Leica DG Summilux25mm/1.4ASPH.とフード
レンズのデザインは大切だ。
私にとっては、デザインが気に入らないからと高品質なレンズをあえて避けていたほどにその意味合いは大きい。
そしてさらに重要なのがフードだ。
その組み合わせによっては、レンズがキノコの出で立ちのように変わってしまう様は悪夢としか言えないほどである。
さて、ここにあるのはマイクロフォーサーズマウントのお気に入りレンズである、パナ製のLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.だ。
このレンズは逆光に弱いというわけではないのだが、フードを付けるようにしている。
理由は、マイクロフォーサーズレンズに関しては私は保護フィルターをつけないからだ。
そのため前玉の保護という概念からもフードをなるべくつけるようにしている。
実はこのフードのデザインにちょっと困っている。
見て分かるようにかなり大きいフードなのだ。保護的な意味合いからはいいかもしれないが、レンズと同じほどの大きさでバランス的にも取れているとは言いがたい。
もちろん、個人的な感覚が人それぞれあるので問題ない人はそのままでいいのであろう。
だが、私の場合はそうはいかない。
前玉保護のためにも、デザインのマッチする別フードを探す必要があるのだ。
と言うわけで、いくつか自前で揃っているフードの中から探してみましょう。
比較対象のために何も付けていないコントロールをまずは表示しておく必要がある。
GH2に取り付けたLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.の写真と上から見た全体写真だ。
【コントロール】
一番スタンダードでデザインが取れている。
まあ、年中見ていたので慣れと言う事もあったであろう。
【純正フード パナソニック製:H-X025】
やはり大きい。
欠点は純正なのに逆さまにかぶせて仕舞うことが出来ないことだ。
Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.のフードですら逆さまに取り付けられるのに。
うーん、やはりフードが大きすぎる気がする。
それにレンズキャップの取り外し取り付けにも一々フードを外さねばならないのが面倒くさい。やろうと思えば出来るが指がつりそうだ。
でも長く画像を見ているとまんざらなデザインでもなくなってきてしまうので、早めに次に行きましょうか。
【他社製メタルフード エツミ製:46mm】
これはそのまま46mm口径のフードを持ってきた。
ダイレクトに取り付けられるし、コンパクトである。
・・・・・・・・。
カワハギかウマヅラハギのような口のフードになってしまった。
好きな人は好きかも知れないが、自分としてはパスしたい。
だが、ケラレは見られず実用性は高い。
因みに52mmレンズキャップでフードをカバーできる。
【他社製メタルフード エツミ製:58mm】
口径58mmのメタルフードである。
先の46mmではおちょぼ口なってしまうので、若干口径の大きいフードを持ってきた。
当然ながら口径が合わないのでこのままでは取り付けられないが、46mm-58mmのステップアップリングを使用することで装着可能となる。
あっ、自分的にはちょっといいかもしれない。
フードは逆さまにするとちょうどフォーカスリングの辺りでとまる。
フードを付けっぱなしにするときは、62mmのレンズキャップでカバーできる。
【他社製メタルフード エツミ製:62mm】
先のフードより一回り大きいモノも用意してみた。
当然58mm-62mmのステップアップリングを別途用意する。
迫力が出てきた。
ステップアップリングを二段にした事で、フードとレンズ接合部のくびれになだらかな傾斜を保てたようになりデザイン的にもまあまあいいのではないかと。
メタルフードは67mmのレンズキャップでカバーできる。
【他社製メタルインナーフード エツミ製:Lumix G20mm/1.7専用】
俗に言うフジツボフードである。
本来はG20mm/1.7専用なのであるが、フィルター口径が同じ46mmなので代用できる。
意外とコンパクトでよろしい。
元のコントロールと非常に雰囲気が近いので、フードが邪魔という人はこれもありかも知れない。
37mmのレンズキャップでカバーできる。
【純正フード パナソニック製:H-ES045】
このフードはパナソニックのLeica DG MacroElmarit45mm/2.8ASPH.専用の純正品である。
口径が同じ46mmなのでこれもはめ込むことが可能なのだ。
純正だけあってよく似合う。
H-X025に比べてレンズキャップの取り外しも苦にならないし、一番現実的な選択かも知れない。
四角いフードが駄目な人は他の選択肢を選ぶことになるのだろう。
さて、私的にはどれを選ぶかというと、やはり一番最後のH-ES045をチョイスしたい。
だが、エツミ製の58mmメタルフードやG20mm/1.7専用メタルフードも捨てがたいモノがある。ちょっと悩むところですね。
この辺は完全に個人の嗜好次第だ。
さっきのG20mm/1.7専用メタルフードは、DG Summilux25mm/1.4を開放使用してもF16でもケラレは見られないから実用的にも問題はないが、保護フィルターを付けてのケラレの確認はしていない。
今回の私のようにデザイン優先でなく、遮光効果を最も重要視する人は無難に純正のH-X025をチョイスするのが吉であろう。
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