DSC-RX1 がやってきた
とうとうやってきた。
発表から2ヶ月近く待たされてようやく今日届いた。
Sonyのフルサイズコンデジというコンセプトで作られたRX1だ。
35mm/F2.0の単焦点Sonnarレンズが取り付けられている。
当然、取り外すことはできない。
詳しいスペックについては以前に書いているため、今日は感じたことを。
黒い外箱の奥底に黒い布袋に包まれて鎮座していた。
フルサイズセンサーを搭載したカメラと考えるとかなり小さいが、コンデジとして考えるとかなりでかい。
panaのGX1にLeica DG25mm/1.4を取り付けたくらいだろうか。
ただ、持ったバランスも良く重心が偏っていることもない。
【上部】
早速、各部を見ていきたい。
まずは上部から。
電源部はシャッター基部にあるレバーをスライドさせることで電源ONとなる。
デジタル化されたライカMと同じ感じだ。
シャッターはこれまたライカと同じで、ケーブルレリーズをねじことことが可能になっている。
ライカで使っていたかわいいレリーズボタンでもはめてみようかな。
ダイヤルはほどよい固さがあって、簡単に回ってしまうことはない。
レンズ本体は三つのリングから構成されている。
本体手前から、絞りリング、マクロモード切替リング、ピントリングという順番だ。
まず絞りリングであるが、コシナのシリーズにあるそれとは逆の方向に回すようになっている。
もう、この方向性の問題は解消されることがないかもしれない。
あきらめました。好きにしてください。
でもクリック感はいいですね。1/3段ずつの切り替えも好感が持てる。
次にマクロ切り替えリング。
20cmまでの接写が可能になり、撮影倍率0.26倍まで拡大できる。
ちなみにマクロ側にリングを回すと、先端部の鏡胴が3mmほどニュッと伸びる。
だがインナーフォーカスだ。えらい。
最後に先端部のピントリング。
ほどよい固さがあって使いやすい。ライカのRレンズと同じような感じだと思う。
ただミラーレスレンズと同じであるために、リングを回せばいくらでも回り続ける。
【背面】
それでは背面を。
ソニー製のカメラは初めてなので、ユーザーインターフェースが不安だったがそれは杞憂のようだ。
サムホルダーがいい具合なので、ホールド感も問題はない。
再生ボタンの右にあるダイヤルは、Pモードの時などは絞りダイヤルになるのだが、軍艦部のダイヤルに比べて軽く回せるためにストレスなく変更が可能だ。
全体に作りはがっしりしており、背面ボタンに関しては鉄板の上でボタン操作を押すかの如くしっかりとしている。
使いやすい。
【底面】
次に底面。
三脚穴はレンズの光軸上にあるため問題は一切ない。
バッテリーカバーの部分を見てみたい。
カバーにある矢印状のスライドボタンを押すと開く。
さすが20万円のコンデジだけあって、ここも妥協点はない。
ただ、SDカードを入れる向きが逆ですね。
ソニー製カメラはこうなのかしら。
【側面】
側面である。
ここはマイクや映像端子、データ転送端子が並ぶ。
まあ、今時のカメラですね。
レリーズケーブルはシャッターにつなぐことになるので、おそらくこのカバーは封印されると思う。
次に開かれるのはいつの日になることやら。
【その他】
今回のカメラで感心したのが、レンズカバーである。
他社のカメラメーカーならば手を抜きがちなところだが、ソニーはこんなところに拘っているのが面白い。
このレンズカバーはちょっと重い。
試しに重さを量ったら27gだった。
直径49mmのレンズカバーとしてはかなり重量級だ。
たぶん、SONYのロゴ部分は金属ではないかと思う。
ほかのメーカーのレンズキャップをつけたくない気持ちにさせてくれる。
ただ、軽量化に拘るならば、このキャップは真っ先に取り替えるポイントになるだろう。
【アクセサリー】
さて、アクセサリーの類いも見てみたい。
まずはLHP-1こと、レンズフードである。
・LHP-1
この何気ないフードが1万円以上するのだから驚きである。
余程拘って作られているのかと見てみると、そうでもなかったりしてまた驚かされた。
このフードタイプにしては珍しくバヨネット製で、レンズ側とフード側の紅点を合わせて差し込んだ後に捻ってロックさせる。
フードは他社製でも良かったかな、と思っていたら・・・・。
このフードを使うと保護フィルターをつけてもパッと見、全然わからないのである。
それだけではなく、保護フィルターをつけることでレンズキャップを装着しやすくなった。
ええ?ソニーさん、これ狙って作りました?
他社製のねじ込み式のフードだと、保護フィルター枠部分が露出するので見栄えに問題が出るのだ。
気にしない人や保護フィルターをつけない人はいいかもしれないが、20万円のコンデジですからねえ。
やっぱりフィルターを付けておきたいと思ってしまうところが気持ちに余裕がないんでしょうか。
・FDA-EV1MK
お次は電子ビューファインダー(EVF)である。
4万円ほどもする、ライカ張りに高いEVFだ。
私は眼鏡を付けているので、小さいカバーに切り替えようと思ったのだが、大きいカバーがなかなか取れない。
値段が値段なので思い切りができなくて困っていたら、嫁さんがあっさりパキッと外してしまった。
むう、恐ろしい。
これの購入理由はEVFでのピーキングが確認できるということだ。
両手+顔での3点保持でカメラを固定し、ピーキングでピントをしっかりと合わせようという作戦である。
でも高い。
・PCK-LM15
液晶のハードカバーである。
サードパーティーで存在することは知っていたが、ソニーには純正があるということだったので購入してみた。
初めてのハードカバーは自信がなかったので、いつものカメラ屋さんにいる達人の店員さんにお願いして貼り付けてもらった。
最近はいつもこうである。
スバラシイ。相変わらずいい仕事をしている。
と言うわけで、一通り全部取り付けてみた。
いい顔つきである。
ところでTGA-1(サムグリップ)は、EVFとの組合せができないということだったのでキャンセルした。
では、いつものカメラ屋さんの帰りにちょっと試写してみた。
Sony DSC-RX1
Sony DSC-RX1
Sony DSC-RX1
これはいいコンデジだ。
コンデジ beyond the コンデジ. とでもいうのであろうか。
もう、手放せなくなりそう。
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いいですね~!!
あこがれます。
写りもとても良さそう~。
レビューを楽しみにしてます^^
投稿: たかやん | 2012年11月16日 (金) 12時39分
まだ、使い始めて間もないのでご祝儀的な良さしか見えていませんが、
ひょっとしたら徐々に問題点が出てくるかもしれません。
しばらく使い込んでみようと思います。
投稿: ちぇりた | 2012年11月16日 (金) 19時33分