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2012年5月 1日 (火)

EOS 60Da のダークノイズ

天体撮影に特化した60Daであるが、実際にどのくらいの実力があるのか調べてみる。
簡単なのはダークノイズを調べることだ。

20120501c

ダークノイズとは、長時間撮影によって生じる熱かぶりから来るノイズを言う。
一般的な高感度ノイズとは少し違う。
天体撮影の場合、数分、時には数十分と長時間の露光を行うためにノイズがのりやすく、その多い少ないで写真の出来が異なってくるのだ。

まあ、後処理でノイズを減らすことも出来るのだが、まずは単純にセンサーから生じるノイズの量を見てみようと思う。

【ダークノイズ比較】

自分もダークノイズをチェックするのは初めてなので、コントロールとしてEOS5DMk3をチョイスした。

20120501a

60Daの通常高感度ノイズでは1600くらいはいけそうだったので、ISO1600を中心に上下一段ずつのISO値を調べる。
また、時間は3分、5分、10分と3通りを計測する。

20120501b

タイマー付きリモートケーブルのTC-80N3を使用し、撮影モードはバルブに設定した。
また、ファインダー部からの入光を防ぐため、ファインダーカバー、60Daはアルミテープで同部をふさいでおいた。
また5D3に関しては、例の問題から撮影時に上部液晶のバックライトを点灯させないように気をつける。
室温は21℃。

それでは早速テストを。

【テスト結果】

結果は写真をソフト的にいじらず、そのまま編集した。
上が5D3、下が60Daである。
ISO感度はそれぞれ800、1600、3200をチェックし、各々の180秒(3分)、300秒(5分)、600秒(10分)の熱ノイズ量を一覧にした。

5D3
5d3_0_2

60Da
60da_0

この時点で熱ノイズが殆ど見られない60Daがかなり優秀であるコトが分かる。
5D3では600秒(10分)の露光で熱ノイズが見られ始めている。
5D3は通常の高感度撮影では非常に優秀であるものの、長時間ダーク撮影に関してはさすがに天体専用の60Daの方に分があった。

ここで露出を+3.0ほど上げてデータの耐性を見てみる。

5D3(露出+3.0)
5d3_3

60Da(露出+3.0)

60da_3

この状態で見ると、5D3は殆ど熱ノイズにコンタミされているコトが分かる。
しかし、それは60Daと比較をしてのことだ。
激しいムラは少ないので補正はある程度可能かも知れない。

通常の高感度耐性が高い5D3であっても、天体にも万能であるというわけにはいかないようだ。

対して60Daの優秀さが極めて分かるデータだ。
ISO3200の300秒、600秒にて、上下に熱ノイズがうっすらと現れ始めているが、他のデータはこの状態から見るとノイズは見られない。

【トリミング】

では、ここで60Daのトリミングデータを出してみたい。
一覧は上記と同じ並べ方であるが、1枚のデータは中央部の等倍トリミングである。
その1枚の左半分が撮って出し、右半分が同部の露出を+3.0上げたものだ。

60Da
60da_tr

さすがに等倍のトリミングで見るとISO3200には全てノイズがのっていることが分かる。
だが、ISO800では600秒(10分でも)綺麗な状態を維持できている。

一体、どのレベルまで常用として使えるのか。
試しに同じ設定のISO感度で1200秒(20分)のダークノイズ比較を行ってみた。

【20分ダークノイズ比較】

これは1200秒(20分)のみのデータである。
ISOは上記配列と同じ。
上段は撮って出しでーた。
中段は上段データの露出値を+3.0まであげたもの。
下段はその中央部トリミングである。

60Da(1200秒)
1200sec

さすがに20分露出ではISO800でも熱ノイズが目立ってきたが、それでもかなり綺麗に抑えられているようだ。

不思議なのがISO3200の20分露出であるが、中央部の熱ノイズがISO1600よりも目だなくなっている。
代わりに上下に激しい熱ノイズが現れているが、中央部は逆に綺麗になっている。
仕様なんですかね?
ちょっと分かりません。

自分は天体写真のノウハウは全く持っていないので、どのようにすれば分かりやすくデータを出せるかは知識がない。

ただ、このダーク比較によるテストは、60Daがただならぬ性能を持っていることだけは確かなようだ。
本来はオリジナルの60Dで比較すれば、この機種の能力がよりハッキリ比較できたであろう。
まさに天体撮影のために生まれた申し子のようなカメラである。

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