マイクロフォーサーズの月・太陽撮影システム
来月の4日に月食がある。(6日には金星の日面通過もある)
21日の金環食の月が、14日経ったので満月になったのだ。
ちょうど地球と月が入れ替わった状態だ。
まあ、今回は部分月食であるが。
月食時の高度が若干低く、職場からだと撮影できるか微妙だが、一応金環食でも活躍した例のシステムを引っ張り出そうと思う。
このマイクロフォーサーズを主体とした月・太陽用撮影システムは、剛性が高く、簡単に組み立てられ、非常に使いやすく運びやすい。
トータルで4kgほどになる若干重めのマニュアルシステムだが、1000mmを超える超望遠レンズをブレ知らずで扱えるそのコンパクトさと簡便さは、何ものにも代え難い利点だ。
片手で雲台部を握って、システムを手軽にヒョイヒョイと移動できるのだ。
Canon EF400mm/F5.6L USM+Ex1.4xIII+Olympus OM-D(E-M5)
この構成は以下の通り。
Canon EF400mm/F5.6L USM
Canon Extender 1.4xIII
EF-M4/3マウントアダプター
Olympus OM-D(E-M5)
RRS カメラサポートバー一式
RRS 自由雲台 BH-55
RRS 三脚 TP-243 Ground-Level Tripod
これにリモートケーブルや、場合によってはNDフィルターが加えられる。
ピントはMFアシストを起動させてマニュアルフォーカスで行う。
ルーペがあると完璧だ。
夜でも昼でもあった方がいい。私は改造品のルーペを使っている。
ピント合わせのフォーカスリングには微妙なコツがいるが、すぐになれるであろう。
Canon EF400mm/F5.6L USM+Ex1.4xIII+Olympus OM-D(E-M5)
このシステムはマイクロフォーサーズ主体のシステムなのだが、もしキヤノンがフォーサーズセンサーと同等のセンサーを搭載したミラーレスカメラを発表したら、このシステムのOM-Dとキヤノンミラーレスとを切り換えるだけで同レベルを維持できるのだ。
それだけではない。
キヤノンがEFレンズ専用マウントアダプターを発売したならば、まず間違いなくEFレンズのAF作動を保証してくれよう。
そしてその時こそ、このシステムはより高い完成の域へと入るのだろう。
だが、長所だけではない。
同じセンサーサイズになったらマイクロとキヤノンミラーレスは思い切り被る。
どちらかを選択せねばならないときが来るのかも知れない。
またマウント選びに頭を悩ませるのであろうか。
キヤノンミラーレスの発表は楽しみでもあり、不安でもあるのだ。
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