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ana

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2012年6月30日 (土)

マジックフィルターなTG-1(前編)

タフネスコンデジであるTG-1には12種類もの独創的なアートフィルターがある。
マジックフィルターと呼ばれているソレである。

1.ポップ
2.ピンホール*
3.フィッシュアイ
4.スケッチ*
5.ウェディング*
6.ロック
7.クリスタル*
8.水彩*
9.ミラー
10.ミニチュア
11.ランダムタイル
12.ドラマチック

(*は画像を12M(3968x2976)に設定しても、撮影時に5M(2560x1920)相当になる)

以前持っていたE-P3から見ると、アートフィルターとアートエフェクトを組み合わせた新しいフィルターが増えている。
また、新規に作られたものも入っている。

数が多いため、全部一度にやってしまうと記事がダラダラになってしまう可能性があるので2回に分けてやろうと思う。
前半はポップからロックまで、後半はクリスタルからドラマチックまでを書いていきたい。

20120630n

今回はこのマジックフィルターを同一被写体にて撮影し、各々を比較してみようと思う。
まず、コントロールとなる被写体はいつものポン様になって頂く。
被写体までの距離は2m、WBはオート、ISOは100に固定する。
画像サイズは最も大きい12Mモードに設定。
ISはOFF、シャッターはタイマー2sで撮影した。

【コントロール】

20120630a

20120630a1

下段の写真は中央部のトリミング画像である。
ノルマル撮影の印象については以前の記事を参考にしてもらう。

【ポップ】

20120630b

20120630b1

アートフィルターでもお馴染みな派手な色調になるフィルターだ。
彩度とコントラストを非常に高めて独特の雰囲気を作り出している。
撮るべき被写体は、無機質なモノか静物が良いかもしない。
まず、私は自ら選択することのないモードであるが、我が家の子供達はこのフィルターが大好きである。

【ピンホール】

20120630c

20120630c1

トイカメラで撮影した写真の様なイメージを持つフィルターだ。
周辺減光が強く、俗称"トンネル効果"と言われる雰囲気になる。
個人的には非常に好きである。
パナソニックほどのやり過ぎ感がないのが好感持てる。
12M画素で撮影しても記録は5M(2560x1920)画素となる。

【フィッシュアイ】

20120630d

20120630d1

魚眼である。
ただ、TG-1の換算25mmを無理に魚眼モードにしているために、中央部の被写体はどう見ても標準域で撮影したサイズまで巨大化してしまっている。
魚眼コンバーターFCON-T01のように、ディストーションを少し落とした方が自然な感じになったのではないだろうか。
このあたりはきっと、このレベルまでディストーションを大きくせねばならない理由があったに違いない。ペットの”鼻デカ写真”とかですかね?

【スケッチ】

20120630e

20120630e1

オリンパス初のモードではないだろうか。
鉛筆デッサンのような効果を出すフィルターである。
プリントアウトすると、大人の塗り絵の如く無性に色を塗りたくなってくる。
嫁さんをこれで撮影しようとすると、軽くキレられる。
このフィルターもファイルサイズは5M(2560x1920)画素になる。

【ウェディング】

20120630f

20120630f1

ファンタジックフォーカスの彩度を若干上げたようなフィルター。
ソフトフィルターがかかったようにホンワカした感じになる。
ゆる系の写真を撮る人には必須モードかも知れない。
嫁さんお気に入りのモードである。
こちらもファイルサイズは5M(2560x1920)画素である。

【ロック】

20120630g

20120630g1_2

ご覧いただこう。
フィルターの中で一番謎なモードだ。
ラフモノクロームをさらに極端にして、黒白写真ならぬ黒桃写真とでもいうのであろうか・・・・。

どのあたりがロックなのかはよく分からないが、アナーキーな感じを出しているのだろうか?
関係ないが、私は高校生までバンドを組んでピストルズやクラッシュをコピーしていた。
担当はベースだったのであるが、当時の私にこのフィルターモードの感想を聞いてみたい気がする。
今はすっかり気が抜けてしまって、当時の感覚はすっかり失われてしまっているのだ。

とりあえずこれで前半終了である。
タフネスコンデジに必要な機能かと言われると微妙ではあるが、遊べるフィルターが揃っているようだ。
過酷な環境での使用+お遊びモードという、万人に受け入れやすい汎用性をもつコンパクトデジカメというコンセプトなのか。

次回はより独創的なフィルターが登場する。

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コメント

ロックで笑ってしまいましたww
パンキッシュな子が好きな色合いなので、例えばバンドの写真を撮ってCDのジャケットにするときとかにいいかも?
激しいライブでは人間もカメラもタフネスが求められますしね( ̄▽ ̄)

いつもレビューを参考にさせていただいてます。
スケッチを見るに、オリンパスは画家の仕事をなめきってます(笑)。
スケッチは被写体を選びそうです。

shuvさん

なるほど、そういう使い方がありましたか。
しかし、黒に桃色ってスゴイですよね。
あ、でも私のスマホはその色の組みあわせです。
今の時代の色なんでしょうか。

uitiさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

このモードのスケッチって使う場面が難しいですよね。
人間が一番面白いのですが、被写体になった人はだいたい嫌がりますね。
そして強制的に消去させられます。

万人に受けて、面白い被写体は何なのか。
このスケッチで探す被写体は、ある意味ものすごく奥の深いモノなのかも知れません。

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