DMC-FT4を使ってみる
先日FT3から買い換えたFT4。
3から4への基本仕様の変化はないようであるが、本当に変わっていないのか実際に見てみようと思う。
FT4はパナソニックから発売されている最新型のタフネスコンデジだ。
防水能は12m、防寒能-10℃、耐衝撃能は2mを誇る。
35mm換算では28-128mmまでの手振れ機能内蔵のズーム(F3.3-5.9)を持つ。
だが前述の通り、これは旧機種のFT3と同様のスペックである。
同じなら同じでかまわないのであるが、少しでも光学性能が改善されていればと淡い期待を持って検証してみる。
被写体はいつものイヌの置物。
被写体までの距離は2m。ISOは100、WBはAUTO、暗部補正と超解像はOFFにした。
ズームなので、ワイド端とテレ端を載せてみた。
天気のこともあるが、ややハロっぽく写っているため、シャキッとした絵にならない。
特にワイド端では空が映り込んでいる上方でフレアが激しい。
タフネスコンデジという特性上、平坦な筐体にインナーズームと無理をしていると思うので、ある程度の光学性能は受け入れねばならないだろう。
このFT4はデジタルズームで500mm相当まで焦点距離を伸ばせる。
しかし、相変わらずフレアは激しい。
まあ、当然光学ズームではないので画質は落ちるが、咄嗟の時に役立つこともあるかも知れない。
ちなみにハロの件であるが、晴れているときの同じ条件でFT4を撮影したものである。
この写真でも、上方に僅かではあるがフレアっぽさが残っている。
ここで、FT3と比較してみる。
左がFT4、右がFT3である。
下段はそれぞれの写真のトリミングである。
・・・・。ひょっとしてFT4はFT3よりコスト削減してませんかね?
たとえばコーティングとか、硝材とか。
まあ、同じ条件で撮影したわけ出ないので何とも言えないが。
実は直前に水中撮影をしているので、レンズ表面が汚れているだけかも知れない。
ただ、今までにもそういった現象は一度も無かった。
これは一度再検証が必要だと思う。
次に最短撮影距離で撮影してみた。
それぞれ開放で撮影してある。
このあたりはコンデジらしく非常に使いやすい。
ワイド端からテレ端のマクロ撮影は被写体に応じて使い分けるといいであろう。
特にテレ端はそこそこ思ったよりぼける。
とくにズームマクロモードでは相当アップにすることが出来る。
もちろん、手振れが付いているとは言え、F5.9なので注意が必要だ。
今回の結果からFT4は、やや消化不良な感じがする。
やはり水没させた直後だったので、レンズが汚れていたのだろうか。
テスト撮影のやり方がまずくて、持っているポテンシャルを引き出せないだけかもしれない。
そこで次回は、レンズのクリアさを再確認し、今回OFFにしていた「暗部補正」と「超解像」をONにして比較してみようと思う。
頼みますよ、FT4。
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