Carl Zeiss MakroPlanar T* 50mm/2.0 ZE(テスト撮影)
先月購入したコシナから販売されているカールツァイス銘柄のマクロレンズ、マクロプラナー50mm(MP50)である。
このレンズの特徴はコシナ製と言う事もあってマニュアルフォーカスレンズなのであるが、50mmという標準域のマクロレンズであるにもかかわらず、F2.0という明るさを実現していることだ。
実用的なサイズに抑えるためにハーフマクロとなっているが、その分被写界深度を稼ぐことにより十分に手持ち撮影可能なレンズになっている。
またF2.0ということから、ハイスピードシャッターもある程度可能だ。
AFレンズでないことからシャッターチャンスに強いレンズではないが、その分写りは非常に満足のいくモノで、じっくり腰を落ち着けて撮るにはもってこいのレンズではある。
それではいつものポン様に被写体になって頂き、各絞り値の雰囲気を見ていこうと思う。
被写体までの距離は2m。
ボディは5D3、WBはオート、ISOは100に固定してある。
【テスト撮影】
このレンズはF2.0からF22までの絞り値が可能だ。
さすがに開放F2.0では周辺減光がかなり目立つが、コントラストと解像度に関しては問題ないレベルである。
絞り込むとともに周辺減光は解消している。
以前から使っていたが、ホントにいいレンズだ。
【最短距離撮影】
最短撮影距離は24cmである。
接写によりレンズ鏡胴が伸びるため、ワーキングディスタンスはフードを付けていると先端から5cm程度しかない。
それでもハーフマクロなので手振れには強い。
ボケは非常に優秀で、とろけるようなボケが開放から見られる。
背景によってはたまにボケがうるさく崩れてしまうこともある。
使っていれば、直にクセも分かってくるだろう。
と、このようにMP50は非常に使いやすいハーフマクロレンズなのである。
標準域の単焦点レンズでありながら、寄れてシャッター速度が稼げる万能レンズ。
全てに於いてハイアベレージを出せるのであるが、敢えて欠点を言えば510gと標準単焦点にしては重いこと、あとはマニュアルフォーカスなのでピント合わせに微妙に時間がかかることか。
だが写りは極めて満足だ。
今までに同じレンズを3回買い直したのはこのレンズだけである。
全てマウント違いではあるが。
Carl Zeiss MakroPlanar T* 50mm/2.0 ZE
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