Carl zeiss Makro-Planar T*50mm/F2.0ZE(スペック)
先日の記事で、大体の緒感は書いてしまったのために本日は簡単にスペックだけを書いておく。
キヤノンのZEとしては2年前に発売になったレンズである。
MP50/2.0としての発売はNikonのZFシリーズとして5年ほど前になる。
100mmと一緒に注文して、ドップリとZF生活を堪能していた。
重量は510g。
持つと金属鏡胴ということもあり、意外とズシリと感じる。
サイズはΦ72x64mm。
開放F値はF2.0。
レンズ構成は6群8枚。
構成レンズの詳細は不明だが、結構いいお値段である。
F2.0が効いているのだろうが、Carl Zeissというブランド料もそれなりを占めているのではないだろうか。
でも、写りは非常に満足です。
こう考えるとリーズナブ・・・・、いや、やっぱり高いかな?どっちだ?
前玉が奥に引っ込んでいる、昔ながらのマクロ特有デザインだ。
レンズが金属鏡胴で仕上がっているために、全体的な質感は極めて高い。
表面に強いフリクションがかかると、塗装がはげて内部からメタリックな地金が現れる。
(ZFで経験済み)
これはこれで良い雰囲気を持つため、拘る人にはたまらないレンズになるだろう。
だが潔癖な方は、なるべく丁寧に扱うより他に方法はない。
コシナの単焦点シリーズはインナーフォーカスなどと気の利いたモノはないため、全てフォーカシングにより鏡胴が伸びる。
無限遠が最短となり、接写にて最長となる。
ピントリングの質感は、グリス特有のねっとりとした感じを持つ。
丁寧なフォーカシングには最適だが、素早いフォーカシングを行おうとすると指に力こぶが出来そうになる。
最短撮影距離は24cm。
この状態で最大撮影倍率はハーフマクロの0.5倍となる。
フィルター系は67mm。
付属品にフードがある。
コシナ特有な感じのフードだが、Carl Zeissシリーズらしく質感はよい。
植毛された内面は遮光性が非常に高そうである。
レンズに付けるとこうなる。
ひっくり返してコンパクトに仕舞うことも可能だ。
キヤノンのファインダーを使ってのマニュアルフォーカスはどうなのだろう。
実際、購入するまではそれが一番不安だった。
いや、最近の視力低下の問題のほうが一番かな?
いずれにしてもフォーカスエイドなどのサポート機能もあったので思い切って購入を決めた。
が、実際には問題は殆どなかった。
非常に使いやすいフォーカスエイドのおかげで、MFライフを満喫できたのだ。
Canon EOS5D markIII+Carl Zeiss Makro-Planar T*50mm/2.0ZE
唯一問題があるとすると、撮影直後にボディの背面液晶でピントの確認をするのだが、老眼のせいかメガネを外さないと細かくよく見えない。
そしてピントがいまいちだと分かればもう一度撮影するハメになるのだが、ついメガネを外したままファインダーを覗くと、「おい、ピントが合わねえぞ!」とピントリングをしばらくグリグリしてからやっと自分の愚かな行いに気づくのだ。
Canon EOS5D markIII+Carl Zeiss Makro-Planar T*50mm/2.0ZE
と、このように老眼はマニュアルフォーカスの大敵なのであるが、それでもこの写りは大好きだ。
次回はテスト撮影で、レンズの性能を確認していきたいと思う。
Carl zeiss Makro-Planar T* 50mm/F2.0 ZE
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