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2011年12月16日 (金)

ライカS2な日々 1

このところマイクロばかりだったので、ご無沙汰であったライカS2を引っ張り出して撮影してみた。
マイクロに比べズシリとくる重量感、大きくて見やすいファインダーにシャッターを押すときの独特の緊張感。

20111216a

シャッター音は小さく、やや高音な軽めの金属音からなる。
だが大きいミラーにも関わらず、共振など無縁なガチガチシャッター音のような不思議な感覚がある。

20111216b
Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.

このカメラを持ち歩いていると、交換レンズは標準に広角の2本までだなとつくづく感じる。
3750万画素のセンサーにラージフォーマット。これだけで手振れの発生する要因は揃いすぎている。
自分の力量からすると望遠やマクロなどはやはり三脚必須であろう。

20111216c
Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.

本来、このカメラは手持ちメインのために購入した機種だ。
ある意味、究極の手持ち高画素一眼はセンサーがAPS-C相当のSIGMAのSD1だけかもしれない。
しかしSD1にもいくつかの問題があった。
単純にそちらに戻るという訳にはいかない。

20111216d
Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.

自分の手持ち技術からすると、ライカS2では標準70mmがギリギリ手振れを抑えられる焦点域のような気がする。
うまい人はきっとペンタックスの645Dでも手持ち撮影できるのだろう。

20111216e
Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.

そんなに手振れが怖かったら小さいセンサーを使えばいいのにと思う人もいるであろう。
だが、ラージフォーマットの高画素センサーはやっぱり魅力的だ。
ラージフォーマットでありながら唯一の一眼ライクなデザインを持つデジタルカメラ。
外に持ち出しても、普通の一眼に見られているので気兼ねなく下手な写真を撮影できる。

....このカメラに惚れてしまったのだ。仕方がない。
ライカS2よ、上手くない写真ばかりであるが、もう少し私に付き合っておくれ。

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