RRS三脚(TVC-33S)に赤道儀を取り付ける(その2)
先日の続きである。
このままではロックダイヤルが、三脚の雲台台座に引っかかって本来ある性能を十分に引き出せないというところまでを書いた。
こうなると、真っ先に思い浮かぶのはスペーサーを噛ますことであろう。
雲台台座までの距離が離れればロックダイヤルがぶつかることはなくなる。
だが、スペーサーが極端に小さかったり脆弱であると、この星景写真システムの剛性が低下してしまう。
なので可能であれば、このマンフロット338の底面の台座と同じサイズの頑丈なスペーサーが見つかれば良い。
338の底面台座の直径は6cm。
そこで直径が6cm程で、高さが1~2cmのスペーサーを探してみた。
そしたらありましたよ。
同じマンフロット社製の3/8~1/4インチネジ変換用アダプター120というものだ。
アルミ製で横幅6cm、全高が2cm。サイズ的・質感的には十分である。
このマンフロット120は底面のネジ穴は3/8inchなのであるが、表面のネジは1/4inchなために、1/4から3/8インチへ変更するアダプターを取り付ける必要がある。
これでマンフロット338レベリングベースの能力を引き出すことが出来る。
早速338と120とを取り付けてみましょう。
完璧である。
僅かの隙間しかないが、スペーサーが小さくなると剛性が低下する可能性があるのでこれで十分であろう。
デザインがイマイチであるが、この際そんなことは言ってられない。
とうとう台座部分が完成である。
赤道儀を取り付けて確認してみる。
剛性は十分だ。・・・・と思ったら、赤道儀を持ってゆらすと僅かにガタガタいっているようだ。
何処だ?
なんとロックダイヤルを緩めたままにしていると、ネジらせんがネジ穴の間隙で僅かに動くらしい。
そのため、ほんの少しではあるがガタつきが発生するようだ。
なので細かい微調整が終わったら必ずキチンとロックを締め付けておくことが必要だ。
これでビクともしなくなった。
それと、このVersa 3シリーズの三脚先端はゴム足になっている。
この部分を、金属製の爪足に買えておいた。
使用できる場所は制限されるが、これで結構ガッチリしたのではないだろうか。
一応、地面の状況によっては取り替えられるようにゴム足も三脚ケースにしまっておこう。
というわけで、とうとう赤道儀までの台座部分が完成したのである。
この後は赤道儀のテーブルに載せる機材について書いていきたいと思う。
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