Extender EF 2xIII がやってきた
EOS Mを導入する最大の目的は、EFの望遠レンズを使うためである。
今まではEF400mm/5.6L USMをマイクロフォーサーズで1.4倍テレコンを介して使用していた。
35mm判換算で1100mmオーバーの超望遠レンズとして使用できるからだ。
月面撮影や、太陽撮影に威力を発揮してくれる。
だが、この使い方ではいくつかの欠点が現れる。
一つは絞りを自在に変更できないこと。
もう一つは、ブレ予防のためにレンズ三脚座と最も後になるボディとを2カ所カメラバーで固定するため、締め付け時に僅かに捻れて、微妙な光軸のブレが発生するようなのだ。
または中国製マウントアダプターなので精度の問題もあるかも知れない。
Olympus OM-D(E-M5)+EF400mm/5.6L USM+Extender 1.4XIII
この光軸ブレが厄介だ。
上の写真は5月の金環食写真だが、同じ1枚の写真上下2カ所をトリミングした。
月境界面が上下で歪んでいるのが分かる。
また太陽や月の境界面に収差のような色むらを発生させることもある。
これを改善させるには、ボディよりもレンズ三脚座寄りの部分で固定をするのが好ましい。
そんな中、EOS Mが発表され、EFマウントアダプターには三脚座が取り付けられるという。
純正のため、工作精度も非常に期待できる。
まさに願ったり叶ったりだ。
ところがEOS MはAPS-Cセンサーが搭載されている。
今のままではEF400mm/5.6L USMに装着しても35mm判換算で900mmにも満たない状況になってしまうのだ。
ここで登場するのがEXTENDER 2.0xIIIである。
APS-Cセンサーを搭載するEOS Mが発表されるやいなや、いつものカメラ屋さんで購入してきた。
上手い具合に在庫にあったのだ。
EOS MにこのテレコンとEF400mm/5.6L USMを装着すると、なんと35mm判換算で1200mmを超えてくる。
EFマウントアダプターで光軸ずれの問題もある程度は解消されることを期待している。
ただ、欠点もあるのだ。
EXTENDER 1.4xIIIに比べ2.0xは画像の解像度が劣化してしまうことだ。
それにEF400mm/5.6L USMに取り付ければ、F値は11にもなる。
コントラストAFは作動するのだろうか。
60Daに取り付けたEF400mm/5.6L USMとEX 1.4xIIIは、ライブビューでAFが作動してくれたので期待はしているのだが・・・・。
もし、EFレンズ-マイクロフォーサーズの三脚座が取り付けられた電子接点付きマウントアダプターが発売されたら、なんと換算1600mmレンズになるのだ。スゴイ。
ただ、月や太陽をそれで撮影するとなると、追尾が大変なのであまりやらないと思う。
いずれにしても準備は出来ているのだ。
テスト撮影をしたくてウズウズしている。
早くEOS Mを発売してもらいたい。
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