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2012年1月22日 (日)

Leica MacroElmarit R60mm/2.8(スペック)

R型ライカを始めたときにElmarit35mmに次いで、2番目に購入したレンズである。
とある雑誌で、是非一家に一本とお勧めされていた。
実際にマクロプラナーよりもこちらを選び、最後まで残したRレンズであった。

20120122a

購入したのはROMタイプの最終型である。
前にも述べたが、Rレンズは発売されるであろうデジタル化されたR10を考えていたので、手に入れたレンズは全てROM化された最新タイプだった。

20120122b1 20120122b2

現在、Rレンズをデジタルで使う場合はいくつかの方法がある。
R8/R9に対応しているデジタルモジュール(DMR)を使う方法、そしてR型レンズに対応しているマウントアダプターを介して他社製デジタルカメラに取り付ける方法だ。

簡単なのは後者であるが、前者の場合はディスコンのため手に入れにくいのと1.3倍換算になる事、そして何より使用上のレスポンスの問題がある。
手軽に使うならマウントアダプターを選択するのが吉であろう。
だが簡便なマウントアダプター方式にも欠点がある。
実絞り撮影になることだ。

20120122c

これが嫌で、以前は結局フィルムカメラのRを使っていたほどであるが、フィルム機を全て手放した今となっては実絞りを受け入れなくてはならない。
そこで便利なのが電子マウントアダプターである。

20120122d

これが付いているタイプのアダプターを選べばフォーカスエイドを利用できる。
目の悪い私に撮っても非常に有り難い一品なのだ。
ただ、この電子マウントアダプターにも欠点がある。
ボディーの機種によっては全く認識されないことだ。

たとえば当時使っていたEOS1DsMk2やフィルムのEOS7では全く認識されない。
最初壊れているのではないかと思い、返品を繰り返してしまった。
お店の人、申し訳ない。
先日購入したEOS5D2で初めて認識されたので、おぉと驚き喜んで撮影しまくった次第なのだ。
注意が必要である。

Macroelmarit60

では前置きが多くなってしまったがスペックを諸々。
サイズは67.5x62.3mm、重量は400gだ。
フィルターサイズは55mmである。

20120122g

レンズ構成は5群6枚、絞り羽根は6枚である。
まあ設計が古いレンズであるからして、ナノクリの類いや非球面などといった気の利いたモノはないが、なかなかどうして写りは優れていいる。

20120122f
Canon EOS1DsMk2+Leica MacroElmaritR60mm/2.8

絞り羽根は6枚。
点光源などをぼかすと正六角形の光源になる。
円形ではないがこれはこれで面白い。
最短撮影距離は27cm、最大撮影倍率はハーフマクロであるために0.5倍。
専用のマクロアダプターを介することで等倍撮影が可能になる。

20120122h

インナーフォーカスではないためにピントリングを回すと鏡胴がググッと伸びる。
金属製の鏡胴のため質感は良くピントリングもほどよい重さで回せる。

20120122i

さて、それではEOS5DMk2に例のマウントアダプターを取り付けて覗いてみたい。
開放値F2.8のハーフマクロであるから、被写界深度はちょっと余裕がある。
手持ちで十分行ける。

20120122j

ヒントが合焦すると、ファインダー内のAFポイントが赤く光り、下部のフォーカスエイドが点灯し電子音がピピッと鳴る。
それでシャッターを押せばOKだ。
簡単である。

20120122k

しかし、実絞りのレンズを使う上でやっかいな事がある。
露出の調整だ。それだけならば大した問題ではない。
被写体の色や明るさによって、露出を真ん中に合わせたり、左右に振ったりするのだが、このキヤノンのダイヤルの向きがNikonに比べ逆なので混乱する。
直感の方向ではないのだ。
なのでファインダー内の露出メーター上に架空の歯車をイメージして、それをダイヤルで回す様にしている。(笑)
いつかは慣れるのかしら?

とまあ愚痴も書いてしまったが、このレンズのいいところはやはり写りだ。
実はこのレンズは開放だと周辺減光(ビネッティング)がやや目立つ。
ただ、その味わいが何とも言いがたい雰囲気を出してくれるのだ。
最新型のマクロレンズにはない僅かに匂うレトロな雰囲気。

次回はテスト撮影と行きたいところだが、まだ撮影してなくて実写の方が先になるかも知れない。
まあ、順番はあまり気にしないでマッタリ行きましょうか。

Leica MacroElmarit R60mm/2.8

スペック
テスト撮影
実写と感想

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