タフネスコンデジ FT4がやってきた
初代はOlympusのμTough-8000シルバー。
2代目はPanasonic DMC-FT2のオレンジ。
3代目が同じくPanasonicのDMC-FT3レッド。
そして4代目タフネスコンデジが本日やってきた。
Panasonic DMC-FT4(ブルー)だ。
実はこのFT4はあまり購入しようとする意欲が湧かない機種だった。
理由はお気に入りのレッドがないこと。
そして最大の理由が、スペックがFT3と殆ど変わらないことだ。
パナソニックもそのあたりが分かっているのだろうか。
FT4の公式サイトはあまりにもさみしい。(左FT4/右FT3)
だが、FT3と全く同じというわけではない。
GPSと連動して、より高精度になった高度計を始め、超解像iAズームが6倍から9.3倍へとアップした。まあ、私はこの辺はあまり気にしていないのだが。
そして、何より私が購入を決断したのが、インターバル撮影が可能になったという機能が付いたことである。
前置きが長くなったが、FT3とはどう違うのか見てみましょう。
選択した色はウルトラマリンブルーである。
本当はFT3にあったスパーキーレッドがとっても欲しかったのであるが、出ない以上は選択できない。
オレンジでも良かったのであるが、FT2の時と同じ色を選ぶのも芸がないなあと考えて、このブルーにした。
友人のFT2ブルーに比べると少し色が濃いようだ。
とりあえず、間違い探しを始めるかの如く違いを探し出すと、最初に気がつくのはここだ。
グリップである。
FT4には赤いラインが一本入っている。
これが一番早くFT3とFT4に違いを見分けるポイントになる。
他の違いは見つけられなかった。
どうやらグリップ以外は全く同じ金型を使っているようである。
でも、いいんですよ。
昨年は日本にとって大変な時でしたから。
開発サイクルの短いタフネスコンデジが、その影響を受けてしまったとしても。
購入することで少しでも日本企業の助けになってくれれば。(でも、今回だけね)
私はタフネスコンデジをスキーで使うことがメインなために、どうしても使い勝手にはかなり拘って機種を選んでいる。
グローブをつけた状態で使うことが多いからだ。
その点、このFT3/4のボタン配置や、使用感はほぼ完成の域に到達しているので、ある意味デザインの変更がなかったのは良かったかも知れない。
防水面で、一番のウイークポイントであろうパッキン部を見てみる。
ここはFT3と同じく側面を開いてメモリーカードやバッテリーの交換を行う。
ここもFT3と変化はないようだ。
まあ、自分の使い方でここの防水性がやられたことは一度も無いので、レベルは維持できているのであろう。
また起動時間は2秒前後と、極めて早いというレベルではないが、実用性ではギリギリでないかと思う。
さて、私が一番気になっていたインターバル撮影のコマンドであるが、購入直後にお昼を食べながらFT4の電源を入れてみた。
FT3と同じバッテリーなので、新品を購入して充電しておいたのだ。
使い勝手は殆ど同じなのでサクサクと設定が済んでいく。
しかし、インターバル撮影のメニューが白抜きされて選択できない。
これはいったいどういうことなのか。
GPSを切ったり、マニュアルモードにしたり、フラッシュを止めたり、超解像技術をOFFにしたりしたが、どうしても選択できない。
マニュアルはCD-ROM化されているので、その場で読むことは出来ないし困ってしまったのだ。
ところが、家についてからもう一度電源を入れると、きちんとメニューに現れた。
どうやら時刻設定してから、しばらく経たないと選択できない仕様なのか。
GPSなどが絡んでいるとか?
買っていきなり修理かとテンションが落ちかけていたので助かった。
いろいろあったが、早速メニューをいじってみましょう。
すると、このインターバル撮影はちょっと微妙であることがわかる。
インターバルは1分から30分まで、分毎刻みで設定可能。
連続撮影枚数は10枚から60枚まで、10枚単位で設定可能。
撮影時を音で知らせるか、光で知らせるかを選ぶ。
そして連続12時間まで可能だという。
これは・・・・。
まあ、確かにインターバル撮影は出来る。が、ちょっと制約が多いような気もする。
でも、コンデジでこれだけ出来れば御の字でしょうか。
パナソニックが、何故にこの商品を発表したのかは色々な理由があるのだろう。
FT2からの買い換えならば十分アリであろうし、初めてのタフネスコンデジの購入で考えているならばもちろん「買い」である。
では、FT3からの買い換えはどうか?
防水のパッキンは経時的な劣化が避けられない。
水中撮影専門で使っている人ならば、FT4への買い換えもあるだろう。
私は水中撮影は殆ど行わず、スキーなどのウインタースポーツの使用に使っているのに何故毎年買い換えるのか。
これは、私が過去の歴代のタフネスコンデジを使っていて感じたことなのだ。
冷温に弱かったμTough-8000に比べて、実用性があったFT2。
そしてさらに使い勝手を改良してきたFT3。
私はパナソニックのタフネスコンデジ開発者の製品に対する取り組み方を買っているのだ。
今回のFT4は仕方のないことだと自分は思っている。
だから、FT5では是非、それを取り返す分のタフネスコンデジを組み上げて欲しい。
それまでは、このFT3のマイナーチェンジであるFT4を使っていく。
でも何でスパーキーレッドを無くしてしまったんでしょう。
復活を願っています。(売れなかったんですかねえ?)
では、後日に本当にFT3と画質的に違いがないのか実写テストをする予定である。
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