EOS M でブツ撮り
超望遠レンズにテレコンを噛ましても快適なAF撮影が可能なEOS Mであるが、そのためだけに使うにはもったいない。
そこでブツ撮り撮影機としても使えないか検証してみた。
ブツ撮りといっても私の場合は本格的なものではなく、購入機材や商品説明を行うための簡単なものである。
基本的に大したものは撮っていない。先日のパワーボールなどがいい例だ。
ここで問題になるのがレンズの焦点距離である。
アップなども撮るためにマクロレンズを使うのであるが、焦点距離が小さいとパースがつきやすく機材に歪感が出てしまう。
普段は35mm換算で90mmから100mmほどを使っているが、ワーキングディスタンスの問題からあまり長焦点距離のマクロレンズは使えない。
何しろ狭い空間で撮影しているために、カメラボディを被写体から十分離すことができないほど余裕のない場所なのだ。
50mmではパースがつきやすく、100mmだと壁際ぎりぎりとなる。
その中間の焦点距離のマクロレンズがほしいと考えていた。
EOS Mに50mmマクロを装着すると換算80mmマクロとなる。
これはおいしい。
というわけで、ブツ撮り専用レンズとしてCarl Zeiss MakroPlanar T*50mm/2.0ZEに白羽の矢が立った。
ハーフマクロではあるが、等倍撮影が必要となったらEF Macro100mm/2.8を使えばいいのだ。
ブツ撮りはレンズを絞り込んで撮影することが多いので、三脚撮影が必須となる。
個人的にRRS雲台を利用しているので、専用のプレートを用意する必要があるのだ。
これがあるとRRS雲台のクランプに素早く取り付けることができるので重宝している。
三脚座への対応プレートはRRSのG1・G2用の小型プレートがぴったりだ。
クランプに縦横関係なく固定できるのがいい。
実は超望遠レンズ対策のためにすでに装着されている。
また、私のブツ撮り撮影は急遽行うことが多い。
そこで重要なのがACK-E12 ACカプラだ。
これがあればカメラのバッテリー残量を気にすることなく撮影に専念できる。
例のバッテリー蓋についていた底蓋を開いてコネクターを差し込む。
GX1のカプラコネクターと違って、しっかりと固定されるのがうれしい。
GX1はすぐに抜けてしまうのでストレスがたまっていた。
さて、早速撮影してみましょうか。
被写体はその辺にあった猿の置物をチョイスしてみた。
MakroPlanar50はマニュアルフォーカスなのでAFが効かせられないのが欠点だ。
しかし、MFアシストを起動させることで狙いたいところを拡大し、じっくりと合わせられる便利さがある。
ミラーレス機使用時の長所だ。
本来はケーブルレリーズが必須なのだが、EOS Mはリモコンレリーズしか存在しないためこれで撮影を行う。
ちょっと気分的には下降気味となる。
まあ、ないよりはマシである。なくさないようにしないと。
Canon EOS M+Carl Zeiss MakroPlanar T*50mm/2.0ZE.
ふむ、操作の実用度はまあまあかな。
被写体が非対称なのでパースの確認がしづらいが、換算80mmでもちょっときつく感じる。
なので再確認のために四角いものを探してきた。
Canon EOS M+Carl Zeiss MakroPlanar T*50mm/2.0ZE.
私の職場で愛用している小物入れだ。
非常に便利なものである。
ちょっと薄汚かったので、きれいに汚れを拭き取っておいた。
これを見るとパースは・・・・、あー、ちょっとありますね。被写体によっては目立つかな?
でもカメラやレンズを撮るときには、もう少しワーキングディスタンスをとるので大丈夫ではないかと思われる(希望的観測)ためにこのまま使っていいこう。
Canon EOS M+Carl Zeiss MakroPlanar T*50mm/2.0ZE.
この小物入れ、屋根も開くんですよ。(^ ^)
お気に入りの一品です。
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