EF50mm/1.2L USM(実写と感想)
キヤノンに戻ってきたのはこのレンズがあったからだと言ってもいいくらいだと思う。
ライカのM9を使っていたときに、50mmはコニカのM-Hexanon50mm/1.2Limitedを所持していた。
ライカ謹製の新型ノクチはF0.95という驚異的な明るさを誇っていたが、実売価格が洒落になっていなかったので、和製ノクチと言われているこのレンズを愛用していた。
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM
キヤノンには、コニカHexanonとほぼ同スペックのこのレンズがある。
片や最短撮影距離90cmのヘキサノンであったが、こちらは半分の45cmまで寄る事ができる。
しかもパララックスなど関係なく、ファインダーに写るそのままの撮像なのだ。
だから一眼は止められない。
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM
色はヘキサノンに比べると、かなりナチュラルに写ってくれる現代的なレンズである。
ただ、コントラストはやや強めに出るのか、他のEFレンズに比べると多少毛並みの違うレンズのようにも感じる。
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM
F値が1.2なので、どのようなシチュエーションでも撮影可能となる。
また45cmまで寄れるので、最短撮影+開放撮影ならば大きくぼかせるのも長所だろう。
その場合、ピントが極めてシビアになるので複数枚撮っておいた方が良い。
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM
絞ればビネッティングも改善し、解像度もアップする。
しかし、重い。
580gはEFマウントに取り付けられる現役50mm単焦点の中では最も重い。
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM
10万を超える金額のこのレンズに対して、F1.4は重さは半分、金額は1/3程度で購入できる。
製造年の差はあれど、F1.2LとF1.4の明るさの差は僅か半段だ。
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM
このレンズの存在価値は、開放値F1.2に他ならないであろう。
これ以上ISOが上げられずに、あともう少しレンズが明るかったら、僅かでもシャッター速度が稼げるのにと思ったことは数知れず。
半段であっても、F1.4だと諦めがつけにくい。
一種の心の保険の様なものなのか。
高品質で且つ現代的な写りをするこのF1.2レンズには華がある。
自分がコスパを重視して50mm/1.4を購入してしまっても、やっぱり50mm/1.2が気になるからと買い直してしまうと思う。
これはそんな気にさせるレンズでもあるのだ。
EF50mm/1.2L USM
スペック(APS-C機記事)
テスト撮影
実写と感想
太美了
投稿: | 2013年7月31日 (水) 15時48分
谢谢
(^_^)
投稿: cherita | 2013年7月31日 (水) 16時12分