EF200mm/F2.8L USM(実写と感想)
購入したのが今年の春だから、すでに2シーズンは放置気味だったことになる。
DSLRの望遠レンズとして、また天体撮影の星野写真用として手に入れた。
キヤノンにはEF70-200mm/2.8L IS II USMという優れたレンズがあるが、如何せん重いので食指は働かなかった。
私は望遠ズームはテレ端、広角ズームはワイド端しかほとんど使わないといった変な癖があるので望遠レンズと広角レンズは単焦点しか興味を持たないのだ。
その点、この望遠レンズの700g台という重量は非常に魅力的だ。
Canon EOS5D MarkIII+EF200mm/2.8L II USM
とはいうものの、焦点距離200mmには手ぶれ補正がついていた方が手ぶれによる失敗写真は少ないだろう。
そんな負の思案に突っつかれながら、一般撮影においての使用頻度は少なくならざるを得なくなってきたのだ。
Canon EOS5D MarkIII+EF200mm/2.8L II USM
状況にもよるが、望遠レンズを使うときには圧縮効果を狙うので開放撮影が多くなる。
この方がシャッター速度も稼げるので一石二鳥だ。
当然、開放撮影の画質が問題となってくる。
Canon EOS5D MarkIII+EF200mm/2.8L II USM
ところがこのEF200mm/2.8L II USMは開放からガンガン使える優れたレンズだ。
非常に写りがよく、ぼけも美しい。
残念なところは最短撮影距離が1.5mと、今時のレンズとしてはかなり残念なものがある。
ただ、発売が96年なのだ。文句は言えない。
Canon EOS5D MarkIII+EF200mm/2.8L II USM
動く子供を撮るときにはAIサーボが必要になる。
ワンショットでは被写界深度の浅いこのレンズで子供を追いかけるのは厳しい。
私がDSLRを手放せない理由の一つがこれだ。
望遠レンズによる圧縮効果で子供を引き立たせ、浮き立たせる撮影にはミラーレスでは不可能に近い。
Canon EOS5D MarkIII+EF200mm/2.8L II USM
もちろん、望遠による風景撮影にも十分使える。
ただ、絞り込むことが多くなるので三脚を使ったり、シャッター速度を稼ぐためにISO数値を変えねばならないこともあるだろう。
Canon EOS60Da+EF200mm/2.8L II USM
コンパクトで軽量な200mm望遠であるこのレンズは非常に魅力的だ。
もう少しクローズアップされてもいいような気もするが、やはり単焦点はあまり売れないのだろう。
個人的にはISが付いて最短撮影距離が短くなるであろう後継機が出ることを望んでいるが、このご時世ではこのようなマイナー単焦点レンズでの実現は難しいであろう。
なので最近はより明るくて最短撮影距離が短いEF135mm/F2.0L USMが気になって仕方がない。
焦点距離は短くなるが、手ぶれに強くなると考えればいい。
以前持っていたレンズであるが、手放さない方がよかったかなとちょっと浮気気味でなのである。
どうしようかな。
EF200mm/F2.8L II USM
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