EF 400mm/F5.6L USM(スペック)
コシナのノクトン17.5mmを購入しに、いつものカメラ屋さんを覗いたとき偶然中古として見つけたものだ。
キヤノンの望遠レンズであるEF400mm/5.6L USM。
このレンズは少し前から狙っていた。
現在使っているEF300mm/4.0L IS USMは、Extender 1.4xIIIをつけると解像度がそれなりに落ちてしまうため、月面撮影に於いては多少なりとも不満が出てきていた。
ただ、EF300mm/4.0L IS USMは最短撮影距離が1.5mとかなり寄れるため、Extenderを装着するとマクロ的な使用も可能なレンズとなる。
Canon EOS7D+EF300mm/4.0L IS USM+Extender 1.4xIII(トリミング)
それでも私が望遠を持つ目的は、月や太陽など特殊な被写体をメインとすることを考えているために、接写のような使用方法はかなり少ないと思われる。
そこで解像度を優先した400mm/5.6を購入してみた。
なんと言ってもレンズ構成の枚数が少ないのがよろしい。
EOS60Daを付ければ換算640mm、マイクロフォーサーズにマウントアダプター経由で取り付ければ800mmとなる。
さらにExtender EF1.4×IIIを取り付ければ、最長1000mmをオーバーする高解像の超々望遠レンズとして活躍してくれそうだ。
対応してくれる三脚があるかどうかが問題だが。
ではそろそろスペックについて語りたい。
サイズは90x256.5mm、重量は1250gである。
300mm/4.0と比べると仕様上の直径は変わらないが、全長が4cmほど長くなっている。
しかし、この直径は400mm/5.6に取り付けられている大型フードによるもので、実際には一回りほど細く感じる鏡胴を持つ。
つまり400mm/5.6は、300mm/4.0に比べると細く長くなった感じだ。
レンズ構成は6群7枚。
UDレンズを2枚使用している。
レンズ枚数も少なく、ISユニットを導入してないので解像度に関しては期待が持てそうだ。
フィルターサイズは300mm/4.0Lと同じ77mm。
最短撮影距離は3.5m、最大撮影倍率は0.12倍である。
この点が300mm/4.0Lと最も異なるところだ。
片や1.5m、対してこちらは3.5m。ハッキリ言ってこのレンズでの接写とという概念は捨てた。
本当はこのレンズは金環食が終わってから中古を探す予定だった。
その方がいいブツの数が出るであろうと踏んでいたからだ。
ところが、偶然見つけてしまった。
御縁を大事にしている私としては、こうなると手に入れずにはいられない。
三脚座は多少汚いが、レンズは綺麗だ。
値段も手頃だったので、思い切って購入した。
因みにこのレンズの三脚座は200mm/2.8Lのものと代用がきく。
どちらの方が安定性が高いか後で検証してみたい。
さて、金環食にこれを持ち出すかどうか。
直前なので急激な機材の変更はトラブルを引き起こす可能性があるが、時間の許す限りチェックしてみたい。
場合によってはこちらに変更だ。
EF 400mm/F5.6 L USM
スペック
テスト撮影
実写と感想
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