45-175mm/4.0-5.6

レンズが増えても重量を軽く、そしてコンパクトに抑える事が出来るマイクロフォーサーズシステム。
かなりシステムが充実してきましたよ。

LUMIX GX VARIO PZ 45-175mm/F4.0-5.6 ASPH.

スペック
テスト撮影
実写と感想

2011年11月 1日 (火)

LUMIX GX VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH.(実写と感想)

このレンズは「個人的に」おすすめだ。
パワーズームという特殊なギミックの付いたこのズームは、評価を決めるにはかなり個人の主観が混ざると思う。

20111101d_2

やはり、なんと言ってもズームレバーの存在だろう。
今までのズームレンズは殆どがズームリングを回す事で焦点域の変更を行ってきた。
それが此のレンズでは根底から覆されるのだ。

20111101a
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ14-42mm/3.5-5.6

しかし、だからといってリングのない鏡胴をグリグリ回そうとしたり、間違えてレンズを外してしまうなどという事は起こらない。
意外とすんなりズームレバーを使いこなすのだ。

20111101e
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ14-42mm/3.5-5.6

だが、微妙な画角変更は苦労する。
リングタイプと異なり、初めての使用では微調整に戸惑う欠点がある。
まあ、慣れの問題でもあるのだが。
それでもズーム時に鏡胴の長さに殆ど変化のないこのレンズは非常に使いやすい。

20111101f
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ14-42mm/3.5-5.6

電源OFF時には鏡胴は沈胴され、パンケーキサイズにまでコンパクトに収納される。
このこれだけの長所を持つレンズは他にはない。
当然、写りも素晴らしい。

20111101h 逆光
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ14-42mm/3.5-5.6

特にパナ製ボディとの組み合わせは、広角時の周辺域色収差の出現も抑えられ開放から使える最高のペアとなる。
此のレンズに他に欠点があるとしたら何であろう。

20111101b ネコが消えた
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ14-42mm/3.5-5.6

やはりバッテリーの大食らいという事ではないだろうか。
動画も静止画もガンガン撮りますという人は、まず間違いなくスペアバッテリーが必要になると思う。

20111101c
Panasonic DMC-GH2+Lumix GX PZ14-42mm/3.5-5.6

パワーズームが苦手という人も、とりあえず使えば使いこなす事が可能だ。
しかし、嫌々使えば撮れた写真にも愛着は持てないであろう。
私はパワーズームにこそ拘りはないが、ズーミング時の鏡胴の伸長が殆ど分からない事が非常に気に入っている。
パワーズームや軽量化、電源オンオフによる自動沈胴の有無など、人それぞれのツボは様々だ。
もし、このレンズの何処かに惹かれるポイントがあったら是非触れてみていただきたい。
最初から否定的な結論ありきで見るのでなく、中立的な見地から触れてみるとこのレンズの良さが、写りがきっと分かってもらえると思う。
「個人的に」かなりお勧めのレンズです。

LUMIX GX VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH.

スペック
テスト撮影
実写と感想

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