EF14mm/2.8L II USM(実写と感想)
本来、このレンズはAPS-Cセンサーを積んだEOS 60Daに取り付けて、22mm相当の広角レンズとして星景撮影する目的で購入したものだった。
ところが、このレンズを手に入れて使用したところ、出来が非常によろしいのでフルサイズセンサーが搭載されているEOS 5D3でも主力級のレンズとして抜擢されたほどである。
それによって、急遽来月発売予定となっているEF24-70mm/2.8L II USMを標準域のメインレンズとして購入予定となった。
望遠レンズはEF200mm/2.8L USMを使う予定だ。
Canon EOS5D markIII+EF14mm/2.8L II USM
このレンズを取り付けてファインダーを覗くと、非現実的な視野が飛び込んでくる。
私の場合、イメージしていた風景とファインダー内の風景に結構差が出てしまう。
使いこなしてないだけだからであろうが。
上下の角度を変えると強烈なパースがつくのも特徴だ。
ファインダーを覗いてからシャッターを切るまでの時間が非常に長くなるので、気がつくと家族がすでに行ってしまった後だったということが少なくない。
Canon EOS5D markIII+EF14mm/2.8L II USM
以前にも書いたが、私は広角ズームを購入するとまずワイド端しか使わない。
そのため、単焦点でも十分であろうと購入したのだ。
結果的にEF16-35mm/2.8L II USMズームよりも軽く、EF17-40mm/4.0Lよりも明るいレンズとして活躍してくれることになった。
単焦点ならではの高画質も売りとなる。
Canon EOS5D markIII+EF14mm/2.8L II USM
最短撮影距離は20cmとかなり接写が可能だ。
ボケこそ長焦点のレンズには負けるが、超広角レンズとしては十分なレベルを維持できている。
Canon EOS5D markIII+EF14mm/2.8L II USM
このレンズに強い光源が入ると若干ゴーストが発生する。
だが、比較的目立ちにくく、美しいゴーストだ。
14mmの超広角でこのレベルに抑えられているのであるから、かなり優秀と思われる。
Canon EOS60Da+EF14mm/2.8L II USM
APS-Cでは23mm相当の広角レンズとなる。
星景写真を撮るにはもってこいのレンズだ。
写真は北極星と北斗七星。
中央部の美味しいところを総取りできるこのレンズは完璧だ。
とまあ、このようにこのレンズは写りが良くて、比較的軽量で、明るい超広角レンズなのだ。
唯一の欠点はやはりコストであろう。
実売でも20万円台は簡単に手が出せる値段ではない。
しかし、フルサイズで14mmのハイスピード超広角が645gで手に入るのは非常に美味しい。
個人的には購入して失敗だと感じる事は全くない。
超広角は苦手だったので敬遠していたが、実際に手にするとフルサイズの広角域メインレンズになってしまった。
フルサイズでもAPS-Cでも使える、一粒で二度美味しいタイプのこのレンズは、今後も私のフォトライフに役立ってくれるのだろう。
広角レンズの撮影を練習したくなってくる。そんな気持ちにさせてくれるレンズなのだ。
EF14mm/2.8L II USM
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