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2012年8月 9日 (木)

EXテレコンは使えるか

パナ製マイクロフォーサーズ機には画角を2倍に増やすことの出来るEXテレコンという便利な機能がある。
つまり単焦点レンズを1本パナ製ボディに取り付けると、「その画角+倍の画角」とレンズ2本分を楽しむことが出来るという美味しいものだ。

201208h

ではここで単焦点レンズG20mmを使ってEXテレコンを確認してみたい。
EXテレコンとは単純なトリミングではないという。
どのくらい違うのかをトリミングと比較してみる。

Gx1_20_17 Gx1_20_17ex

通常の20mm(換算40mm)撮影とEXテレコンの40mm(換算80mm)とを並べてみた。
当然ながら画角はかなり異なる。

Ex

実際にこのくらい違うのだ。
ここで、通常撮影からEXテレコンと同じピクセル数をトリミングして比較してみる。

201208e

こうしてみると露出の差はあれど、ボケや解像度に対してはさほど差はないように思われる。
現時点ではどちらがいいかはよく分からない。

ここで実際に被写体を写して見てみたい。
以前、要望のあったGX VARIO12-35mm/2.8ASPH.のテレ端とG20mm/1.7ASPH.のEXテレコンとで比較してみる。
それぞれの開放値で撮影する。

【比較テスト】

被写体はいつものポンちゃんで行う。
ボディはGX1。
ISOは160、WBはオートに設定。
被写体までの距離は2mに固定した。

各々の開放値
201208d

F2.8に統一
201208g

やはりボケの大きさはG20mmのEXテレコンの方が大きく写る。
12-35mm/2.8のズームに比べれば焦点距離も僅かだが大きく、2段近く明るい開放値を持ち、最短撮影距離も短い。当然だろう。

今回、この条件で二つのレンズを比較したが、どちらが優れているかを出すのは厳しいだろう。
様々なシチュエーションによっても変わってくるからだ。

EXテレコンには欠点がいくつかある。
一つは手振れ補正の付いていないレンズは、焦点距離が伸びることで手振れのリスクが増えてしまうことだ。
もう一つは画像ファイルがSサイズのJPEGでしか記録できないことだ。
現像ソフトによる耐性が低いため、画像が破綻しやすい可能性がある。

これらのリスクを踏まえた上で、EXテレコンはどうだろう。
自分的には現像ソフトの使用がルーチンになっているために、EXテレコンはあまり使わないと思う。
動画になれば話は変わると思うが、画像ファイルの耐性が弱いのは致命的だ。

単焦点レンズで大きく撮りたいときには寄って撮影するだろう。
だが、寄れない太陽や月の撮影をする場合には・・・・、意外と使ってしまうかも知れません。

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コメント

私はEXテレコンをよく使っています。

14mm/2.5のパンケーキをマスターにすると、換算28mm、56mmの2焦点距離になります。
これは飲み屋でのスナップや、料理撮影の寄りにはちょうど良い画角です(笑)
(20mmのパンケーキ1本よりはるかに便利になってしまいました)

これにより、ほとんど死蔵となっていた14mmの単レンズが、生き返りました。
現在エセ・ライカタイプのフードを付けて1本勝負で活躍しています。

また、VARIO 14-42mmで使うと鬼金のコンパクトカメラと化します。
ちなみにEXテレコンはGXの「Fn1」ボタンに割り当てています。

お返事が遅くなってスミマセン。

なるほど、レンズによっては一本で二度美味しい機能を持たせることが出来るわけですね。
EXテレコンビギナーの私も400mmレンズに2倍テレコンを装着して、GX1のEXテレコン撮影を行うと、換算3200mmになるのでちょっと試してみたい気もいたします。

様々な応用が利きそうですね。

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