5D3のHDR
先日発売になったキヤノンのEOS5D MarkIIIにはHDR(ハイダイナミックレンジ)機能が搭載されている。
1枚の画像から作られる擬似的なHDR画像でなく、本格的に複数枚の画像から合成して作られるようだ。
背面左手に見られるクリエイティブフォトボタンにより、その作成は簡単に行われる。
HDRを選択し、その中から「ナチュラル」「絵画調標準」「グラフィック調」「油彩調」「ビンテージ調」と5種類の中から選択できるのだ。
とりあえず、どんなものかいつものイヌの置物で再現してみる。
三脚にカメラを設置し、レンズはEF35mm/1.4L USMをチョイスした。
ボディのISOは200、WBはAUTO、レンズF値は5.6に固定する。
【コントロール】
まずはHDRを行っていないコントロールの画像がこれである。
では、順番に5種類のHDRと比較してみたい。
【ナチュラル】
極端な明暗差も自然な印象にということらしい。
コントロール画像の明暗差が少ないので分かりにくいかも知れない。
晴れた日の撮影の方が分かりやすいだろう。
コントロールとの比較画像を入れておく。
【絵画調標準】
全てのシーンをアート的に表現するとあるが、どのようなアート的かがちょっと分かりにくい気がする。
ナチュラルに比べて、やや軟調気味のようだ。
コントロールとの比較画像を入れておく。
【グラフィック調】
夜景など明暗差が大きいときに使用するといいらしい。
このコントロール画像は明暗差があまりないので参考になりにくそうだ。
画像はかなりポップ調である。子供達に受けそうな色合いだ。
コントロールとの比較画像を入れておく。
【油彩調】
昼の風景など色彩が多いシーンにという触れ込みらしい。
あぁ、これぞHDRといった感じの写真だ。
ソフトを使わずにこれだけのものがあっという間にできあがる。
いや、便利な世の中になったものである。
コントロールとの比較画像を入れておく。
【ビンテージ調】
建物や低コントラストのシーンによろしいらしい。
なんかゾンビが出てきそうな雰囲気である。
墓地などで使用したら迫力のある画像が撮れそうだ。
コントロールとの比較画像を入れておく。
今回のHDRは全て3枚の画像から作成している。
標準、露出低目、露出高目と3枚設定で画像を合成し作成したのだ。
メニューでちょいちょいと設定すれば、3連写で簡単に作ることが出来る。
マニュアルなしでも問題ない。
ここで5D3で高速化された連写機能が光る。
これはいいHDR機能が付いてくれた。
ちょっと遊べそうだ。
一応、分かりやすいように一通りのプリセットを一覧で出しておく。
いよいよ、31日はオリンパスOM-Dの発売である。
土曜の仕事帰りに、いつものカメラ屋さんに寄ってこよう。
Canon EOS5D mark3+EF35mm/1.4L USM
桜もつぼみが急速に膨らみ始めている。
そろそろですね。
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