F値はF2.8
デジカメinfoさんに非常に気になる記事が掲載されていた。
パナソニックの大口径ズーム(12-35mmと35-100mm)のF値はF2.8
デジカメinfo
どうやら今年発売予定のパナソニック製大口径ズームのF値は2.8ということになるらしい。
私にとっては重大な記事であり、そして残念なニュースであった。
今でこそかなりまともになったとはいえ、マイクロフォーサーズセンサーの高感度撮影は大型センサーに比べると得意とは言えない。
様々な撮影シーンではやはりISOのために、明るいレンズでシャッター速度を稼ぐのが本道であろう。
F2.8ではAPS-C以上のセンサーを搭載するカメラと変わらぬシャッター速度しか稼げない。
僅かでも良かったのでF2.5クラスの明るいズ-ムレンズ群が出せれば、APS-Cセンサー以上の搭載カメラらにマイクロフォーサーズの武器として一つのアドバンテージが得られるのではないかと考えていたからだ。
実はこの大口径ズームレンズ群にはかなりの期待を持っていた。
メイン機材の主力レンズとして活躍してもらおうと考えていたのだ。
それ故にいくら何でも凡庸なF2.8という事はないだろうと、勝手ではあるがマイクロフォーサーズの未来を担うフラッグシップレンズとしての期待があった。
Canon EOS1Dmk2+EF70-200mm/2.8L IS USM
F2.8という明るさは、昔から大口径ズームレンズとしての一つのステータスがある。
小型センサーのマイクロフォーサーズだからこそ、レンズを小型化できる利点からこの数値を超えるという可能性があるのではとずっと思っていた。
しかし現実では違った。
パナソニックは大口径ズームレンズ群も小型軽量を目指しているのであろう。
すでにコンパクトなPZ14-42がありながらでも。
それはそれで仕方がないだろう。
Panasonic GX1+Olympus M.ZD45mm/1.8
私のメイン機材であるマイクロフォーサーズは今日で終わった気がする。
マイクロのモチベーションが極めて低下してしまったからだ。
これからまたマウント選びで迷走することになるのかも知れない。
今後の主力機材を選ぶ方向として以下のことが考えられる。
1.今後のレンズ開発の進捗に期待しながらパナソニック中心で様子を見る。
今のご時世だとするとかなり厳しいかも知れない。
2.パナソニック中心のマイクロ機材からオリンパス中心へシフトする。
オリンパスの方がまだレンズに関してはチャレンジャーな気がする。
3.マイクロを止めて話題のFujiフィルムXマウントへ移行する。
ただ、これはAPS-Cなのでやや機材が大型化する可能性が高い。
4.マイクロを止めてライバルのNEXEマウントへ移行する。
これもAPS-Cサイズなのでシステムが巨大化しやすい。
5.マイクロを止めて小型なペンタックスQマウントへ移行する。
これは小型だが、魅力あるボケは難しそうだ。
6.マイクロを止めてコンパクトなNikon1システムへ移行する。
現実的でいい線だと思うが、やはり魅力的なボケを生み出すのは難しそうだ。
7.マイクロはつなぎとして、キヤノンミラーレスに期待する。
まだ発表すらされていないので何とも言えないが、センサーサイズがG1Xに搭載されているサイズ程度のセンサーならばこれが筆頭か。
はあ、ショッキングな記事を見たのでちょっと凹んでしまった。
F2.8もF2.5も変わらないと思われるかも知れないが、F2.8の壁を破る可能性のあったマイクロには密かな、そして熱い期待をずっと寄せていたのだ。
あ、でもオリンパスのZD ED14-35mm/F2.0SWDはやり過ぎだと思いますが、あれはあれで評価したいですね。
とりあえず明日明後日でマイクロのシステムを切り換えることはしない。
上の選択肢だと7.あたりで様子を見ようかな。
でもよく見るとミラーレスって歴史は浅いがマウント数がかなりありますね。
さて、このズームレンズ群はどうするか。
購入は控えると思うが、発表されたら物欲が増してしまって一時的には買ってしまうかもしれないなあ。
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