無料ブログはココログ

ana

  • ana

« 赤岳道中記(後編) | トップページ | 最終日 »

2012年8月29日 (水)

OM-Dで星景撮影

清里に旅行へ行ったときに、星が見えたので試しにOM-Dで撮影してみた。
以前の記事で書いたように、OM-Dは他のマイクロ機に比べてダーク耐性が鬼のように強いのだ。
ここは星景撮影してみる他はない。
今回は登山目的だったために、天体撮影の機材は持ち合わせていなかった。
そこで持参したあり合わせの持ち物を使ってみる。

20120828j

ボディはOM-D(E-M5)に魚眼レンズであるLumix G8mm/3.5FISH EYEを取り付けた。
空は結構な速度で動いているために、赤道儀を持参しなかった今回は、なるべく画角が大きなレンズである方が目立ちにくいのだ。
三脚はライカのテーブルタイプにマンフロット482の小型自由雲台という組み合わせだ。

20120828f
Olympus OM-D(E-M5)+Lumix G8mm/3.5FISH EYE

撮影場所であるが、魚眼を使うためになるべく開けたところがいい。
今回は天体を狙っての本格撮影では無かったので、手近な宿の庭で撮影を行うこととする。
ここなら車のヘッドライトも来ないであろうし、気をつけるのは宿の明かりだけだ。

20120828g
Olympus OM-D(E-M5)+Lumix G20mm/1.7

この日はほぼ上弦の月だったため、夜10時以降になれば月は山に隠れると思われる。
食事を取って休んだら決行だ。

20120828h
Olympus OM-D(E-M5)+Lumix G8mm/3.5FISH EYE

というわけで、先ほどの場所で場所にやってきた。
が、問題が起こった。
パナのマイクロフォーサーズレンズには距離計が付いていないのだ。
MFアシストを起動しても、魚眼なため画角が大きすぎて星が小さくピントが合わせにくい。
仕方がないので、赤岳の山小屋の明かりにピントを合わせた。

20120828i_3

しかも、ここは旅客機の飛行ルート真下らしい。
先ほどの写真もそうだが、ひっきりなしに飛行機が飛んでいく。
失敗したかしら。

20120828c
Olympus OM-D(E-M5)+Lumix G8mm/3.5FISH EYE

まずは恒例の天の川を1枚のみで60秒バルブ撮影してみる。
さすが標高が1000m以上あるところなので空は非常にクリアだ。

20120828e_3

だが、換算16mmの魚眼とはいえ、さすが1分のバルブだと右側の星が動いてしまっているようだ。
以後、30秒バルブで行った。
光量が減るので、以下コンポジット撮影に切り換えてみる。

20120828d
Olympus OM-D(E-M5)+Lumix G8mm/3.5FISH EYE

うーん、やっぱり30秒では天の川がはっきり写らないようですね。
前回もそうだが、露出時間が短いと駄目である。

20120828b
Olympus OM-D(E-M5)+Lumix G8mm/3.5FISH EYE

換算16mmの魚眼レンズを用いたときに、バルブ1分であの程度の輝線が出てしまうのは一般的には許容範囲なのであろうか。
綺麗に撮るなら横着せずに赤道儀を使えと言う事なのだろう。

20120828a
Olympus OM-D(E-M5)+Lumix G8mm/3.5FISH EYE

今後は1分以上の露出を心がけねばならないようだ。
ISO値、露出時間、レンズのF値。
この3つの組み合わせから、自分に合った適正値を見つけ出すのはかなり厄介だ。
まあ、焦らずにじっくりやってきますか。

因みに下山した後の天気は雷雲に追われたとおり、曇りだったので撮影は諦めた。
残念である。

« 赤岳道中記(後編) | トップページ | 最終日 »

コメント

OM-D(E-M5) 星景写真非常に参考になりました。
私は12mmf2.0 ソフトプロンプトA で撮ろうとしてますが、空と
私の都合が合わずこれってのがまだ撮れていません。
ISO値、露出時間難しい問題ですね。

私はまだあまり偉そうなことを書けるレベルではないのですが、極力明るいレンズを使って露出時間を可能な限り取るのがいいのではないかと思うようになりました。
まさに12mm/2.0は現時点ではファーストチョイスでしょう。

コサイン誤差が目立ちにくく、レンズ開放から使えるマイクロフォーサーズは星景写真の切り札になるかも知れませんね。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: OM-Dで星景撮影:

« 赤岳道中記(後編) | トップページ | 最終日 »