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2012年2月 4日 (土)

金環日食な日々 3/ミラーレス

先日、予想通り望遠レンズによる通常撮影ではミラーショックによるブレというDSLRの構造上避けられない問題が出てきた。

20120204j

ミラーを上げた状態で震動を伴わぬミラーアップ撮影という方法もないわけではないが、ミラーを上げている間はファインダーが見えなくなるという欠点もあるのだ。
そこで登場してもらうのがミラー構造を持たないミラーレスカメラ、つまりマイクロフォーサーズやNEX、Nikon1といったカメラ達である。

20120204m

今回使用するのは私の愛用しているミラーレスカメラであるマイクロフォーサーズを使って、金環食に応用できないかという検証をしてみる。

マイクロは焦点距離を2倍換算できるので望遠撮影には非常に強い味方となる。
ミラーレスはパナソニックのGH2を選んだ。本当はより小型のGX1を使用したかったのであるが、諸事情によりGH2で代用する。

20120204l_2

主軸となるレンズはCanonのEF300mm/4.0L IS USMなので、マウントの形状が異なってレンズとボディを装着することが出来ない。
そこで登場していただくのが、アクセサリで述べたEF-M4/3マウントアダプターである。

20120204k

これをレンズとボディの間に介することで、EFレンズとマイクロフォーサーズカメラをつなぐことが可能となるのだ。
しかし、マウントが電子接点を持たないためにAFだけでなく、重要な絞りのコントロールが出来なくなってしまう。

この理由が、絞り環を持たないキヤノンEFレンズとマイクロフォーサーズの融合の敷居を上げてしまっていると考える。
開放の明るいレンズとしてしか使えないのだ。
しかし、それを回避する方法がないわけではないが、それはまた今度に機会に。

20120204i1 20120204i2

EF300mm/4.0L IS USMの絞りはF8に設定してテレコン1.4xを装着する。
これにマウントアダプターを介せば、300mmの望遠レンズが換算840mmの超望遠レンズに早変わりする。
恐ろしいことだ。

前置きが長くなったが、早速ミラーレスによるブレのテストしてみよう。

被写体はいつも高感度撮影に使っている置物の時計を使った。
細かい数字が書いてあるのでブレの確認にちょうど良いからだ。

20120204s

テスト方法は極力震動を控えさせるため、頑強なRRSの三脚TP-243に、同じくRRSの大型雲台BH-55を取り付け、そこにEF300mm/4.0L IS USMの三脚座をセットした。
この状態で、「通常の指押し撮影」と、「レリーズ撮影」を複数回行い、平均的なブレの写真を選択する。

またこの検証のコントロールとして、EOS7Dでも同様の条件で「通常撮影」と「レリーズ撮影」、そして「レリーズ+ミラーアップ撮影」を行った。
写真は分かりやすくするため全てトリミングしてある。

【Panasonic DMC-GH2+EF300mm/4.0L IS USM+Extender EF1.4xIII


通常撮影(指押し)

20120204a1

レリーズ撮影

20120204a3

GH2による撮影では、さすがに指押しでこそブレが確認できるが、レリース撮影ではブレは認められないようだ。
つまりこれはシャッターを押す力でカメラが動いていると言う事なのだろう。

レンズを棒として見立てれば、横にした棒を中央で固定して片方の端にショックを与えているようなモノなのだろうか。
その場合、中央部の三脚座が支点として反対側のレンズ先端にも影響が出ている可能性がある。

【Canon EOS7D+EF300mm/4.0L IS USM+Extender EF1.4xIII】

通常撮影(指押し) 
20120204b1

レリーズ撮影
20120204b2

レリーズ+ミラーアップ撮影

20120204b3

先ほどのミラーレス撮影では強固な三脚に脚座を取り付けても、普通にシャッターを切ればブレを生じていることが分かる。

一方、こちらのDSLRでも指押しでは前者と同じ原因と考えられるが、それに加えミラーショックが大きな要因と思われる。
実際に前回の検証で、レリーズだけでもブレが認められるからだ。
ミラーアップ撮影に関してはまったくブレは認められない。

20120204d

いずれも場合もレリーズは必須だ。
ちなみにカメラにレリーズのコードをそっとかけただけでも、液晶に映し出される被写体が震動で揺れているのが分かる。かなり敏感だ。

20120204c7

まあ、写真の比較が分かりにくいと思うのでトリミングだけを並べてみた。
クリックにて拡大される。

20120204e

先日にGITZOの軽量三脚トラベラーを使用したとき、EOSのレリーズだけの場合でもブレが僅かに確認できたが、このような頑強なTP-243三脚を使用した場合はレリーズのみでもブレは殆ど分からない。
ミラーショックがあっても結構押さえ込まれているらしい。

やはりこのクラスの焦点距離になってくると三脚・雲台でかなり変わってくるようだ。
使い勝手はDSLRの手押し撮影がレスポンスや絞りの臨機応変な変更などで使いやすいが、ブレの問題から現時点ではやや厳しい。
やはり三脚・雲台も兼ね併せて考えねばならないだろう。

頑丈だが低くて使いにくい三脚か、華奢だが全高があり使いやすい三脚か・・・・。

いずれかの選択が必要と思われるが、これは実戦で使って決めてみた方が良さそうだ。
ちなみにミラーレスでバリアングル液晶を持ったGH2は両方の三脚に適応できると思われる。

20120204g

ただ、今回ミラーレスを使って感じたことは、キヤノンのEFレンズでMFを行うことがかなり至難の業であることだ。
AF前提の設計のためか、とにかくピントがシビアなのだ。

GH2の背面液晶にMFアシストを起動させて、微妙な力で少しずつピントリングを回して行く。
上手い人は問題なかも知れないが、私は眼の悪さも相まってえらく苦労してしまった。

20120204h_3
Panasonic DMC-GH2+EF300mm/4.0L IS USM+Extender 1.4xIII

今回の検証からではDSLRともミラーレスとも決めかねない。
次回、実際にDSLRとミラーレスは、どちらの三脚が使いやすいか太陽とほぼ同じ大きさである月を撮影して考えてみたい。
月の表面にはクレーターがあるのでブレの確認も出来るから一石二鳥だ。

1.プロローグ
2.アクセサリー
3.DSLRの震動
4.ミラーレス
5.三脚と雲台
6.とりあえず月を撮ってみよう
7.秘密兵器
8.秘密兵器の効果
9.太陽撮影の準備
10.太陽撮影とシャッター速度
11.解像度をもう少し
12.エピローグ
13.番外編

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コメント

こんにちわ。
もし、勘違いだったらすみませんが、
レンズのISをONにされてませんか?
一般的な話では、三脚をつけたら手振れ補正はOFFにしなければならないと聞きますが、実際、どのくらい違うのかは試したことありません。

もし、ONで撮影されてた場合、OFFでのテストもお願いしたいです☆

これは失礼しました。
基本的なことを書き忘れていましたね。
一応、手振れ補正はOFFに設定してあります。

ISがOFFの時に、ISユニットがどのような状態で固定されているのかは分かりませんが、他の非ISレンズに比べて固定が甘いという事はあるのでしょうか。
このレンズはかなり初期のISなので、気になり出すととまらなくなってしまうんですよ。

ISがONの時のテストもしてみたいですね。
シャッター速度を遅くした方がはっきり分かると思います。

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