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2012年3月

2012年3月31日 (土)

5D3のHDR

先日発売になったキヤノンのEOS5D MarkIIIにはHDR(ハイダイナミックレンジ)機能が搭載されている。
1枚の画像から作られる擬似的なHDR画像でなく、本格的に複数枚の画像から合成して作られるようだ。

20120331a

背面左手に見られるクリエイティブフォトボタンにより、その作成は簡単に行われる。
HDRを選択し、その中から「ナチュラル」「絵画調標準」「グラフィック調」「油彩調」「ビンテージ調」と5種類の中から選択できるのだ。

Pon4

とりあえず、どんなものかいつものイヌの置物で再現してみる。
三脚にカメラを設置し、レンズはEF35mm/1.4L USMをチョイスした。
ボディのISOは200、WBはAUTO、レンズF値は5.6に固定する。

【コントロール】

20120331b1

まずはHDRを行っていないコントロールの画像がこれである。
では、順番に5種類のHDRと比較してみたい。

【ナチュラル】

20120331b2

極端な明暗差も自然な印象にということらしい。
コントロール画像の明暗差が少ないので分かりにくいかも知れない。
晴れた日の撮影の方が分かりやすいだろう。

20120331c1

コントロールとの比較画像を入れておく。

【絵画調標準】

20120331b3

全てのシーンをアート的に表現するとあるが、どのようなアート的かがちょっと分かりにくい気がする。
ナチュラルに比べて、やや軟調気味のようだ。

20120331c2

コントロールとの比較画像を入れておく。

【グラフィック調】

20120331b4

夜景など明暗差が大きいときに使用するといいらしい。
このコントロール画像は明暗差があまりないので参考になりにくそうだ。
画像はかなりポップ調である。子供達に受けそうな色合いだ。

20120331c3

コントロールとの比較画像を入れておく。

【油彩調】

20120331b5

昼の風景など色彩が多いシーンにという触れ込みらしい。
あぁ、これぞHDRといった感じの写真だ。
ソフトを使わずにこれだけのものがあっという間にできあがる。
いや、便利な世の中になったものである。

20120331c4

コントロールとの比較画像を入れておく。

【ビンテージ調】

20120331b6

建物や低コントラストのシーンによろしいらしい。
なんかゾンビが出てきそうな雰囲気である。
墓地などで使用したら迫力のある画像が撮れそうだ。

20120331c5

コントロールとの比較画像を入れておく。

今回のHDRは全て3枚の画像から作成している。

20120331d4

標準、露出低目、露出高目と3枚設定で画像を合成し作成したのだ。
メニューでちょいちょいと設定すれば、3連写で簡単に作ることが出来る。
マニュアルなしでも問題ない。
ここで5D3で高速化された連写機能が光る。

これはいいHDR機能が付いてくれた。
ちょっと遊べそうだ。

20120331e3

一応、分かりやすいように一通りのプリセットを一覧で出しておく。

いよいよ、31日はオリンパスOM-Dの発売である。
土曜の仕事帰りに、いつものカメラ屋さんに寄ってこよう。

20120331f
Canon EOS5D mark3+EF35mm/1.4L USM

桜もつぼみが急速に膨らみ始めている。
そろそろですね。

2012年3月30日 (金)

子供コンデジ COOLPIX S30

先日発売になったNikonの防水コンデジCOOLPIX S30である。

20120330a

うちの卒園したばかりの次男坊が年中私や嫁さんのコンデジを使いたがる。
それはそれでいいのであるが、たまに中のデータを丁寧に消してくれることがあるのだ。
なので子供にも使えるコンデジを与えてみたというわけだ。

20120330c_2

S30の簡単なスペックを伝えておく。
子供にも使えるというコンセプトの下に作られたコンデジと言う事らしい。
3mまでの防水と80cmまでの耐衝撃能がある。
約1000万画素の1/3型CCDを搭載し、レンズは35mm換算で29-87mmのズームを持つ。
ISOはオートのみで80-1600まで。シャッター速度は1/2000秒-1秒。
使用温度は0-40℃までで、スキーなどのウインタースポーツなどは苦手なようだ。
このS30の特徴は単3電池2本による撮影が可能なことで、重量は電池込みで214gとかなり軽量だ。

20120330b_2

さて、簡単な外観を。
購入した色はブルーである。
実際の色は公式サイトに載っているものよりもかなり濃い。
水色ではなく、限りなく青に近い水色だ。

20120330d

軍艦部にはボタンが3つある。
真ん中が電源ボタン。無印がシャッターボタン、赤印が動画ボタンである。
だが、シャッターの感触はややチープ。まあ値段が値段なので仕方のないところだろう。

20120330e1 20120330e2

電源を入れることで内部のレンズが繰り出してくるのが見える。
もちろん、防水コンデジなので筐体から伸びてくることはない。

20120330f

ズームはボディ右側の円形をした十字キーの上下を操作する事で作動する。
プラスが望遠で、マイナスが広角である。

20120330g

左の4つのボタンはメニューボタンであり、背面液晶に表示されるアイコンを視覚的に選び隣のボタンを押すことで決定される。
一瞬「?」となるが、慣れれば簡単だ。次男坊はスムースに使いこなしている。

20120330h1_2 20120330h2

子供に難しいのが裏蓋の開閉だ。
裏蓋のロックを外した後にスライドさせて外蓋を開くのであるが、そこに見える黄色い中蓋を開けることにちょっとしたコツがあり、子供にはその微妙な力加減が分からず危うく中蓋を破壊されるところであった。

20120330i

バッテリーは便利に単三電池であるが、子供用に専用の単三形ニッスイバッテリーを購入しておいた。
一般の単三電池をバッテリーチャージャーには入れるなと忘れずに伝えておく。
因みに、写真は付属のアルカリ単三電池である。

20120330j

さて、このS30には付属に手首にかけるストラップが付いているのであるが、初期の携帯に付いていたようなどうしようもないストラップなので新規に購入した。
せっかく両肩にストラップをつけられるので、子供用に派手な色調の両吊り型のストラップを選択する。

20120330k1 20120330k2_2

子供はお気に入りで肌身離さずしっかりとぶら下げていた。
軽さも相まって、なかなか使いやすいですな。
でも、子供の体に合わせるのでストラップの長さが余ってちょっと困っている。

ということで実写である。

20120330l2_2
Nikon COOLPIX S30

幼い子供にとっては、シャッターの半押し/全押しということの理解が難しいようだ。
ひたすら全押しで撮影している。
なので、子供の撮った写真は補正が付いているとは言え、手振れが激しい。
だが、80cmの耐衝撃は頼もしい。子供の身長からするとかなりの余裕がありそうだ。

20120330l1_2
Nikon COOLPIX S30

ところでこのカメラ、軽く片ボケしているのでは?
でも1万円のコンデジだし・・・・。
仕様の範囲で終わってしまうのだろうか。

20120330l3_2
Nikon COOLPIX S30

なので、画像の評価がしづらいところである。
ちょっといつものカメラ屋さんに相談してみようかしら。
まあ子供も今のところ大満足してるようだし、修理に出すため取り上げるのもかわいそうなので、しばらくはこのままで行きましょうか。

2012年3月29日 (木)

レベリングベース(マンフロット338)

先日買ってきた「ある計画」のための一品である。
マンフロット338。

20120329a_2

この10cm程の金属製ハンバーガーのような物体はレベリングベースといい、三脚に取り付ける事により、微妙な調整で精度の高い水平を出すことが出来るブツだ。
私の求めているものは微調整が効き、コンパクトで耐荷重の十分あるものだった。

20120329b

この338は重量約600g、耐荷重15kgと結構がっしり作られている。
サイズと重量は若干あるものの、実用性は非常に高そうだ。

20120329c

と思っていたら、なんだ?このダイヤルの固さは?
最初はダイヤルがイミテーションなのではないかと思ったほどだ。
皮脂で指が滑ってしまうくらいに硬い。洒落にならない。
他のサイトでの購入者の確認すると、そういう仕様らしい。

20120329d

グリスはしっかり付いているようなので、とりあえず回してみましょうか。
とはいうもののダイヤルをろくに動かせない。
一瞬、「クレ556」でも吹き付けようかと考えたが、グリスが溶解するのも困るので別な方法を考えてみよう。

20120329e

ちぇり小屋では、障害にぶつかると時折強引な方法でそれを突破しようとする傾向がある。
今回も多分に漏れずそれで行こうと思う。
結束バンドを各々のダイヤル3カ所にガチガチに巻き付けて、ペンチでつまんで無理矢理に左右に数分間激しく動かしてみた。
強引そのものである。
お、いい感じにスムースに動くようになってきた。

20120329f1 20120329f2

でも、フリクションによる熱でグリスがやわらかくなり、動きやすくなっているだけかも知れない。
稠度の低いグリスに変えてみようかな。
いや、この338に付いているグリスの種類も稠度も分からないのにどうするのか。
やっぱり「クレ556」を試してみようか・・・・。

20120329g

とりあえず明日もう一度ダイヤルを回して固さを確認してみよう。
このブツは絶対に「ある計画」上、必要なものなのだ。
駄目ならとりあえずリチウムグリスと「クレ556」(シツコイ)を購入してみるつもりである。

2012年3月28日 (水)

キヤノンのミラーレスが夏に発表?

いつものデジカメinfoさんの記事であるが、キヤノンが9月のフォトキナ前にミラーレスの発表をするのではないかという噂があった。

キヤノンがミラーレス機を夏に、エントリーフルサイズ機を秋に発表?
デジカメinfo

キヤノンは、メジャー級としてはミラーレスを発表してない最後のカメラメーカーである。
気になるのは、そのミラーレスに搭載されるであろうセンサーサイズだ。
いったいどの程度のセンサーが積まれるのだろうか。

今のところ、ミラーレスのセンサーサイズはペンタックスQの1/2.3型からソニーNEXのAPS-Cサイズまで多岐にわたっている。
当然キヤノンもこの間のいずれかになると思われる。

20120328b2_3 20120328b3_2 20120328b4

さらにキヤノンほどの企業ならば、既存のマウントに参入することは皆無に等しく、独自のマウントを用いるはずだ。
キヤノンが意識しているのは、APS-Cサイズやマイクロフォーサーズサイズ、さらなる小型センサーなどであろう。

20120328c1_2 20120328c2

ミラーレスはシステムをコンパクトに出来る事との意味合いが非常に大きい。
特に問題になるのがレンズの大きさだ。
ソニーNEXはボディこそ驚愕の小型サイズに作り上げ、私の購入意欲を猛烈に刺激させたが、如何せんレンズサイズがネックとなって購入を躊躇させた程である。
その点、マイクロやNikon1はセンサーの小ささ故に、上手にレンズとボディのサイズバランスをまとめてきている。

20120328d_2

キヤノンにはEF-SレンズというAPS-Cであるが特化したやや小ぶりなレンズ資産がある。
これらを利用してくる可能性はあるだろうか。
個人的にはアダプターを介するような形での利用はあれど、ミラーレスにAPS-Cセンサーを搭載してくる可能性は低いとみている。

いくら何でも、EF-Sユーザーに踏み絵をさせるようなことは無いだろう。
FDマウントの前科があるが、まさか2回はやらないと思う。(^^;
つまり、キヤノンのDSLRはAPS-Hを廃止し、フルサイズとAPS-Cを残す。
そしてミラーレスにAPS-C以下のセンサーを導入してくるのではないかと言うことだ。

20120328a_2

キヤノンが気になるコンデジを本年3月に発売した。
PowerShot G1X。(DMC-GX1ではない)
これはセンサーサイズが18.7x14mmほどあり、マイクロより若干大きいものだ。
マルチアスペクトセンサーが搭載されているパナソニックのGHシリーズとほぼ同じサイズである。

20120329f

私はこのセンサーをマルチアスペクト使用でマイクロと近いセンサーサイズとして使ってくる気がする。
35mm換算するときはマイクロと同じ2倍で使ってくるのだ。

20120329g1_2 20120329g2

レンズの焦点距離換算は非常に面倒だ。
APS-Cで1.5倍や1.6倍。Nikon1などは2.7倍換算となる。
その点、2倍換算ならばパッと見で理解できる。

20120329h

昔、ビデオテープでVHSとβがあった。
友人はβを所持していたが、私はVHSを購入しようと考えていた。
理由は録画時間の表記がVHSではそのまま理解しやすい時分で印字されていたからだ。
対してβの録画時間はテープのフィート数で印字されている。
友人はβの方が記録方式として優れていたことを強く斡旋し購入を勧めていたが、フィート計算が面倒なのでβをすすめる友人を振り切ってVHSを購入したことがあった。
結果はその後VHSが市場を圧巻した。

20120329i

ビデオデッキとカメラを同系列で比較するとはフェアではないが、レンズの焦点距離を理解する上で2倍換算というのは直感的にシンプルで分かりやすい。

ところで、もしキヤノンミラーレスマウントが、センサーをマイクロに近いサイズで攻めてきたときは、マイクロよりも大きなマウント口径を持ってきそうな感じがする。
そうして、アダプターを介してマイクロの美味しいレンズを総取りなんてことに・・・・。

20120329k

こうしてキヤノンにはフルサイズのDSLR、1.6倍換算APS-CのDSLR、そして2倍換算のミラーレスが・・・・、なんてことになるのでしょうか?
そしたら買ってしまいそうだ。またマウントが増えてしまう。
差し詰め、マウント名はEFマウントならぬ、EDマウントなんてのになるのですかね?EMマウントはすでにありますしね。
それともEF-DとかEF-Mなんてのもあり得るかも知れない。
まあ、「出たら」の話ですけどね。

2012年3月27日 (火)

彼岸と5D3

先日の日曜日夕方に、ちょっと遅れながらも彼岸の中日に行ってきた。
本当はライカS2を持って行く予定だったのだが、バッテリーが切れかかっていたので、急遽5D3の軽い実戦投入を試した。

20120327a
Canon EOS5D mark3+EF35mm/1.4L USM

ちょうど良かった。早く試そうと思っていたところだ。
レンズは軽量化を来すために、EF35mm/1.4L USMのみをチョイスする。

20120327b
Canon EOS5D mark3+EF35mm/1.4L USM

久方ぶりの焦点距離35mmのレンズなので画角が掴みにくい。
そういえばマイクロでもライカS2でも、換算35mm単焦点は持っていない。
たまに使うと新鮮でよろしい。

20120327c
Canon EOS5D mark3+EF35mm/1.4L USM

しかし、5D3はいいカメラだ。
何もしなくてもこれだけ写れば御の字である。
さっと取り出して、素早く写し、再び子供を追いかける。
高感度が優秀な2200万画素ならではの芸当であろう。
今度は夜間に使ってみたいものだ。

20120327d
Canon EOS5D mark3+EF35mm/1.4L USM

どうでもいいと思われるかもしないが、5D3のカードスロットのカバーにはラバー製のシボが貼り付けられている。
細かいところだが、こんなところが5D/5D2と違ってチープさを感じさせないのがいい。

つい、笑みがこぼれてしまう。
思っていたとおり、かなり完成度の高いカメラのようだ。
このカメラならば、今考案中のある計画に無理なく導入できそうだ。

2012年3月26日 (月)

DMC-FT4とFT3の高感度比較&その他

さて、先日はキヤノンの最新機種である5D3の高感度をチェックしてみたが、今回はパナソニックの最新機種であるFT4の高感度を見てみようと思う。

20120326g

もちろん、5D3と比較する気はない。
センサーサイズが雲泥の差ほどあるのだ。比較するだけ時間の無駄であろう。
なので、昨年撮影したFT3との比較をしてみようと思う。

FT3とFT4は殆ど機能が変わらないまま最新機種として発売してきた。
本当にセンサーもレンズも何も手を加えていないのだろうか。
ほのかな期待を込めて一応チェックしてみましょうか。
もちろん、レンズ部はきれいに磨いておいた。

Pon6

先日と同じように鳥の糞で汚れているイヌの置物(ポンちゃん)で撮影した。
FT4はISOが100・200・400・800・1600の様に分けられている。
これにAUTOとiISOが混じるのであるが、今回は100から1600までを検証する。

【高感度テスト】

被写体までの距離は2m、ワイド端である換算28mm域で撮影を行った。
左の写真は全体像、右の写真は中央部トリミングである。

ISO100
20120326a1 20120326b1

ISO200
20120326a2 20120326b2

ISO400
20120326a3 20120326b3

ISO800

20120326a4 20120326b4

ISO1600
20120326a5 20120326b5

さすがにセンサーが小さいためか、コントラストの低下がISOの上昇に従って徐々にみられている。
中央部トリミングを見れば、同様にISOが上がる毎にディテールは劣化していく。
まあ、コンデジのセンサーなので仕方のないところではあるかも知れないが、自分的許容範囲は厳しく見ればISO400程度、大甘に見ればISO1600までOKといったところであろうか。

ここで、分かりやすいように一覧として全体像とトリミング像をまとめておく。

全体像
20120326i

トリミング像
20120326j

【FT4/FT3比較】

さて、次にFT3と本当に同じなのかを見てみようと思う。
FT4の写真と昨年の3月11日に撮ったFT3の写真を比較してみたい。
因みにFT3のISO1600の写真を撮っている最中に、例の東日本大震災が起きたのを覚えている。
タイムスタンプは14時48分になっていた。

FT3とFT4は撮影条件は天候と微妙なポジションの違い以外揃えた。
左がFT4、右がFT3である。
下の写真はその中央部トリミングである。

ISO100
20120326e1

20120326f1

ISO200
20120326e2

20120326f2

ISO400
20120326e3

20120326f3

ISO800
20120326e4

20120326f4

ISO1600
20120326e5

20120326f5

ISO100から800までがほぼ同じようだ。
ところがISO1600の画像であるが、FT4の方が若干ノイズが良いように感じるのは気のせいだろうか。

ひょっとして少し改良しましたかね?パナソニックさん。
ISO1600のトリミング画像をよく見ているとそれが分かる。
また、超解像技術と思われるが、これにも差があるように見受けられる。

いずれにしても、初回のレンズ汚れ事件のせいでFT4にはいい印象がなかったのであるが(私の不注意のせいですけどね)、こうしてみるとなかなか良いタフネスデジカメではないですか。

20120326h_2

もう少し評価されてもいいデジカメと思うが、如何せん価格がちょっと高い。
値段が熟れてきたら超お勧めだ。

私的に時期FT5に期待したいところは、
1.電源ボタンのON/OFFの確認のしやすさ
2.寒冷時におけるバッテリー電圧の安定性
3.指向性の低いシャッターボタン(手袋使用でも押しやすいシャッター)
4.シーソー型のズームボタン復活
5.保護レンズを汚れに強いコーティングの施行(レンズバリヤーはいらない)

こんなところですかね。
どうでもいいことかも知れないが、FT4公式サイトに勢いがないと使っていて不安になるんですよね。
アクティビティーなタフネスコンデジなので、サイトが地味だと持ち出すモチベーションにも響いてしまう。

「保護ガラスは汚れに強いヨ」とか、「背面液晶はちょっと小さいけどその分強度があるんだヨ」とか、くだらないことでも書いてあると、使っていて気分的に違ってくる気がするのであるが・・・・。

2012年3月25日 (日)

EOS 5DmarkIIIの高感度

今日は先日購入した5D3の高感度についてチェックしてみる。
他のブロガーさん達の間でも結構評判が良いようなので、自分でも確認してみるのだ。

20120325c

今回は屋外でやってみた。
いつものポンちゃんで確認してみる。

Pon2

レンズはEF35mm/1.4L USMを使用し、F値は5.6で固定した。
被写体までの距離は2m、ISOは100から常用とされている25600までを撮影比較する。
WBはAUTOを設定。

【5D3高感度撮影】

各ISO値で撮影した。
左写真が全体像、右写真は中央部トリミングである。

ISO100
20120325a1 20120325b1

ISO200

20120325a2 20120325b2

ISO400
20120325a3 20120325b3

ISO800
20120325a4 20120325b4

ISO1600
20120325a5 20120325b5

ISO3200
20120325a6 20120325b6

ISO6400
20120325a7 20120325b7

ISO12800
20120325a8_2 20120325b8_2

ISO25600
20120325a9 20120325b9

・・・・、ポンちゃんの頭が鳥の糞で汚されてしまっている。
何処の鳥だ!

気分をトリ直して画像を見ると、ちょっとこれは凄いのではないだろうか?
パッと見の全体像からでは、ISO25600でも全然OKに見られる。
かなり驚いている。

トリミング画像を見てみると、ISO3200まではディテールは維持されているようだ。
だが、6400あたりから少し劣化が始まっているのが分かる。
感度を上げるに従ってディテールは崩れ始め、25600ではイヌの表面がのっぺりとした状態になっている。

また、コントラストはISO6400あたりから僅かに落ち始めているようだ。
しかし、ISO25600まで僅かな低下のみでコントラストは保持されている用に感じる。

トータルで見るとかなりの高感度耐性を持つボディであると考えられる。
現時点で私の持つカメラの中では最高レベルだ。

それぞれの雰囲気が分かりにくいと思うので画像をまとめておいた。

【全体像】 クリックで拡大
20120325e1

【トリミング像】 クリックで拡大
20120325e2

5D3はかなり使えるボディだ。
個人的にはISO12800でも十分行ける。
さらに、ファイルサイズもRAWで30MB前後とコンパクトなのが嬉しい。
今後は私のEOSシステムの主力として活躍してくれそうだ。

20120325d

一方、NikonD800の方はさらに凄まじい性能を持っているようである。
だが、もうマウント変更も追加も私はやめた。

NIKKORレンズはEOSマウントにつけられるが、その逆は出来ない。
自分にそう言い聞かせて、D800は指をくわえながら横目でチラ見する程度にしておこう。
5D3は私の邪心を断ち切る程の性能と完成度があるのだ。
と、信じたい・・・・。

2012年3月24日 (土)

宇宙戦艦ヤマト2199

お気に入りのヤマトがまたまた登場する。
まるでマイクロフォーサーズの標準ズームのようだ。
同じ内容の作品を何度も作り直している。

20120324a

いや、これが悪いことだというのではない。
最新の技術で作られた映像は美しいの一言だ。
それにヤマトの処女作は30数年も前の作品になるのだから、先の実写版キムタクヤマトも心躍らせて見に行かせていただきました。

20120324b

しかも今度はアニメーションである。
キャラクターの顔つきが復活編と比べてまた変わってしまったが、これも時代なのだ。
仕方のないことだろう。
だがおじさん世代では、このペースだと顔の変化について行くのがややきつくなってきた。

20120324

TV公開は2013年以降で、本年4月から劇場で数話をイベント公開という形で順次上映していくらしい。
何がしたいのか訳が分からない。
理解するのも面倒なので、素直にBDでも購入した方が良さそうだ。

20120324c

こんなところでも、おじさん世代ではついて行けなくなってきているのかもしれない。
私だけかもしれないが・・・・。

2012年3月23日 (金)

Canon EOS5D markIIIがやってきた

結局、買ってしまった。
昨年暮れに5D2を購入したばかりだというのに。

20120323f

購入のきっかけになったポイントは、電子水準器がついたことと、高ISO感度を上げてきたことだ。
あと、多重露出による加算平均が出来ると言うのも高得点である。

20120323e

実機を触った感じでは、IIからIIIへは正常進化と言えそうだ。
画素数を極端に上げずに2200万画素程度に抑えてくれたことは有り難い。
もし、3000万画素以上になって居たら、現時点では購入を見送ったはずである。
高画素機は1機あれば十分だからだ。

20120323b

なじみのカメラ屋さんで店員のMさんが話していたが、スイッチ周りの操作性や質感は確かに改善されている。
若干プラスチッキーさは残るが、押したクリック感などは今までとは違うようだ。

20120323c

私が気になっていたのはシャッター音だ。
EOSの5Dシリーズは結構シャッター音が萎える。
だが、今回の5D3ではわずかに金属音が混じるような甲高くなった音であるが、今までのに比べたら個人的には受け入れられる。

20120323d

いいんじゃないですかね。
結構、気に入りましたよ。
ただ、残念なことに保護フィルムがまだ手に入っていない。
発売が諸事情により延期になったとのことである。

20120323a
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

まあ、いいんですけどね。
なにしろ、今の私はこんな状態である。
シャッター音も気に入って、5D3にはご満悦なのだ。
写真は5D3のものではありません。

因みに5D2と7Dは里子へと出しました。

2012年3月22日 (木)

ライカS2な日々 3

本日はD800の発売日のようなので、久方ぶりに高画素センサーを持つライカS2を持ち出してみた。

20120322a
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

やはりS2はいい。
なんと言っても、ミラーショックを殆ど感じない上品なシャッター音が心地よい。
S2の後に5D2のシャッターを切ると、ちょっと微妙だ。

20120322b
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

視認性のよいファインダーも格別だ。
ピント合わせがこれほどスムースに出来るカメラは体験したことがない。
画像処理エンジン「マエストロ」から出される色合いも好みである。

20120322c
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

しかし、S2はISOが1250までしかないのが厳しい。
対するD800はISO6400まで存在する。
薄暗いところでのシャッター速度を見ると羨ましさを感じるところだ。

20120322d
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

もう一つ、AFも心許ない。
中央一点のため、真ん中で被写体にフォーカスをあわせた後に構図を決める。
そのため、コサイン誤差が生じやすい。

20120322e
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

ただ、S2には強力なファインダーがあるので、フルタイムマニュアルフォーカスが非常に楽なのだ。
私がこれを他のシステムで実践しているのは、MFアシストの付いているマイクロフォーサーズでしかない。
目の悪い私ではEOSのファインダーでは少し無理があるが、ライカS2はそのままいける。

20120322f
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

こうして長所短所を書きながらS2のことを書いていると、やっぱりいいシステムだなあと再認識してしまう。
大きなボケと3750万画素の高精細な画像を生み出すセンサーはたまらない。

20120322h
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

早く35mmか30mmの広角レンズを手に入れよう。
カメラの特性上、望遠は手持ちで無理そうなので、このあたりでシステムも打ち止めにしようかと考えている。
換算28mm(24mm)と58mmだけのシステムだ。(笑)

D800に比べるとAF性能もコスパもボロ負けであるが、S2は末永く付き合っていきたいと思わせるシステムとして感じさせてくれるのだ。
でも、D800は気になりますね・・・・。

2012年3月21日 (水)

金環食とインターバル撮影 4/シャッター速度

さて、ようやく時間があるときに晴れてくれたので、久方ぶりにインターバル撮影のチェックをしてみる。
インターバル撮影にはお古のNDフィルター10000(10万ではない)を使用するため、望遠レンズ(ND100000)のシャッター速度を参考にすることが出来ないのだ。

20120320l1002001

焦点距離50mmレンズのインターバル撮影なので、ミラーアップは気にせず単純に指押し撮影でやってみた。
カメラボディはEOS5D2、中心に太陽を持ってきて、ISO100、F11で撮影を開始する。

20120321b

かなり太陽が小さい。(笑)
今回はシャッター速度の確認なので、トリミングで分かりやすく表示した。

1/50sec(ND10000)
20120321c1

1/100sec(ND10000)
20120321c2

1/200sec
(ND10000)
20120321c3

1/400sec(ND10000)
20120321c4

1/800sec(ND10000)
20120321c5

1/1600sec
(ND10000)
20120321c6

1/3200sec
(ND10000)
20120321c7

困りましたね、ガスが多い。
この分だと本番のシャッター速度は決められないが、でも参考程度としては十分であろう。

20120321e

このデータから見ると1/400が最も見やすいようだ。
まあ、このシャッター速度前後といったところか。

20120321d

さて、映像化する場合のトリミングであるが、2100万画素数を持つキヤノン5D2であるが、前回のトリミングによる16:9ではやはり太陽が小さすぎて欠け方も非常に微妙である事が考えられる。

そこで2100万画素を1/4にして500万画素強の画像にしてみたい。
つまり5616x3744の画像を2808x1872まで落とすのだ。
OlympusのE-1だって500万画素だったのだ。なんとかなるであろう。
というわけで、16:9のトリミングから3:2の500万画素トリミングを比較してみる。

20120321f3

うーん、微妙かも知れないが、もうこれ以上のトリミングは無理であろう。
まあ、少しは太陽の光球が大きくなったようなので、これで行こうと思う。

さて、いよ実際に月などを撮影して試してみたいと思う。
夜が晴れるといいのであるが。



1.プロローグ
2.アクセサリー
3.レンズはどれだ?
4.シャッター速度

2012年3月20日 (火)

失敗2

実は先日のスキーに出かけるときに大寝坊してしまったのだ。
2時間遅れで目覚めたその瞬間、すべてが凍りついた。

20120320a_3

切符を取っておいた新幹線は今頃山間を走っている頃だろう。
めまいを生じると同時にすべての気力が失せて行くのを感じる。

心が折れないように気力を保ちながら速攻で家を飛び出した。
どのような顔をしていたのかは分からないが、子供がおびえた顔で遠巻きに見ていたことは確かだ。

20120320b_2

東京駅についてから、急いで次の新幹線指定券を取り直した。
寝坊があまりにも悔しかったため、駆け込んだ新幹線の中で「スキーの時間を相当失ったから、明日の帰りの新幹線切符を遅い時間で取り直そう」と考えていた。
長野に着いたら帰りの分の切符を変更するのだ。

20120320c_2

長野駅で、飯山線の乗り継ぎは15分あった。
急いで改札を出ると緑の窓口へと駆け込んだ。が、窓口は長蛇の列だ。
軽いめまいとイライラ感を抑えながらジッと順番を待つ。

ようやく明日の切符を取り直すと、飯山線の発車まであと数分だ。
が、飯山線の券売機が見つからない。
改札が通れないので、駅員さんにパニクリながら話すと辛うじて理解して通してくれた。ありがとう。

20120320d_2 wikiより

ダッシュで飯山線のホームに走る。
何番線だ?
4番線だ!
息切れしつつ、自分で自問自答しながら走って電車に向かう。

電車が見えた!まだ止まっている!
走る!走る!こんなに走ったのは久しぶりだ。

が、走っても走っても電車に近付けない。
???

なんということだ!
電車が動き出しているではないか。通りで追いつけないはずだ。

愕然としながらホームに佇んだ後、沈んだ顔で先ほどの駅員さんに会釈して改札からフラフラと外に出た。
次の電車まで1時間半もある。
どうしよう....。

20120320e
Panasonic DMC-GX1+Olympus M.ZD12mm/2.0

この後、しばらく長野駅で途方に暮れるのだった。
実はバスという手段があるということに気がつくまでは。

2012年3月19日 (月)

筋肉痛

スキーの筋肉痛で階段が辛い。
特に降りるときだ。

20120319a
Panasonic DMC-FT4

階段を下りるとふくらはぎが痛い。
スクワットをすると微妙な痛さが気持ちいい。

20120319b
Panasonic DMC-FT4

先日、マイクロに望遠つけて中腰で撮っていたら、腰がプルプルして笑ってしまった。
またスキーに行きたいなあ。

2012年3月18日 (日)

マイクロフォーサーズと超望遠レンズ

せっかく日食用のマイクロフォーサーズシステムを作り上げたのに、太陽だけの撮影ではもったいないので近くの被写体に合わせて撮影してみた。

20120318a
Panasonic DMC-GH2+EF300mm/4.0L IS USM+Extender 1.4xIII

レンズはキヤノンのEF300mm/4.0L IS USMだ。
これにテレコンのExtender EF1.4xIIIを取り付けてある。
つまり換算840mm/5.6という超望遠レンズとして撮影できるわけだ。

20120318b
Panasonic DMC-GH2+EF300mm/4.0L IS USM+Extender 1.4xIII

当然、AFは作動しないためピント合わせは全てマニュアルとなる。
しかも絞り値の自在の変更がきかないために、殆どの撮影を開放で行うことになる。
ただ、このレンズの凄いところは、換算840mmレンズであるにも関わらず、最短撮影距離がわずか1.5mしかないというところだ。

20120318d
Panasonic DMC-GH2+EF300mm/4.0L IS USM+Extender 1.4xIII

これがどういうことなのかというと、つまり最大撮影倍率0.24倍を誇るこのレンズを、ハーフマクロ顔負けのレンズとして扱うことが出来るのだ。
もちろんISは効いていないため、余程の達人でもない限り手持ち撮影は無理であろう。
私などは三脚が必須となる。

20120318e
Panasonic DMC-GH2+EF300mm/4.0L IS USM+Extender 1.4xIII

ボディはPanasonicのGH2を使用した。
上へ下への撮影が頻回に生じるために、バリアングル液晶が便利だったからだ。
MFアシストを起動してピントをじっくり合わせることが出来る。

20120318f
Panasonic DMC-GH2+EF300mm/4.0L IS USM+Extender 1.4xIII

カメラサポートバーのおかげで手押し撮影でもブレずに済むのが有り難い。
三脚は機動性を取ったので、GITZOのGT1541トラベラーを使用した。

20120318g
Panasonic DMC-GH2+EF300mm/4.0L IS USM+Extender 1.4xIII

こうして超望遠レンズで撮影していると、マイクロでも開放値の大きい望遠レンズが欲しくなる。
まずは300mm/F4.0程度でどうでしょう。
換算で600mmの超望遠だ。Panaさん、いかがです?

20120318h
Panasonic DMC-GH2+EF300mm/4.0L IS USM+Extender 1.4xIII

それが出るまではこのEF300mm/4.0L IS USMは手放せない。
NikonのAiAF-S Nikkor300mm/4.0D EDは、キヤノンのソレに比べてちょっと重いが絞りリングという強力な武器が付いている。
しかも最短撮影距離が1.45mと5cmも寄れ、最大撮影倍率は0.37とさらに大きく写せるのだ。
こう考えると、一瞬Nikonマウントもいいなあと思うのであるが、これにハマると再びマウント地獄に陥るので首を振って妄想を打ち消すのだ。

20120318i
Panasonic DMC-GH2+EF300mm/4.0L IS USM+Extender 1.4xIII

ある意味、Nikonマウントとマイクロのハイブリッド使用の人が、ちょっとだけ羨ましい。
そんなことを考えていたら、もうハナニラが咲いていた。
春だなあ。

2012年3月17日 (土)

DMC-FT4の戦闘力

「ちなみに戦闘力にしたら100万以上は確実か・・・・」とFT4様が言ったかどうか分からないが、実際にどの程度まで使えるのかをスキー場で試してきた。

20120317f_2
Panasonic DMC-FT4

FT4は対衝撃、耐寒能、防水能に優れたタフネスコンデジだ。
転ぶことが前提である私のスキーでは必須アイテムであろうと考えられる。

20120317c

まずは電源ボタン。使い勝手には文句ない。
スキー用のグローブを装着していても電源オンオフは問題なくできる。
ただし、冷所のためか起動に思ったより時間がかかってしまっているようだ。
常温域での確認時は撮影可能になるまで2秒程かかっていたが、現地では起動が遅く、電源が入っていないのではないかと再度電源ボタンを押してしまって、起動をややこしくすることが少なくなかった。

20120317e
Panasonic DMC-FT4

氷点下のところでの使用のためかは分からないが、実際の起動には2秒以上、3、4秒かかっていたのではないだろうか。
確認はしていないが、ゆっくり数えで4までかかった。

20120317g
Panasonic DMC-FT4

この間が持たずに、つい再度電源を押してしまうのだ。
可能であれば、電源はレバー式にしてもらうと電源位置の視認ができるため、こういった面倒なことは起きなくなりそうだ。

20120317b

次はズームに関してである。
実はズームはほとんど使用していない。

20120317h

FT2のシーソー式ズームボタンの方が扱いやすかったのだが、FT3からW(ワイド)とT(テレ)の小さな2ボタン式になってしまったため、スキーグローブでは極めて押しにくいのだ。
面倒なので殆どW(ワイド)端の28mm域の写真ばかり撮影していた。

20120317a

意外な伏兵がシャッターボタンである。
厚い防寒の手袋のせいなのか、押してもシャッターが降りないことが多々あった。
手袋着用の場合は、適切な角度で押し込まないと駄目らしい。

20120317i

これでもか、これでもかと押しているうちにようやくシャッターが降りる。
おかげでブレ写真が生じやすい。
ひょっとしてFT2に比べてシャッターストロークを変えてませんかね?
FT3はスキーに持ち出さなかったので気がつかなかったのだ。

20120317j
Panasonic DMC-FT4

最後にトラブルである。
エラーを生じていたことが一度だけあった。。

20120317d_2

終了時にLumixの文字が液晶に表示されるのであるが、そのまま固まってしまったのだ。
このときは何をしても復帰しないので、ボディーのカバーを開いてバッテリーの抜き差しで回復させた。
吹雪の最中だったのでちょっとだけ緊張しましたよ。

20120317l
Panasonic DMC-FT4

まあ、気になったところばかり書いたので、ネガティブ意見ばかりになってしまったが、もう一度スキーに行くときには、やはりFT4にすると思う。
氷点下でも動作は緩慢になるものの、完動することは間違いない。
ズームやシャッターボタンも、手袋を外せば問題なく作動するので、クセがつかめれば問題ないだろう。
ただ、操作にもう一工夫欲しいと感じる。

誰が好きこのんで寒い吹雪の中、手袋を外してまで撮影しようとするのか。
終了時のエラーは・・・・、ファームアップに期待しましょうか。

2012年3月16日 (金)

スキーからの帰宅

色々あったが、先ほど帰宅した。

20120316a
Panasonic DMC-FT4

体のあちこちが筋肉痛だ。
運動不足である事を認識させられる一瞬である。

明日は仕事なので、とりあえずは寝ます。

2012年3月15日 (木)

衝撃のスパイシーバッファローソース

以前、マクドナルドで非常に辛いナゲットソースがあった記事を書いた。
その時に、今度近しい味のスパイシーソースが出るらしいとのコメントを頂いた。

それは興味がある。
どうやら新商品の名はスパイシーバッファローソースと言うらしい。
スパイシー・・・・。うん、いい名前だ。
なので2月に入ってから久方ぶりにマックへと赴いた。

20120307

あの懐かしのルイジアナホットソースが食べられるのかと興奮しつつ、カウンターの順番を並んでナゲットを購入しようとしたが、あいにくこの日はスパイシーバッファローソースがすでに売り切れていたのだ。
次の入荷日は不明だという。

困りましたね。(最近、困ってばかりだ)
タイミングを見計らって、何回か顔を出すしかないようだ。
とりあえず、ダブチーセットを購入して帰途についた。
この調子だと、いくつダブチーセットを購入するか分からないなと不安になりながらダブチーを頬張った。

20120315c

翌週に再び同店を訪れたところ、なんとスパイシーバッファローソースを購入することが出来た。
これは嬉しい誤算だ。

とりあえず心を落ち着けるために、一緒に買ってきたダブチーを頬張る。
今は体重のことは気にしないようにしよう。
何しろ、今日はあのスパイシーバッファローソースを購入できたのだから。

20120315b

では、早速頂きましょう。
・・・・。

あれ?あんまりスパイシーぽくないなあ。
何か甘酸っぱいようだ。
言われれば、ほんのり辛さを感じるものの、辛いと言うには微妙な味わいだ。

今あるナゲットソースの中では一番いけていると思うが、スパイシーと言うにはかなり厳しいような気がする。
まあ、あの蜂蜜みたいなマスタードよりはマシというくらいだろうか。
でも結局すべてソースをかけて食べてしまった。

ところがあれ以来、また食べたいなあと思うようになってきた。
どうやら、スパイシーバッファローソースには習慣性があるようだ。
いてもたっても居られなくなったので、再び店舗を仕事帰りに訪れた。

20120307_2

ところが、スパイシーバッファローソースのメニューがどこにもない。
期間限定だったらしく、もうどこにもないのだ。

マックのスパイシーシリーズはまたも幻のように消えてしまった。
ただ前回と違うのは、前の時のように余りまくっていたルイジアナホットソースと違って、売れすぎて手に入れることが出来ない状況だったと言うことか。

時代とともに環境も変わるのだろう。
そう感じながらついでに買ってきたダブチーにかぶりついた。

2012年3月14日 (水)

明日からスキー

いよいよ早朝からスキーに出発である。
準備もあるので、今日は早く寝ないといけない。

20120314a_2
Canon EOS5D mark2+Leica MacroElmarit R60mm/2.8

初心者なので寝不足は怖い。
さっさと支度して早く寝ようと思う。

お休みなさい。

2012年3月13日 (火)

大丈夫か?FT4

FT3ではそのようなことはなかったのに、今回の激しくハロっぽく写る現象のせいでFT4にものすごく不信感を抱き始めている私なのであるが、それには何かしらの原因があるのではと、もう一度再検証してみた。
何しろスキーが直前に控えているのだ。

20120313d

やはり、一番怪しいのが直前に行った水中撮影だ。
濁った水だったので、レンズ表面が汚れていたという可能性がある。

実際によく見ると白い油膜状のものがついていた。
指の脂か先日の汚れらしい。知らぬうちに付いてしまったのだろう。
これが原因だろうか。
過去にも同じようなことはあったが、フレア状になるようなことにはならなかったはずだ。

レンズふきでピカピカに汚れを取ってから再検証してみる。
左が清拭後(本日)、右が清拭前(昨日)である。

ワイド端 換算28mm 2m F3.3
20120313a3_3

テレ端 換算128mm 2m F5.9
20120313a4_2

あ、かなり良くなってる?
フレアっぽさが消えてコントラストが改善してきている。
ちなみにワイド端の中央部と隅角部のトリミングもだしておく。

ワイド端 換算28mm域 中央部トリミング
20120313b3_3

ワイド端 換算28mm域 隅角部トリミング
20120313b4_2

やはり、レンズをきれいに拭いたところ良くなったようだ。
先日の写真からするとかなり改善されている。
これで変化がなかったら本当にpanaのタフネスコンデジを止めるところであった。
だが、以前の機種に比べてコーティングが弱くなっていないだろうか。
気のせいかしら。

以前、レンズバリアーの付いていたOlympus製μTough-8000を使っていたことがあった。
これはこれで、水滴の付いたレンズをすぐに拭けないために、乾いてから水滴染みが残って嫌な思いをしたことがあったのだ。
だから私は敢えてレンズバリアーのない機種を選択してきた。
実際に、マメに清拭せねば使い物にならないなんてことは、過去のFT2やFT3ではなかったからだ。

20120313f

いずれにしても、今度のFT4はレンズクリーナーが必要かも知れない。
まあ、本当はマズイと思われるが、普通のコンデジなのでメガネクリーナでフキフキしてしまったが。(笑)

それから、このFT4は少し露出が高めに設定されている気がする。
写真の台座からも分かるが、白飛びするシチュエーションが多すぎる気がする。
-0.5EVほど露出を下げて撮影した方が良さそうだ。
上の写真、昨日の写真は全て露出を下げている。
雪上撮影ではさらに白飛びが激しくなりそうな予感がする。

20120313e

とりあえず、スキーには持って行けそうな感じである。良かった。
一時、FT4に凄く不信感を持ってしまってスミマセン。
ただ露出がこのままでは、スキー写真はすべて激しいフレアだらけになってしまうかも知しれない気がする。
まずは現地で検証ですね。もちろんシーンモードでの雪上も試すつもりである。

2012年3月12日 (月)

DMC-FT4を使ってみる

先日FT3から買い換えたFT4。
3から4への基本仕様の変化はないようであるが、本当に変わっていないのか実際に見てみようと思う。

20120312a

FT4はパナソニックから発売されている最新型のタフネスコンデジだ。
防水能は12m、防寒能-10℃、耐衝撃能は2mを誇る。
35mm換算では28-128mmまでの手振れ機能内蔵のズーム(F3.3-5.9)を持つ。

だが前述の通り、これは旧機種のFT3と同様のスペックである。
同じなら同じでかまわないのであるが、少しでも光学性能が改善されていればと淡い期待を持って検証してみる。

Pon6_2

被写体はいつものイヌの置物。
被写体までの距離は2m。ISOは100、WBはAUTO、暗部補正と超解像はOFFにした。
ズームなので、ワイド端とテレ端を載せてみた。

ワイド端 換算28mm F3.3 2m
20120312b1

テレ端 換算128mm F5.9 2m
20120312b2

天気のこともあるが、ややハロっぽく写っているため、シャキッとした絵にならない。
特にワイド端では空が映り込んでいる上方でフレアが激しい。
タフネスコンデジという特性上、平坦な筐体にインナーズームと無理をしていると思うので、ある程度の光学性能は受け入れねばならないだろう。

デジタルズーム最大
20120312b3

このFT4はデジタルズームで500mm相当まで焦点距離を伸ばせる。
しかし、相変わらずフレアは激しい。
まあ、当然光学ズームではないので画質は落ちるが、咄嗟の時に役立つこともあるかも知れない。

20120312b4

ちなみにハロの件であるが、晴れているときの同じ条件でFT4を撮影したものである。
この写真でも、上方に僅かではあるがフレアっぽさが残っている。

ここで、FT3と比較してみる。
左がFT4、右がFT3である。
下段はそれぞれの写真のトリミングである。

20120312f3

中央トリミング
20120312e3

偶角トリミング
20120312d3

・・・・。ひょっとしてFT4はFT3よりコスト削減してませんかね?
たとえばコーティングとか、硝材とか。
まあ、同じ条件で撮影したわけ出ないので何とも言えないが。

実は直前に水中撮影をしているので、レンズ表面が汚れているだけかも知れない。
ただ、今までにもそういった現象は一度も無かった。
これは一度再検証が必要だと思う。

次に最短撮影距離で撮影してみた。
それぞれ開放で撮影してある。

ワイド端 換算28mm 5cm
20120312c1

テレ端 換算128mm 30cm
20120312c2

このあたりはコンデジらしく非常に使いやすい。
ワイド端からテレ端のマクロ撮影は被写体に応じて使い分けるといいであろう。
特にテレ端はそこそこ思ったよりぼける。

ズームマクロ 換算128mm 30cm
20120312c3

とくにズームマクロモードでは相当アップにすることが出来る。
もちろん、手振れが付いているとは言え、F5.9なので注意が必要だ。

今回の結果からFT4は、やや消化不良な感じがする。
やはり水没させた直後だったので、レンズが汚れていたのだろうか。
テスト撮影のやり方がまずくて、持っているポテンシャルを引き出せないだけかもしれない。

そこで次回は、レンズのクリアさを再確認し、今回OFFにしていた「暗部補正」と「超解像」をONにして比較してみようと思う。
頼みますよ、FT4。

2012年3月11日 (日)

3月11日

もう、あれから1年がたった。
長くもあり、短くもあった1年間だ。

20120311a
Panasonic DMC-FT3

ちょうど発売直後のタフネスコンデジであるFT3をいじくり回している最中にあの地震がやってきた。
地面を伝わってくる、ただならぬエネルギーに為す術もなく、近くの木にしがみついているしかなかったのだ。

20120311b
Olympus E-PL2+Panasonic Lumix G14mm/2.5ASPH.

近いうちに首都圏の直下型地震が来るのではないかという物騒なニュースが最近流れた。
地震の苦手な私にとって東海地震ですら失神ものなのに、首都圏直下が来たらどうなってしまうのだろう。

もう腹をくくるしかあるまい。
地震に備え、無事生き残れたら復興に人生を賭けるのだ。

その時に、今度は足を引っ張らないでいただきたい。
○○電力さん。

2012年3月10日 (土)

ドクターペッパー

昔からコレが好きだというと、大抵の友人は信じられないという顔をする。(笑)

20120306img_7456

炭酸は比較好きな飲み物(ビール含む)であるが、このチェリー風味のドクターペッパーは別格だ。
私が小学生低学年のとき、等々力駅へ昼過ぎに販売促進のためのドクターペッパを無料で試飲できるトラックがやってきた。

20120308b

家では親から炭酸飲料を固く禁じられていたために、これは素晴らしいトラックがやってきたと、一人喜び勇んでドクターペッパーをもらいに走って向かった。

当時はビンのドクターペッパーであったが、久しぶりの炭酸であると言う事も重なって、なんとおいしい飲み物があるのだと、一人で何本もがぶ飲みしてしまった。
直後に母親に見つかり、非常に怒られた後に自宅へと強制的に連れ戻されたのだ。

その夕飯時、何故か激しい下痢に襲われて非常に苦しんだことを覚えている。
母からはドクターペッパーのせいだとさらに怒られ、自宅ではより厳しく炭酸を禁じられることになった。

しかし親の求めるそれとは逆に、私のドクターペッパーへの想いは強く確実なものへと変化していったのだ。
以来、トップクラスの大好きな飲み物としてエントリーされている。

ところが大好きな飲み物ではあるのだが、ドクターペッパーはたまに売られているのを見かけるものの在庫が消えたらそれまでで、定期的な流通があるとは思えぬ存在になっていた。
長く不遇の時代が続いたのだ。

高校生の頃に「SaSuKe(サスケ)」という似た味覚のドリンクが発売され、友人らは激マズと騒いでいたが、私は美味しく何本も愛飲させていただいた。
すぐに消えてしまったが。

20120306img_7449

ところが、ここ数年前から定期的なドクターペッパーの流通が始まった。
近所のスーパーやコンビニ、自販機で在庫が切れることなく流通が続いている。

これはいったいどうしたことか。
ドクターペッパーの一ファンとしては有り難い事であるのだが。
初期の頃など、また無くなるのではないかと不安になって大量に買い込んだほどである。

試しにスタッフに試飲させたらみんな逃げてしまった。
スタッフにはペッペルという愛称で今も大人買いの購入をしてきてもらっている。
嫁さんからも「黒い液体」という名称で蔑まされている。

20120308a
Nikon D700+Nikon PC-E NIKKOR24mm/3.5D ED

何でこんなに風当たりが強いんでしょう。
美味しいのにね。

2012年3月 9日 (金)

タフネスコンデジ FT4がやってきた

初代はOlympusのμTough-8000シルバー。
2代目はPanasonic DMC-FT2のオレンジ。
3代目が同じくPanasonicのDMC-FT3レッド。

そして4代目タフネスコンデジが本日やってきた。
Panasonic DMC-FT4(ブルー)だ。

20120308b

実はこのFT4はあまり購入しようとする意欲が湧かない機種だった。
理由はお気に入りのレッドがないこと。
そして最大の理由が、スペックがFT3と殆ど変わらないことだ。

20120308a2 20120308a1_2

パナソニックもそのあたりが分かっているのだろうか。
FT4の公式サイトはあまりにもさみしい。(左FT4/右FT3)

20120308i

だが、FT3と全く同じというわけではない。
GPSと連動して、より高精度になった高度計を始め、超解像iAズームが6倍から9.3倍へとアップした。まあ、私はこの辺はあまり気にしていないのだが。
そして、何より私が購入を決断したのが、インターバル撮影が可能になったという機能が付いたことである。

20120308j

前置きが長くなったが、FT3とはどう違うのか見てみましょう。

選択した色はウルトラマリンブルーである。
本当はFT3にあったスパーキーレッドがとっても欲しかったのであるが、出ない以上は選択できない。
オレンジでも良かったのであるが、FT2の時と同じ色を選ぶのも芸がないなあと考えて、このブルーにした。
友人のFT2ブルーに比べると少し色が濃いようだ。

20120308c

とりあえず、間違い探しを始めるかの如く違いを探し出すと、最初に気がつくのはここだ。
グリップである。
FT4には赤いラインが一本入っている。
これが一番早くFT3とFT4に違いを見分けるポイントになる。

20120308d

他の違いは見つけられなかった。
どうやらグリップ以外は全く同じ金型を使っているようである。

でも、いいんですよ。
昨年は日本にとって大変な時でしたから。
開発サイクルの短いタフネスコンデジが、その影響を受けてしまったとしても。
購入することで少しでも日本企業の助けになってくれれば。(でも、今回だけね)

20120308e

私はタフネスコンデジをスキーで使うことがメインなために、どうしても使い勝手にはかなり拘って機種を選んでいる。
グローブをつけた状態で使うことが多いからだ。

20120308k

その点、このFT3/4のボタン配置や、使用感はほぼ完成の域に到達しているので、ある意味デザインの変更がなかったのは良かったかも知れない。

20120308m

防水面で、一番のウイークポイントであろうパッキン部を見てみる。
ここはFT3と同じく側面を開いてメモリーカードやバッテリーの交換を行う。

20120308f1 20120308f2 20120308f3

ここもFT3と変化はないようだ。
まあ、自分の使い方でここの防水性がやられたことは一度も無いので、レベルは維持できているのであろう。

20120308l

また起動時間は2秒前後と、極めて早いというレベルではないが、実用性ではギリギリでないかと思う。

さて、私が一番気になっていたインターバル撮影のコマンドであるが、購入直後にお昼を食べながらFT4の電源を入れてみた。
FT3と同じバッテリーなので、新品を購入して充電しておいたのだ。

使い勝手は殆ど同じなのでサクサクと設定が済んでいく。
しかし、インターバル撮影のメニューが白抜きされて選択できない。
これはいったいどういうことなのか。

GPSを切ったり、マニュアルモードにしたり、フラッシュを止めたり、超解像技術をOFFにしたりしたが、どうしても選択できない。
マニュアルはCD-ROM化されているので、その場で読むことは出来ないし困ってしまったのだ。

ところが、家についてからもう一度電源を入れると、きちんとメニューに現れた。
どうやら時刻設定してから、しばらく経たないと選択できない仕様なのか。
GPSなどが絡んでいるとか?

買っていきなり修理かとテンションが落ちかけていたので助かった。

20120308g_2

いろいろあったが、早速メニューをいじってみましょう。
すると、このインターバル撮影はちょっと微妙であることがわかる。

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インターバルは1分から30分まで、分毎刻みで設定可能。
連続撮影枚数は10枚から60枚まで、10枚単位で設定可能。
撮影時を音で知らせるか、光で知らせるかを選ぶ。
そして連続12時間まで可能だという。

これは・・・・。
まあ、確かにインターバル撮影は出来る。が、ちょっと制約が多いような気もする。
でも、コンデジでこれだけ出来れば御の字でしょうか。

パナソニックが、何故にこの商品を発表したのかは色々な理由があるのだろう。

FT2からの買い換えならば十分アリであろうし、初めてのタフネスコンデジの購入で考えているならばもちろん「買い」である。

20120308o

では、FT3からの買い換えはどうか?
防水のパッキンは経時的な劣化が避けられない。
水中撮影専門で使っている人ならば、FT4への買い換えもあるだろう。

私は水中撮影は殆ど行わず、スキーなどのウインタースポーツの使用に使っているのに何故毎年買い換えるのか。

20120308n

これは、私が過去の歴代のタフネスコンデジを使っていて感じたことなのだ。
冷温に弱かったμTough-8000に比べて、実用性があったFT2。
そしてさらに使い勝手を改良してきたFT3。

私はパナソニックのタフネスコンデジ開発者の製品に対する取り組み方を買っているのだ。
今回のFT4は仕方のないことだと自分は思っている。
だから、FT5では是非、それを取り返す分のタフネスコンデジを組み上げて欲しい。

20120308p

それまでは、このFT3のマイナーチェンジであるFT4を使っていく。
でも何でスパーキーレッドを無くしてしまったんでしょう。
復活を願っています。(売れなかったんですかねえ?)



では、後日に本当にFT3と画質的に違いがないのか実写テストをする予定である。

2012年3月 8日 (木)

EF100mm/2.8L Macro IS USM(実写と感想)

第一印象はレンズサイズの割に軽く感じることだ。
プラスチッキーな筐体がそれを可能にしているのかもしれない。

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以前、Nikonマウントに切りかえたときにAF-S VR Micro-Nikkor105mm/2.8Gを購入した。
マクロレンズなのにVRが搭載され、且つナノクリコーティングがなされているというハイスペックな105mmマクロだった。

その金属筐体のNikon製レンズを箱から出したとき、漬け物石のごとく重いそのレンズにVRとナノクリはずいぶんと重いのだなあ、などとトンチンカンな印象を持ったことを覚えている。
それまではキヤノンマウントのEF100mm/2.8L Macro USM(ISなし)のモデルを使っていたためだが、実際に重量には200g以上の差があったのだ。

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Canon EOS5Dmark2+EF100mm/2.8L Macro IS USM

EF100mm/2.8L Macro IS USMは625gしかない。ISなしの製品に比べて50g程しか差がないのだ。
ハイブリッドISを搭載しながら、この軽さは驚異的である。
前述のNikonの同スペックマクロと比べても160gほどの差を持っている。
軽さは武器だなあと感じる瞬間である。

20120306d
Canon EOS5Dmark2+EF100mm/2.8L Macro IS USM

レンズ筐体はホッソリとしており、ホールド感が非常によろしい。
ISの効きもハッキリと確認でき、通常撮影はもちろん、マクロ撮影でも充分実用的だ。
ワーキングディスタンスもシッカリとれているのでとても撮影しやすい。

20120306e
Canon EOS5Dmark2+EF100mm/2.8L Macro IS USM

このレンズは、他の単焦点のセットで散歩に持ち出すことが多い。
24mm、50mm、そしてこの100mmマクロの三点セットだ。
中でも、最も使用頻度が高いのが、この100mmマクロである。
ちなみにその場合の50mm単焦点は、意外にも使用頻度は少ない。

20120306f
Canon EOS5Dmark2+EF100mm/2.8L Macro IS USM

個人の使い方のクセもあるのだろうが、確かにズームを使っているときでも、ワイド端とテレ端しか使っていなかったような気がする。
人物を撮影するときだけ、ズームの中間焦点域をゴニョゴニョしていたようだ。

20120306g
Canon EOS5Dmark2+EF100mm/2.8L Macro IS USM

こうして考えると、100mmレンズは自分の所持レンズの中でもテレ端として使っていくのが良いような気がしてきた。
きっと、さらに長焦点のレンズを購入したら、マクロ撮影以外は使わなくなってしまうかもしれないからだ。

20120306c
Canon EOS5Dmark2+EF100mm/2.8L Macro IS USM

マクロ以外の撮影でも写りは極めてよく、中望遠レンズとしての性能は高い。
単焦点では、ついF1.4クラスのハイスピードレンズに目がいってしまうが、9万円前後の実売価格でこの性能の中望遠Lレンズが手に入ると考えるとCPは非常に高いと考えられる。

20120306h
Canon EOS5Dmark2+EF100mm/2.8L Macro IS USM

F値が明るくボケも美しい高額な重量級ハイスピード中望遠もよろしいが、F2.8の明るさを誇り、加えて等倍マクロもできる軽量な中望遠レンズと考えると、コスパのいいレンズに思えてくるから不思議だ。

私がキヤノンに戻ってきた理由は、一つがハイブリッドISを搭載してあるこの100mmマクロ、そしてもう一つが驚愕のハイスピードAFレンズである50mm/1.2Lがあったことだ。
50mmは人物撮影以外に使うケースは少ないが、100mmマクロは万能性が高く使用頻度も非常に高い。
APS-C・フルサイズ両方で使えるオールマイティーなレンズである。
個人的にはフルサイズ使用の方が、より性能を生かされると思う。

EF100mm/2.8L Macro IS USM

スペック(APS-C機使用)
テスト撮影
実写と感想

2012年3月 7日 (水)

啓蟄2012

1日遅れの啓蟄であったが、6日の夜に池のほとりでガマガエルを見つけた。
なんて律儀な蛙なのだと、ちょっと感動して捕まえさせていただいた。

20120307b
Panasonic DMC-GH2+Lumix G20mm/1.7ASPH.

ガリガリに痩せてかわいそうであったが、写真撮影のためにちょっと付き合ってもらうことにした。(笑)
マクロでも使ってみましょうか。
出てきたばかりのはずなのに、やたら元気で暴れながらゲコゲコ鳴いている。
ジッとしていてくれないので撮影がままならない。

20120307a_3
Panasonic DMC-GH2+Lumix G20mm/1.7ASPH.

耳を澄ませば池のそばからも呼応するようにゲコゲコ鳴いている。
仲間を心配して呼んでいるのであろうか。
可哀想になってきたので、キメ写真は諦めて仲間のそばで離してやった。

弟に話したところ、すでに数日前から池で散乱が始まっているという。
一時の寒波でかなりの卵がやられたらしい。

なんだ、今さっき出てきたのではないのだ。
もうちょっと撮影に付き合ってもらえば良かった。

2012年3月 6日 (火)

EF50mm/1.2L USM(実写と感想)

キヤノンに戻ってきたのはこのレンズがあったからだと言ってもいいくらいだと思う。

20120304g

ライカのM9を使っていたときに、50mmはコニカのM-Hexanon50mm/1.2Limitedを所持していた。
ライカ謹製の新型ノクチはF0.95という驚異的な明るさを誇っていたが、実売価格が洒落になっていなかったので、和製ノクチと言われているこのレンズを愛用していた。

20120304c
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM

キヤノンには、コニカHexanonとほぼ同スペックのこのレンズがある。
片や最短撮影距離90cmのヘキサノンであったが、こちらは半分の45cmまで寄る事ができる。
しかもパララックスなど関係なく、ファインダーに写るそのままの撮像なのだ。
だから一眼は止められない。

20120304d
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM

色はヘキサノンに比べると、かなりナチュラルに写ってくれる現代的なレンズである。
ただ、コントラストはやや強めに出るのか、他のEFレンズに比べると多少毛並みの違うレンズのようにも感じる。

20120304e
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM

F値が1.2なので、どのようなシチュエーションでも撮影可能となる。
また45cmまで寄れるので、最短撮影+開放撮影ならば大きくぼかせるのも長所だろう。
その場合、ピントが極めてシビアになるので複数枚撮っておいた方が良い。

20120304a
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM

絞ればビネッティングも改善し、解像度もアップする。
しかし、重い。
580gはEFマウントに取り付けられる現役50mm単焦点の中では最も重い。

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Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM

10万を超える金額のこのレンズに対して、F1.4は重さは半分、金額は1/3程度で購入できる。
製造年の差はあれど、F1.2LとF1.4の明るさの差は僅か半段だ。

20120304f
Canon EOS5D mark2+EF50mm/1.2L USM

このレンズの存在価値は、開放値F1.2に他ならないであろう。
これ以上ISOが上げられずに、あともう少しレンズが明るかったら、僅かでもシャッター速度が稼げるのにと思ったことは数知れず。
半段であっても、F1.4だと諦めがつけにくい。
一種の心の保険の様なものなのか。

高品質で且つ現代的な写りをするこのF1.2レンズには華がある。
自分がコスパを重視して50mm/1.4を購入してしまっても、やっぱり50mm/1.2が気になるからと買い直してしまうと思う。
これはそんな気にさせるレンズでもあるのだ。

EF50mm/1.2L USM

スペック(APS-C機記事)
テスト撮影
実写と感想

2012年3月 5日 (月)

撮影不可能

最近、天気が良くないので、月のインターバル撮影ができない。
2月頃までは天気が安定していたので、いつでも太陽や月を取り放題だったのであるが、春になってからはそうはいかなくなってしまったようだ。

20120305z
Leica S2+Leica Summarit S70mm/2.5ASPH.

天体撮影は天気が全てだ。
肝心なところに雲がかかっていたらそれでお釈迦である。
星野撮影などはうっすらとかかっていても甚大な影響が出るのだろう。

なかなか厄介なものに首を突っ込んでしまったらしい。
まあ、しかたがないので受け入れるしかないのであるが。

5D3どうしようかな。
まだ悩み中である。

2012年3月 4日 (日)

Canon EOS 5D Mark III 発表

やはり、きましたね。
そろそろではないかと思っていたところだ。

20120305a1_2 20120305a2

気になる5D2との比較はどうなのだろう。
サイトの基本仕様を比べてみた。

5D3
20120305c1
5D2
20120305c2

重量はわずかに重くなったものの、他には多重露出撮影機能・ハイダイナミックレンジモードや、視野率約100% 高倍率ファインダー、CF/SDデュアルカードスロット対応になったことか。
そして何より私が目を引いたのはデュアルアクシス電子水準器だ。

20120305d

今まで電子水準器というのは、さほど重要視していなかったが、Panasonic GX1に搭載されている電子水準器の出来の良さに非常に感心し、以来必須のものになってしまったのだ。
ファインダー内でも確認できるらしい。

20120305e1 20120305e2

発表されるまでは、5D3は放置プレイの予定だったのだが、ハイダイナミックレンジモードやら、視野率100%ファインダーやら、加算平均撮影やら、電子水準器やら搭載で購入意欲を刺激される。

本来EOSは、ライカS2と比較してマウントを最終決定する予定なのに、片方を充実させてどうするのかと葛藤中だ。

20120305b

しかし、この5D3は若干重くはなったものの高画素などに走らず、ボディ内レンズ収差の改善や高感度耐性の充実など私の希望しているベクトルと非常に近いものがある。
他にも購入計画中のものがあるというのに、毎年春は散在の時期なので恐ろしい。

2012年3月 3日 (土)

金環食とインターバル撮影 3/レンズはどれだ?

インターバル撮影するボディはEOS5D2と決定した。
三脚・雲台もとりあえずは余ったブツを使う予定である。

となると、後はレンズだ。
定点固定のインターバル撮影となるため、画角の中に食の始まりと終わりが入っていなくては様にならない。
あまり広角すぎても、太陽が点のようにしか写らないのでレンズの焦点距離はなるべく大きいものを選ぶ必要がある。

20120303a_2

ここで役に立つのがアストロアーツの天文シミュレーションソフトであるステラナビゲータだ。
初めてこのソフトを購入したのは、私が学生の時にPC9801用として書店で発売されたものだったと記憶している。
今ではVer.9までバージョンアップされているようだ。

20120303b1_2

このソフトを使い、東京での5月21日金環食のシミュレートを見てみる。
上の画像が金環食の「食の最大」、7時34分30秒の状態である。
方位は約269°、高度は約35°である。
クリックで拡大される。

20120303b2_2

次に「食の始まり」を見てみる。
時間は6時19分2秒。方位は約260°、高度は約20°である。

20120303b3

最後に「食の終わり」を見る。
時間は9時2分37秒、方位は283°、高度は約53°である。

20120303b4_2

これらのデータから太陽はこのような軌跡をたどることになる。
要はこの太陽軌跡が、レンズの画角に収まればそれで良いのだ。

そこで自分の持っているEFレンズ群で最も適したものは・・・・。

20120303b5

少し分かりにくいとは思うが、星図にピッタリ収まるレンズの画角が縁取りされている。
焦点距離50mmのレンズだ。
ただし縦撮影が条件となるが、画角はちょうど収まる感じで具合が良い。
つまりEOS5D2にEF50mm/1.2L USMを縦に取り付ければ食の始まりから終わりまでを撮影できることになる。

ちなみにレンズ中心の方位はほぼ270°、高度は35.6°。
真東レンズを向けて、高度は35.6°に固定しておくと言う事になる。
ここで、赤道儀を持っていない自分としてはコンパスと角度計が必要になってくる。

20120303c1 20120303c2

というわけで早速用意した。
コンパスは登山に使っているスントのコンパスを代用しよう。
角度計はamazonで、デジタルのタイプを選択した。

ところでコンパスを使っている人は知っていることなのだが、磁気偏角という言葉がある。
コンパスの指す磁北は真北ではなく若干西にずれているのだ。
東京では7°ほど傾いている。
この磁気偏角を考慮してレンズの位置を設定する必要があるのだ。

20120303d

さて、この50mmというレンズであるが、太陽を入れるとどのくらいに写るのでありましょうか。
早速、NDフィルターを装着して検証してみた。

20120303e1
Canon EOS5DmarkII+EF50mm/1.2L USM

かなり小さい。(笑)
食分されていく太陽の軌跡をレイヤーで重ねるならば様になるであろう。
だが、動画前提で撮影するとなると迫力のない地味な映像になる可能性がある。

しかも、先ほどの縦位置撮影が条件となるので動画としてはよろしくない傾向だ。
なので5D2の2100万画素を生かしてトリミングして動画を作ってみようと思う。

20120303f

縦位置の状態で、動画に合わせて16:9のアスペクト比でトリミングを行う。
この太陽サイズならば動画も程々見られ・・・・なさそうですね。
ちょっと困りましたよ。
いきなりトラブルで躓いた。

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20120303f2_2

総撮影数に合わせて、トリミングを上方に規則的等分にカットしていけば太陽の動きに不自然さは出ないと思う。だが、太陽は小さい・・・・。
食の欠け方にも若干の不自然さが現れてしまうと思うが、これでは太陽に何が起こっているか皆目分からない可能性がある。

さて、動画のド素人が勝手な思いつきで計画を述べてみたが、実際にうまくいくでしょうか。
しかし、もう少し太陽が大きく写せると思いましたが、かなりまずいですね。

20120303fgjpg

とりあえずはフィルターの寿命も考慮して、紫外線曝露せずに済む月でやってみますか。
撮影時間も長くかかるために、まずは100mm以上の焦点距離で試験的に撮影だ。
それにソフトの使い方もまだ全然分からないので、いつになったら結果を報告できるか分からない。

ああ、なんか急に不安になってきた。



1.プロローグ
2.アクセサリー
3.レンズはどれだ?
4.シャッター速度

2012年3月 2日 (金)

しゃっくりとマドレーヌちゃん

昨日はテンションの落ちたブログだったので、今日は少しイメージを変えてみましょう。

今回はしゃっくりのことである。例の「ヒック」となるアレである。
横隔膜の痙攣で生じる。

私は食事をとっているときにしゃっくりが出やすい。
嚥下による刺激で起こるらしい。

とにかく一度始まると止まらないのだ。
職場のお昼休みにお弁当を食べると良く起こり、むせる原因にもなって非常に困る。
当然、昼休み中はしゃっくりが止まらず、以前など数えで168回を超え、至福の休息時間が台無しになった。

あまりにもしつこいしゃっくりを何とかせねばとサイトを色々検索し、とうとうそれの止め方を見つけたのだ。
今のところ100%の治癒率を誇る。

ここで、そのしゃっくりの止め方を説明したい。
言葉で表すと難しいので、人形を使って説明する。

20120301b

嫁さんの人形であるマドレーヌさんにご登場願おう。
ヒト型で、腕の長い人形は我が家にこれしかなかったのだ。
(プラレールの人形もあったのだが、ブツが小さすぎた)

20120301c

やり方は簡単だ。
鴨居などに両手をかけて、体をエビ反らすだけである。
なるべく下肢の力を抜いて、上肢に体重をかけた方がいい。

20120301d

写真ではあまり反っていないが、実際には重力に逆らわずにもっと反らせてよい。
このとき、息を30秒間止めるのだ。
これで、自分は100%しゃっくりを止めてきた。

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人形を勝手に持ち出して撮影していたら、嫁さんに見つかってしまった。
しゃっくりを止めるポーズの写真を撮っているのだと説明したら、変なことに使わないでくれとややご立腹のようだ。

20120301e

お育ちの良いパリジェンヌのマドレーヌさんに失礼なポーズをさせてしまいました。
ごめんなさい。エクスキュゼモワ。

2012年3月 1日 (木)

雪と緊急地震速報

先日の未明に、買ったばかりのスマホから緊急地震速報の知らせが届いて驚かされた。
結局、大きな揺れは来なかったのであるが、その後の妙な緊張感でなかなか寝付くことができなくなってしまった。
このスマホはネガティブガジェットだ!

20120301x
Panasonic DMC-GX1+Lumix G20mm/1.7ASPH.

早朝、子供に雪だと寝不足気味なのにたたき起こされた。
地震の次は雪かと半ばヤケになって起きると、子供の言うとおり結構本降りの降雪が見られている。

この大雪だと、今日は仕事にならないなと感じながら出勤した。
しかし、実際に大きな地震が来ていたら、これはこれで洒落にならないことになっていたはずだ。

20120301z
Panasonic DMC-GX1+Lumix G20mm/1.7ASPH.

案の定、仕事はダラダラペースだ。
午後から多少は持ち直したものの、まったりムードで時が流れていく。

余った時間に雑用をこなしながら、この文章も書いている。
今日は早くにブログを書いてしまったので、夜はゆっくりできそうだ。

だが、この平穏さは薄氷の上にあるようなものなのだ。
再びスマホの緊急地震速報が鳴らないことを祈るばかりである。

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