キヤノンミラーレスのセンサーサイズ
先日、面白い記事がデジカメinfoさんに掲載されていた。
キヤノンのミラーレスに取り付けるEFマウントアダプタの事だ。
キヤノンがミラーレス機と共にEFマウントアダプタを発表する?
デジカメinfo
ここで目を引きべき事は、特許に記載されていたマウントの形状だ。
この図が発表される実物と同じであるかは不明だが、マウントアダプターのボディ側形状からある程度のセンサーサイズの予測が出来るかも知れない。
図に一緒に載せてあるのは先日発売になったEF40mm/2.8STMだ。
このレンズの直径と殆ど変わらないとなると、マウントアダプターの直径はEF40mm/2.8とほぼ同じである68mm程度が考えられる。
ここで特許に載せてあったアダプターの正面画像を見てみる。
この図の比率から考えると、アダプターの内口径は約30mm程度ではないかと予想が付く。
ここで、各センサーサイズを色づけにしてこの内口径に重ねてみた。
注意して頂きたいのは厳密な計算でなく、かなり簡単にアバウトな作業で行ったのでだいたいで見てもらいたい。
フルサイズ(36x24mm)●
APS-H(29x19mm)●
APS-C(22x15mm)●
G1Xセンサー(18.7x14mm)●
この特許の掲載図を信用するとしてから考えると、フルサイズとAPS-Hは否定される。
内口径からはみ出しているからだ。
となると、恐らくはAPS-Cかフォーサーズに近いG1Xセンサーだ。
以前、キヤノンのミラーレスセンサーに対する記事を書いたことがあった。
私はミラーレスの利点は、小型センサーによるレンズの小型化・システムの小型化だと考えている。
だが、ミラーレスにAPS-Cセンサーを搭載したら、キヤノンのKISSシリーズやEOS2桁台のシリーズと被ってしまう。
各システムの差別化が曖昧になってしまうからだ。
大きいセンサーを使いたいときにはDSLRを使えば問題ないし、今まで蓄積されたレンズ資産も十分生かせる。
だがG1Xセンサーを使うにしては、このアダプターの内口径の妙な余白は何なのだろう。
やはりAPS-Cなのだろうか。
ただ、改めてマイクロフォーサーズのマウントを見たところ、同様に余白がそれなりに認められるので、やはりG1Xサイズのセンサーが可能性として高そうだ。
いずれにしても、もうじきキヤノンから何らかの発表があるだろう。
どのサイズになったとしても楽しみである。
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行き着けのカメラ屋店長が話してくれたのですが、
キヤノンの営業にG1Xのセンサーでミラーレス出すんでしょ?
と聞いたところ、否定も肯定もしなかったそうです。
私もG1Xのセンサーが1番可能性ありと思います。
投稿: anko | 2012年7月 3日 (火) 19時30分
私もそう感じています。
焦点距離はマイクロと同じく2倍換算で行ってくるのでしょう。
システム的にもほどよいコンパクトさで一番使いやすいと思います。
投稿: ちぇりた | 2012年7月 3日 (火) 21時50分