赤道儀
実はすでに先月に購入していたのであるが、一通り機材が揃ってからブログに上げようと思っていた。
だが、EOS60Daが発売されたため、これを機会にとりあえずは揃っている機材から出していこうと思う。
ある計画こと、星景星野写真計画の中核となる「赤道儀」である。
赤道儀とは天体撮影に使う機材である。
中央に付いたテーブルが24時間かけて時計方向に1回転するように作られている。
このテーブルに自由雲台やジンバル雲台を取り付けてデジカメを載せるのだ。
wiki
夜空の星は北極星を中心に反時計回りに同心円運動をしている。
つまりテーブルの軸を北極星に合わせてやれば、撮りたい星系に向けたレンズは星の移動とともに向きを合わせ続けてくれるというわけである。
星は微弱な光なので長時間露光が必要なのだ。
赤道儀とは単純な仕組みであるが、なんと便利な機材なのか。
回転精度の問題など、赤道儀を詳しく語ると大変なことになるので、その辺は割愛したい。
因みに北極星(ポーラー)の方向を向けるためには、本体にあいているポーラアリグメントホールから覗いた状態で、北極星が見えるように固定する。
または、より極軸への精度を高めるためには、付属するポーラファインダーユニットを使う方法もある。
さて、赤道儀と言ってもピンキリあって、ポータブルで持ち運びが便利なものから数10kgもある本格的なものまでいろいろある。
私が選んだものは、機動性が高く移動に便利なポータブル型である。
俗称【ポタ赤】(ポータブル赤道儀)と呼ばれるタイプだ。
トーストテクノロジー社のTOAST-Pro。
重量は1.5kg、180x100x40mmのコンパクトな赤道儀である。
私は都心に住んでいるため、車を7年前に処分してしまった。
そのため、どうしてもポタ赤にする必要があったのだ。
このTOAST-Proの凄いところは、EOSのLP-E6バッテリーで動かすことが出来ることだ。
所持しているEOS 5D3、60Daとも共通のバッテリーだ。
もちろん単三電池駆動も可能だが、気温の低い冬などは電圧の問題からこちらの方が有利であろう。
まあ、純正を使うのはもったいないので、互換メーカーのゾロ品で十分だ。
この赤道儀一式は付属するコンパクトなバックに全て収まる。
TOAST-PROが何処まで能力を発揮してくれるか、これから色々試していく予定である。
さて、天体カメラ(EOS60Da)とポタ赤が揃ったので、あとは三脚である。
こちらはまだ選定中だ。
ただ、金環日食テスト撮影時の三脚チェックが非常に役に立った。
機動性が高く、安定性のよい三脚は何になるのか。
選定が終わり、現品が届いたらまたブログにアップしたいと思う。
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