DMC-FT4とFT3の高感度比較&その他
さて、先日はキヤノンの最新機種である5D3の高感度をチェックしてみたが、今回はパナソニックの最新機種であるFT4の高感度を見てみようと思う。
もちろん、5D3と比較する気はない。
センサーサイズが雲泥の差ほどあるのだ。比較するだけ時間の無駄であろう。
なので、昨年撮影したFT3との比較をしてみようと思う。
FT3とFT4は殆ど機能が変わらないまま最新機種として発売してきた。
本当にセンサーもレンズも何も手を加えていないのだろうか。
ほのかな期待を込めて一応チェックしてみましょうか。
もちろん、レンズ部はきれいに磨いておいた。
先日と同じように鳥の糞で汚れているイヌの置物(ポンちゃん)で撮影した。
FT4はISOが100・200・400・800・1600の様に分けられている。
これにAUTOとiISOが混じるのであるが、今回は100から1600までを検証する。
【高感度テスト】
被写体までの距離は2m、ワイド端である換算28mm域で撮影を行った。
左の写真は全体像、右の写真は中央部トリミングである。
さすがにセンサーが小さいためか、コントラストの低下がISOの上昇に従って徐々にみられている。
中央部トリミングを見れば、同様にISOが上がる毎にディテールは劣化していく。
まあ、コンデジのセンサーなので仕方のないところではあるかも知れないが、自分的許容範囲は厳しく見ればISO400程度、大甘に見ればISO1600までOKといったところであろうか。
ここで、分かりやすいように一覧として全体像とトリミング像をまとめておく。
【FT4/FT3比較】
さて、次にFT3と本当に同じなのかを見てみようと思う。
FT4の写真と昨年の3月11日に撮ったFT3の写真を比較してみたい。
因みにFT3のISO1600の写真を撮っている最中に、例の東日本大震災が起きたのを覚えている。
タイムスタンプは14時48分になっていた。
FT3とFT4は撮影条件は天候と微妙なポジションの違い以外揃えた。
左がFT4、右がFT3である。
下の写真はその中央部トリミングである。
ISO100から800までがほぼ同じようだ。
ところがISO1600の画像であるが、FT4の方が若干ノイズが良いように感じるのは気のせいだろうか。
ひょっとして少し改良しましたかね?パナソニックさん。
ISO1600のトリミング画像をよく見ているとそれが分かる。
また、超解像技術と思われるが、これにも差があるように見受けられる。
いずれにしても、初回のレンズ汚れ事件のせいでFT4にはいい印象がなかったのであるが(私の不注意のせいですけどね)、こうしてみるとなかなか良いタフネスデジカメではないですか。
もう少し評価されてもいいデジカメと思うが、如何せん価格がちょっと高い。
値段が熟れてきたら超お勧めだ。
私的に時期FT5に期待したいところは、
1.電源ボタンのON/OFFの確認のしやすさ
2.寒冷時におけるバッテリー電圧の安定性
3.指向性の低いシャッターボタン(手袋使用でも押しやすいシャッター)
4.シーソー型のズームボタン復活
5.保護レンズを汚れに強いコーティングの施行(レンズバリヤーはいらない)
こんなところですかね。
どうでもいいことかも知れないが、FT4公式サイトに勢いがないと使っていて不安になるんですよね。
アクティビティーなタフネスコンデジなので、サイトが地味だと持ち出すモチベーションにも響いてしまう。
「保護ガラスは汚れに強いヨ」とか、「背面液晶はちょっと小さいけどその分強度があるんだヨ」とか、くだらないことでも書いてあると、使っていて気分的に違ってくる気がするのであるが・・・・。
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