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2012年11月

2012年11月30日 (金)

もっと素早い照準を(マンフロット501HDV)

最近1000mmオーバーの撮影を行っていると、目標に対する照準に時間を喰うことが多い。

20121130b

EOS MにEF400mm/5.6L USMと2倍テレコンで1280mmとなる。
これで雲の多い日に月撮影などを行えば、ファインダー内に月を入れるのに手間取ってあっという間にシャッターチャンスを逃してしまう。
仮にファインダーにとらえても、構図を整えるのにも自由雲台では時間がかかる。
つまりは時間節約のために、雲台部に見直しが必要になったのだ。

ここで重要になるのが以下の2点だ。

1.素早い照準
2.細かい微調整

基本的に、月面や太陽撮影はミラーレスカメラを使うために、極端な剛性能は必要ないと感じている。
シャッター速度が1/100秒程度に稼げるために、長時間露光のように気を遣わなくていい。
DSLRでは明らかに振動の問題と戦わねばならなかったのだが、ミラーレスを用いてからはその点に関してはあまり気にならなくなってきている。

なので耐荷重能の大きい重量級でガチガチにまとめ上げなくても、ほどほどな機材で作り上げることが可能だ。

20121130a_2

まずは雲台を見直そう。
自由雲台は自在な向きにカメラを向けられるが、それ故に一度苦労して照準を合わせた後に、月や太陽の移動を追いかけるコトでの微調整にさらに労力を使うのだ。

2軸であれば十分そうだ。そんな雲台が欲しい。
方向を向けやすいパンハンドルの付いた2軸の手頃な雲台はどうであるかと飛行機屋の友人に聞いたところ、マンフロットの501なんかどうだろうと勧められた。
ほほう、ビデオ用ですか・・・・。

20121130c


と言うわけでいきなり手に入れましたよ。
友人から何撮るの?と聞かれていたので、「月と太陽」と答えておいた。
ふーんと電話向こうでつぶやいていたが、まさか1000mmオーバーで撮るとは思ってもいないであろう。

20121130d

DSLRと異なり、ミラーレス撮影に特化させるので勝算はあると読んでいますがどうですかね。甘いかな?
新型の502という手もあったが、値段が高いのと耐荷重が減っていたのでスルーした。

20121130e

とにかく巨大だ(笑)。
横にあるRRSのBH-50がミニ雲台に見える。
簡単に持ち出すわけにはいかなそうな501HDV雲台であった。

20121130f_2

RRSのVersa三脚に取り付ければ、それなりに剛性能はアップするだろう。
2軸雲台なので、Versaに取り付けたTA-3-LB-HKという使いやすいレベリングベースで簡単に水平基軸を出しておく必要がある。

20121130g

気になったのがプレート部に貼り付けられている厚みのあるゴムシートだ。
ゴムか・・・・、ゴムは剛性が落ちる可能性が高い。
ここだけは改良の余地がありそうである。

実はこの501HDVには比較的重心の高いシステムが取り付けられる予定なので、ここにゴムシートがあるとまずいのだ。
剥がせ剥がせと内なる心の叫びが聞こえてくるようだ。
まあ、その辺はまた後日に。

20121130j

早速三脚に取り付けて動かしてみよう。
うーん、たまりません。
自由雲台にはなかった爽快さだ。

オーバースペックになるが、マイクロやRX1のビデオ撮影にも活躍しそうだ。
でも持ち運ぶのが面倒ですね。
雲台重量1.6kgは軽くはない。

GITZO三脚トラベラーに載せたら、雲台がカメラに見えることだろう。

2012年11月29日 (木)

ピクチャーエフェクトなRX1(後編)

先日の続きである。

全部で13種類あるRX1ピクチャーエフェクトのうち、今日は残りの6種類について書いてみたい。

【ソフトフォーカス】

柔らかな光に包まれたような雰囲気の仕上がりだそうである。

20121129a

20121129a1

20121129a5 20121129a6 20121129a7

これらは弱~強まで3種類の効果を選べる。
今はほとんど使われることのないソフトフォーカスレンズの様に写すことができる。
上の2枚は「中」で撮影してある。

フォギーな感じになるが、オリンパスのファンタジックフォーカスともちょっと違う感じだ。
どちらかというと、こちらの方が正統派に近い気がする。

【絵画調HDR】

絵画のように色彩やディテールが強調された仕上がりになるそうな。

20121129b

20121129b1

20121129b5 20121129b6 20121129b7

これらも弱~強までの3種類を選べる。
上2枚は「中」レベルで撮影してある。

撮影時には3枚の連写が行われる。
なるほど、まさに絵画調のHDRだ。
高精細なオリンパスのリーニュクレールの様に感じる。

ソニーはフィルターがうまいですねえ。
今までは断トツにオリンパスのそれを好きであったが、ソニーの方がセンスを持っているかもしれない。
ま、この辺は個人的な嗜好が入りますが。

【リッチトーンモノクロ】

階調が豊かでディテールも再現されたモノクロに仕上げてくれるそうだ。

20121129c

20121129c1

おっ、コレは最も好感度の高いモノクロだ。
他社製の中には砂鉄を巻き散らかしたかのようなモノクロイメージフィルターもあったので、使いにくいなあと感じていたのだ。

モノクロビギナーには、こういう普通のが欲しいですね。

【ミニチュア】

ミニチュア模型を撮影したかのようにボケが大きく、鮮やかな仕上がりになるという。

20121129d

20121129d1

ジオラマだったりミニチュアだったり、様々なメーカーに導入されたトレンド製の高い有名なフィルターである。
すでに専用のティルト・シフトレンズを購入し、いじくり倒してミニチュア撮影は飽きてしまった。

あれはたまに撮ると面白いのだ。
なので私にとってはカメラ内フィルターで十分であった。

RX1のミニチュアはコントラスト・彩度といい、ツボを押さえていると思う。
いいですね、コレ使えますよ。

【水彩画調】

にじみやぼかしを加えて水彩画のような効果をつけるとのコト。

20121129e

20121129e1

使うかどうかは別として、RX1のピクチャーエフェクトの中で最も感心したフィルターである。
この写真からは水彩画というよりは油絵に近く感じる。
全体的な雰囲気として、他社を含めた水彩画の中で最も目を引き寄せられた。

淡い水彩画調のフィルターも他社にあるが、写真という画像からフィルター効果を出す映像としてはこちらの方が非常に面白く感じる。

ただ、アップにすると色々なものが見えてくる。
人を小さく撮影してしまった場合、拡大すると映画リングに出てくるポラロイド写真のような顔になる可能性が高い。
ポン様もやられてしまった。

私は絵を描くのが好きだったが、このような雰囲気の絵を描いてみたかった。

【イラスト調】

輪郭を強調するなどしてイラストのような効果を付ける。

20121129f

20121129f1

20121129f5 20121129f6 20121129f7

コレも弱から強まで3種存在する。
上2枚の写真は「中」で撮影してある。

パッと見のインパクトは結構ある。
おそらくは上記の「水彩画調」のアルゴリズムを使用している。
雰囲気が非常に近い。

こちらのフィルターもとても面白い。
人を近接撮影すると本当にイラスト調になるのだ。

私にとってRX1は初めてのソニー製デジカメだ。
どうしてもデジカメとなると、レンズ性能やセンサー性能に目が行きがちであったが、デジタル製品に長けているソニーはこのようなデジタルならではの付随的なものも得意だったのだ。

このフィルター技術に関しては、同じデジタル家電を扱ってきたパナソニックよりソニーの方に軍配が上がる。
数年間という時間の開きはあるが、一通りカメラメーカーを渡り歩いてきて、フィルターに関して感じたことは断トツでソニーが優れていると思う。
次にオリンパス、そしてその他となる。
この「その他」はかなり団子に近いと思われるので、ちょっと順位は言いにくい。

ただ惜しむらくは、ソニーのピクチャーエフェクト使用時にnon effective なRAW撮影が記録できないということだ。
この辺りはオリンパスが長けている。
特許でも絡んでいるのだろうか。

まあ、一期一会を楽しむという考え方で、ピクチャーエフェクトを堪能するという方法もなくはないが、RX1は「コンデジ」ですからねえ。
やはり、アバウトに楽しみたいところです。

ところでお気に入りの「水彩画調」と「イラスト調」で、チェリーを似たようなポジションで撮影してみた。
参考にどうぞ。

20121129g1
Sony DSC-RX1(水彩画調)

20121129h
Sony DSC-RX1(イラスト調)

2012年11月28日 (水)

ピクチャーエフェクトなRX1(前編)

このところ、どうでもいい記事が続いていたのでそろそろRX1のことでも書こうと思う。

20121128m

RX1にもオリンパスのようなアートフィルターと同様の機能が付いている。
ピクチャーエフェクトという。
この機能を使えば撮影画像に様々な効果を組み入れて楽しむことができるわけだ。

しかし、欠点としてはJPEGのみでしか撮影できないために、効果を消して元の通常画像に戻すことは不可能だ。
オリンパスのようにボディ内でRAWから編集できないのだ。

と言うわけで、一発勝負のピクチャーエフェクトであるがどのような効果を出すのか見てみたい。
ただ13種類もあるために、2回に分けて記事を書きたい。

Pon2

被写体はいつものポン様である。
距離は2mに設定、WBはAUTO、ISOは100、絞りはF8.0で撮影を行った。
画像はクリックで拡大される。

【コントロール】

20121128l_2

20121128l1_2

まずはノルマルなコントロール画像を出しておく。
上段が全体、下段がトリミング画像である。
コレがないと比較ができない。

【トイカメラ】

周辺が暗く、シャープ感を抑えた柔らかな仕上がりになるという。

20121128a_2

20121128a1_2

カメラ用語で言うトンネル効果だ。
専門用語で別の意味もあるが、今回は目を瞑っていただきたい。

周辺光量の低下は私の大好きな効果で、シェーディングはレンズの味わいと考えているためボディ内補正は常にOFFにしている。
トイカメラを使えばと言われたこともあるが、あれはやり過ぎと考えている。
オリンパスやパナの同効果もやり過ぎ感があるが、ソニーのコレは控えめで好感が持てる。

でも使うかな?

【ポップカラー】

色合いを強調してポップで生き生きとした仕上がりになるらしい。

20121128b_2

20121128b1_2

映画アバターのような原色系の非現実的な世界観に浸れる。
子供にデジカメを渡すと大体これを使って撮影していることが多い。
嫁さんに見せても。わーきれい!と受けはいい。
受けはいいんですけどね・・・・。

【ポスタリゼーション】

原色のみ(カラー)/白黒のみ(白黒)で再現されるメリハリのきいた抽象的な仕上がりだそうだ。

・カラー
20121128c_2

20121128c1_3

・白黒
20121128d_2

20121128d1_2

撮る被写体を間違えたようだ。
しかもピーカンだったので、極端にコントラストが強く出てしまったようだ。

ポンちゃんの様相もとても柴犬とは思えぬほどの迫力のある、ジュラシックパーク系爬虫類の顔つきになっている。

オリンパスのリーニュクレールのようなものかと思っていたが別物だ。
使いこなしが難しそうだ。
多分一番使わないピクチャーエフェクトだと思う。

【レトロフォト】

古びた写真のようにセピア色でコントラストが落ちた仕上がりになるそうな。

20121128e_2

20121128e1_3

仏間に飾ってある写真に近い感じがする。
昭和の香りが残っている街に行ったら使ってみたい。

そういえば、小学生の頃に友人から心霊写真を見せてあげると言われて、このような色合いの古い家族写真を見せてもらった。
そこには逆さまに座った状態で上からぶら下がっている着物姿のおばあさんが写っていた。

ぎゃあぁ!夜中に変なこと思い出してしまった。

【ソフトハイキー】

明るく、透明感や軽さ、優しさ、柔らかさを持ったような仕上がりになるというのであるが。

20121128f_2

20121128f1_2

ハイキーというか、結構色が飛んでしまっている感じだ。
よく日の当たるところに写真を出しっ放しにしているとこうなる。

説明にもあるように、ほのかにソフトフォーカスがかかったようになっている。
じっと見ていると、ちょっとセンチになりそうな効果かもしれない。

【パートカラー:グリーン】

グリーンのみをカラーで残し、他の部分はモノクロで仕上げてみるとのこと。

20121128g_2

20121128g1_2

赤・緑・青・黄色の4色パターンがあるのだが、この写真では緑以外ほとんど写っていないので、緑だけを出しておこうと思う。

ソニーの中で一番気になっていたピクチャーエフェクトだ。
が、思ったより被写体の選択に悩むかもしれない。

面白い写真が撮れるか、全くの駄作になるか極端な結果が得られそうだ。
私の場合はほとんどが後者と思われるが。

【ハイコントラストモノクロ】

明暗を強調することで緊張感のある仕上がりになったりする。

20121128k_2

20121128k1_3

うーん、以前にも書いたが黒白道は奥が深すぎるのでコメントに困る。
トリミング画像を見ると迫力がありすぎる。

あえて言うなら、「硬」と「陰」といった感じか。

嫁さんが怒ったときに、コレで顔を撮影したらもう怒るのを止めてくれるかもしれない。
でも、その前に、ひょっとしたら、RX1が・・・・。

と言うわけで、まずは前半の7種類をあげてみた。

本来はこういう画像はすでにレビューなどでサイトに載せられていることが多いのだが、実際にいつもの被写体を使って撮影すると個人的なことであるが特徴を掴みやすい。

さて、次回は後半のピクチャーエフェクトである。

2012年11月27日 (火)

ココログ不調

なんか当ブログであるココログの管理ページがおかしい。

ブログへのアクセスは問題なくできるのであるが、管理ページに入ろうとすると異様に時間がかかる。
管理ページの切り換えも同様だ。

記事に写真をアップするにも1枚毎に普通じゃない時間がかかる。
とてもじゃないがカメラ記事などはアップにいつまで待たされるか分からない。
どうにもならないので、今日は短い文章と写真1枚だけである。

原因は何であろう。
ココログサーバーのトラブルか、Win8のバックグラウンドで何か動いているのか、またはWin8がついに発症したのか?

20121127a_2
Sony DSC-RX1

この写真は小学一年生の息子が、ここの雰囲気を撮りたいからRX1を貸してくれと撮影した1枚である。

なんか私よりうまい気がする。

2012年11月26日 (月)

ヤマト2199 な日々(船体1)

このところのRX1フィーバーも少し落ち着いてきたので、例のヤマト2199プラモデルの続きをやろうと思う。

20121126a

先日は簡単な船台までを作り上げたのであるが、今日はメインとなるべき船体の作成に入る。
まずは船体前半分、つまり艦橋より前の部分、波動砲および第一・第二主砲が付けられるところである。

20121126b

あー、簡単ですね。
今のプラモデルはバリもほとんどなく、組み合わせた整合性もちゃんとしているので作成が楽である。

高校生の頃に作った「歩く地蔵」などは、お地蔵さんの顔の金型に十分プラスチックが入っていなかったのか、崩れて非常に恐ろしい顔つきをしていた。
なんとか作り上げたが、夜中に動き出すのではないかと言うほどの迫力があったのだ。

ちなみにこのゴムは、接着剤が十分乾くまでの間、固定しておくためのものだ。
小学生の頃からよくやっていた。

20121126c

ヤマト2199は昔のヤマトプラモデルとは異なり、喫水線で組み立てを接合するようになっている。
なんかちょっと新鮮だ。

20121126d

ふむ、次は艦首と波動砲発射口のパーツらしい。
えーと、E16とH4と・・・・。
Hの4、Hの4・・・・。

・・・・・・・・。

あれ?Hのパーツが見つからない。

20121126e

どこだ?
袋を片っ端から開けて中身を確認する。
が、どこにも見つからない。

20121126f

あちゃー、前に開けた袋を捨てたときに一緒に捨ててしまったのかなあ?
透明な樹脂製パーツだったら可能性がある。
どうしよう。
Hのパーツは4部品だけだけど、重要なパーツが揃っている。

20121126h

となると、マニュアルに付属している部品注文カードで申し込まねばならない。
郵便為替か現金書留しか使えないようだ。
為替は100円単位なので書留かなあ。
はぁ。

20121126i

取り敢えず、作成はここで中断されることになる。
部品が届くその日まで、いったん中止である。
なかなか先に進めない。

20121126j

まずは船台に乗っけておきましょうかね。
次回は少しペースを上げて作っていきたい。

2012年11月25日 (日)

震度3

仕事が終わった後に、残っていた仕事をかたづけるために残業をしていた。
しばらくすると猛烈な睡魔に襲われたので、ちょっとだけ横になることに決めた。

20121125a
Sony DSC-RX1

突然激しい揺れに目が覚めた。
これはデカイのが来る!
直感的にそう感じて、取るものも取り敢えず外に飛び出した。

が、思ったほどデカイ揺れは来ないようだ。
しばらく様子を伺っていたが、半分寝ぼけていたためか目が覚めるにつれ、急に肌寒さを感じて職場に戻ることに決めた。

テレビを付けると千葉の辺りに震源地が表示されている。
東京23区は震度4か。
5くらいあったような気がしたが、最近大きいのは来ていないため勘が鈍ったのかもしれない。

しばらくして職場のある区の震度が表示された。
震度3だった。

えー?あれがですか?

3.11の時など、あの揺れの状態で当初このエリアは震度3という発表があった。
これは直に震度5弱に訂正されたが、なんかこのところ低めに発表してませんかね?
80年代に体験した震度5よりも、3.11のほうが洒落にならなかったんですけど。

まあ、地震計の置いてある地盤が頑強なだけかもしれませんが。

2012年11月24日 (土)

RX1 とその他の楽しいアクセサリ

RX1には純正の楽しいアクセサリが揃っている。
純正命な方ならば、すべてをソニーで揃えるのもありだろう。
しかし、社外品を選ぶことでコスト的に、あるいは独創的にRX1を着飾ることも可能だ。

20121124a

と言うわけで、数は少ないが手持ちの機材でなんかないかと探してみた。

【ストラップ】

まずは最も一般的なストラップである。
私は本体付属のストラップはまずつけない。純正でも別売りタイプを使用する。

DSLRはARTISAN & ARTISTのストラップを愛用しているが、理由はストラップ幅が広くて肩に食い込まないことと、丈夫なので濡れても絞ってすぐに使えるという利点があるからだ。

だが、今回はコンデジタイプのRX1なので、細幅で柔らかな革製品タイプがいいであろう。
なので箱の中から探し出しましたよ。

20121124b

数年前にマップカメラで購入した革ストラップである。
左から紺・黄・黒(シボ付き)となっている。
どれも年季が入ってヨレヨレであるが、黄色だけは使用頻度が少ないので比較的きれいだ。(笑)

20121124c

確か右端のシボ付き黒は高かったので使用頻度も高く、相当使い込んだことを覚えている。
だが、今回はスタッフらからも評判のいいRX1に取り付けるので目立つ黄色もいいかもしれない。
紺はあまりにもRX1には凡庸で一般的過ぎる気がする。

ファーストチョイスは黒かな?次点で黄色、最後に紺といったところか。
嫁さんはこの中で選ぶのならば、黒以外に選択肢はないと言っていた。

20121124d

が、ここはあえて黄色でいこうと思う。
ほとんど使われることのなかった黄色をあえてRX1で使いましょう。
嫁さんからも目立つよと言われたが、コレで置き忘れの%を下げることができるのならば御の字だ。
意外といい色なのではないでしょうかね。

本当のこというと、全部のストラップをRX1に通してから色を決めようとしていたのであるが、最初に派手な黄色を装着したら面倒くさくなって止めてしまったというオチである。
まあ、周りから評判悪ければ取り替えよう。

【レリーズボタン】

ライカにコレを付けていたら、止めなよ悪趣味だよと言われたり、いいじゃない拘ると面白いよねと褒められたり、よく訳のわからないのがレリーズボタンだ。

20121124e

RでもMでも私は好んでコレを付けていた。
R6.2/R7は赤いやつ。M7/8.2/9はつや消し黒を愛用していた。

20121124f

付ける場所はシャッターボタンの上に空いている、レリーズのねじ穴に取り付ける。
今回はシルバークロームタイプを使ってみよう。
ねじ込む時が楽しいですよね。

20121124g

うーん、思ったよりも目立ちませんね。
まあ、ストラップの件もあるし、あまり自己主張の強いRX1を持っていたりすると、変な人だと思われたりするだけかもしれないので、この辺にしておきましょうか。

【グリップ】

これが一番の問題だ。
純正のサムグリップ(TGA-1)を取り付けると、EVFが付けられなくなる。

三脚への取り付け、バッテリーやメモリカードの交換を考えると、ベストなのは他のカメラでも使用しているRRSの専用グリップ付きカメラプレートが発売されることだ。
サイトを見てもまだ予定は出ていない。

20121124h

ちなみにコレはM9のRRSグリップなのだが、見てくれがイマイチである。
でもグリップ感は最高なのだ。

RX1でも同じ様に見栄えが悪くて良さ気なグリップだったらどうしよう。
悩んでいても発売されるかどうか分からないので、この問題に関しては先送りである。



20121124i

結局はストラップの色以外、外見上の違いはほとんど分かりませんね。
まあ、コレが無難なのかもしれません。
クジャクみたいにドレスアップされたRX1を見られても、引かれるだけでしょうから。

2012年11月23日 (金)

OM-Dを使った都心の天体撮影

最近はRX1の記事ばかりなので、たまにはマイクロの記事なども。

ちょうど1週間ほど前のことになるが、仕事帰りに空を見上げると東京の夜空とは思えぬほどに星が見えていた。
この日はちょうど新月で、南に目をやるとオリオン座の腰の辺りの星雲が都心では見たこともないほどによく見える。

この透き通るほどによく見える夜空が、自宅に帰るまで維持されているとは限らない。
都心で天体撮影ができるかもと思いながら、職場にUターンしてカメラ機材を探した。

20121123a

この時点でバッテリーが使えるカメラはオリンパスのOM-Dのみであった。
肝心のEOS60Daは空っぽだ。
とりあえず、この場にあるマイクロの望遠レンズはM.ZD ED75mm/1.8だけだ。
一応コレで撮影してみましょう。

以前にも述べたが、この場所からは北極星が見えない。
なので赤道儀がここでは使えないのだ。
OM-DのISO感度をギリギリまであげて、開放による極力高速シャッターで写すしかない。

20121123b
Olympus OM-D+M.ZD ED75mm/1.8

ふむ、換算150mmによるISO3200、SS2.5secでもなんとか写るようだ。ただ、M.ZD ED75mm/1.8も開放で撮影すると結構収差が目立つ。
左上方にオリオンの三つ星が、右端に一等星のリゲルが見える。
オリオン大星雲(M42)は中央部に見える煙のようなものだ。

20121123c
Olympus OM-D+M.ZD ED75mm/1.8(トリミング)

トリミングしてみる。
あー、やはり少し動いてますねえ。
まあ、換算150mmでSS2.5秒だから仕方のないところではありますか。
しかし、OM-Dではきれいな赤色は出ないようだ。60Daが稼働できないのが悔やまれる。
そこで欲を出してもう少し画角の狭い望遠レンズを持ち出してみた。

20121123f

キヤノンのEF400mm/5.6L USMである。換算で800mmとなる超望遠だ。
ただ、テレコンを付けるとF11になってSSが稼げなくなるため、このまま直結の800mm望遠として使用する。

今はあまり使わなくなったマウントアダプターを探してきて取り付けた。
とにかくオリオン大星雲を探し出すのに苦労する。
シューに取り付けるスコープタイプのダットサイトが欲しいところだ。

20121123d
Olympus OM-D+EF400mm/5.6L USM

かなり大きく写し出すことができた。
ISO3200、シャッター速度は無理してSS1秒。
光量が足りず星雲は若干小さくなってしまったが、75mmよりも赤色がきれいに写っている。
とてもじゃないが、M.ZD ED75mm/1.8と同じ条件にしてシャッター速度を決めると、20秒以上の露出になるため赤道儀がないと無理なのだった。

20121123e
Olympus OM-D+EF400mm/5.6L USM(トリミング)

トリミングである。
星雲写真として出すには恥ずかしいレベルであるが、赤道儀がない状態で換算800mm撮影ができたと考えると今の時代はすごいとしか言いようがない。



とりあえず手元にあった使える機材だけを引っ張り出して撮影したのであるが、それなりに撮れてしまうことに驚いた。
今回、EOS60Daのバッテリーが空っぽだったことが残念である。

また、いつの日か都心で澄み渡る夜空が見られたときには、是非とも専用機材で再挑戦してみたい。

2012年11月22日 (木)

モンベル福袋2013

11月も終わりになると、このイベントがそろそろ来るなという感じになる。
恒例のモンベル福袋だ。
先日、受け付け開始のメールが届いた。

20121122b_2

これまた昨年と同様1万円の福袋のみである。
2万円福袋は時代にそぐわなくなってしまったのであろうか。
理由はどうあれ、受け入れるしかあるまい。

20121122a

2012年度版福袋には一言あって、もうモンベルのはやめようかなんて思っていても再び応募してしまう。
なんなんでしょうね、コレは。
新年の運試しみたいなものですかね。

今のところ私は2勝1敗、嫁さんはなんと全勝だ。
最近は山ブームでもあるので、勝率が低下しそうな予感がする。
私的には倍率が上がってもいいので、真っ当なものを入れておいていただきたい。
本当にお願いします。

2012年11月21日 (水)

DSC-RX1 な高感度

さて、コンデジとはいえSonnar35mm/2.0レンズを搭載し、しかもフルサイズセンサーとなれば気になるのが高感度耐性である。

20121121a

先日のぽんちゃんを再び使って高感度撮影を行ってみたい。
レンズのテスト撮影と同じく、被写体(ぽん様)までの距離は2m。
RX1のF値はF8.0に固定して、ISO100から一段ずつの各ISO撮影を行った。
WBはAUTO。

【高感度撮影】

下に中央部トリミング画像を付けておく

ISO100
20121121b1

20121121c1

ISO200
20121121b2

20121121c2

ISO400
20121121b3

20121121c3

ISO800
20121121b4

20121121c4

ISO1600
20121121b5

20121121c5

ISO3200
20121121b6

20121121c6

ISO6400
20121121b7

20121121c7

ISO12800
20121121b8

20121121c8

ISO25600
20121121b9

20121121c9

色乗りはキヤノンのEOS Mと同様、最高感度まで十分乗っている感じだ。
思ったよりソニーの画像エンジンの出来映えがいいことに驚かされた。
下の一覧を見ればわかるが、サムネイルだけからはどれも一様に見える。

だが、トリミング画像の犬の眉間を見てみるとISO1600辺りからディテールが僅かに崩れだしているのがわかる。
それから一段感度が上がる毎にノッペリ感が強くなっていき、ISO12800になると境界は毛羽立ったようになり画像の崩壊が始まっている。
だが、コントラストは十分に残っており、等倍鑑賞でなければ十二分にいける。
ISO25600はさらに画像の破綻が強く、コントラストも低下しているが、ISO25600でシャッターが切れることを考えると実用性は高い画像ととらえられる。

個人的には常用感度は3200。厳しい目で見れば1600。
状況に応じて6400までは全然OKという感じだ。
やはりISO12800以上は緊急時と言ったところではないだろうか。

感度比較写真を下に出しておく。

通常撮影(クリックで拡大)
20121121d

トリミング(クリックで拡大)
20121121e

実は思ったほどの結果が出なかった。
噂のソニーセンサーだったので、もう少し高感度耐性は行くかなと感じていたのだ。

それでもキヤノンの5D3に匹敵するほどのセンサーを持っている。
若干キヤノンの方が上かなという印象を持ったが、メイン機材でもあるし贔屓目が入ってしまっている可能性もあるので、今度高感度性能の比較をしてみたい。

それでも以前ネコをピーカン時に撮影した時のように、白飛びに対する粘り強さは洒落にならないものがあり、RX1が持っているポテンシャルは相当なものがあるのではないだろうか。

いずれにしてもソニーの画像エンジンは、高感度に対しては好みの色調を出してくれるので安心してRX1を使い回すことができそうだ。

2012年11月20日 (火)

「ソニー」 カテゴリーを追加

本当はRX1の高感度耐性をやるつもりだったのだが、夜になると咳が酷くなるため今日は大事をとって明日以降に記事を延長させてもらおうと思う。
なので今日は簡単にソニー カテゴリーの追加の記事を。

20121120a
Sony DSC-RX1

RX1は「携帯・デジカメ」カテゴリーにまとめていたのであるが、結構な量の記事になってきたので独立させようと思う。

と言うわけで、「ソニーRX1」カテゴリーが加えられました。
あれっ? ひょっとして大方なデジカメメーカーは抑えてしまったかな?

いやいや、リコーとフジがありますか。
でも、今は所持していないがリコーは初代GR DIGITALを使っていたし、

20121120b
RICOH GR DIGITAL

フジはS5Proを買い増しながら結構な期間愛用していた。
つまりは大体メーカーは一回りしてしまったようだ。

20121120c
Fuji Finepix S5Pro+Carl Zeiss MacroPlanar T*50mm/2.0ZF.

もうそろそろ落ち着いてマウントを増やすのはやめよう。
ホントに・・・・。

2012年11月19日 (月)

DSC-RX1(テスト撮影)

Carl zeiss Sonnar35mm/2.0のレンズが搭載されているRX1。
Sonnarはコシナ製の50mmを使っていたが、ボケが非常にお気に入りの一本であった。
RX1のそれは35mmと準広角に入るのでボケはそれほど見込めないが、それでもCarl Zeissなのだ。
期待しながらいつものテスト撮影を行ってみる。

20121119a

被写体はいつものぽん様を使う。
被写体までの距離は2m。
ISOは100に固定して、絞り値を変えながら撮影した。
レンズ補正はすべてにチェックを入れてある。

【テスト撮影】

写真は2段に分けて掲載してある。
上は撮って出し、下は中央部と隅角部のトリミングである。

・F2.0
20121119b1

20121119d5

・F4.0
20121119b2

20121119d6

・F8.0
20121119b3

20121119d7

・F16
20121119b4

20121119d8

さすがCarl Zeiss銘柄のレンズである。開放からバリバリに使える。
開放でこそ僅かにコントラストは落ちているが、一段絞ればほぼ解消されている。

中央部トリミングでは、F2.0の開放でこそ若干解像度が落ちている気がしなくもないが、気のせいと言われれば気にならなくなる。
一段絞れば問題ない。

隅角部トリミングでは全絞りで収差が現れている。
色収差だ。
レンズ補正にチェックを入れているとはいえ、若干は出てしまうのか。
まあ、トリミングでこのレベルなので個人的には気にならない。

気になったのが、2400万画素の効果がちょっと微妙だった。
撮影条件かもしれないが、思ったほどの精細さが見られなかった。

【最短距離撮影】

RX1は通常撮影モードと簡易マクロモードの2種類ある。
レンズにあるリングで切り替えるのだが、前者の最短撮影距離は30cm、後者は20cmまでとなっている。
各モードで、開放(F2.0)・F5.6・F11で撮影した。

・30cm(ノルマル)
20121119e1 20121119e2 20121119e3

・20cm(マクロ)
20121119f1 20121119f2 20121119f3

10cm違うだけで、かなり寄ることができる。
それぞれの最大撮影倍率は0.15倍と0.26倍なのでかなり異なる。
ちなみに20cm接写だと、やはり35mmマクロなのでパースがややきつく感じるようだ。

開放でのボケはやはり思っていた通り美しい。
二線ボケ傾向もなく、きれいにまとめている。
絞り込んでも開放が良い分、それほど極端な画質の改善は現れない。

やはりよくできたレンズだ。
コンパクトでよく写るSonnarレンズ。
ただ、最強の35mmと言うわけではない。

35mmレンズという焦点距離だけの比較をすればEF35mm/1.4L USMのほうが私好みである。
まあ、口径も違うしサイズも異なるし、最大撮影倍率も違うので単純な比較は無理があるが、同じF2.0の最短距離撮影の比較写真を出してみたい。

20121119g

しかし、EF35mm/1.4L USM単体よりも100gほども軽く、レンズ+ボディでこのサイズに収まっているRX1は、この僅かな差を十分にひっくり返すほどのアドバンテージを持つ。
コンデジやそれに毛の生えたようなデジカメは、RX1に簡単に熨されてしまうだろう。

RX1があれば高級DSLR+大口径単焦点レンズの画質と同等だというわけではないが、フットワークの軽さの中にコンパクトな35mm/2.0を搭載し、しかもそれがCarl ZeissのSonnarレンズとなれば、このカメラを持つ意味も見えてくるのではないかと思うのだ。

私はAF合焦率以外であればRX1には十分満足している。

2012年11月18日 (日)

友人も知っていたRX1

土曜日は雨降りだった。
時折、強い雨脚になる冷えた一日だった。

仕事の終わりに高校時代の友人が遊びに来てくれたので、早速RX1を持って飲みに行くことに決めた。
2ヶ月に一度の定例会である。

20121118a
Sony DSC-RX1

カメラには疎い彼であったが、RX1のことは知っていた。
お店に入ると、私が取り出したカメラを見ながら彼が話してきた。

そういえば、すごいカメラがソニーから発売されるんだってね。
え?ソレのこと?是非見せておくれ。

彼はRX1を手に取るとしげしげと見つめていた。
ピントリングを回したり、EVFをのぞき込んだり色々触っている。

ボディは金属製なのか。結構ズシリとくるんだなあ。
レンズがずいぶんと大きいね。

そう言うと何枚かシャッターを切った。

20121118b
Sony DSC-RX1

「!」 シャッター音がすごく高級感があっていい!
これはいいカメラだよ。 欲しい! いくらした?

矢継ぎ早に質問してくる彼に、値段のことを話すと友人は肩を落とした。

・・・・それは高すぎるなあ。
大体何でそんなに高いのだ? どこに金がかかっているんだ?

彼にセンサーサイズのこととそれに伴う利点、明るいレンズの長所などをかいつまんで説明してみた。
暗い店内でボケを見せることが一番わかりやすいだろうと、そばの串焼きをノーフラッシュでぼかして写してみた。

ああ・・・・、なるほどね・・・・。
でも俺はそういう性能はいらないなあ。
普通のコンデジでいいや。

彼は串焼きを食べながら別の話題に移っていった。
ああ、やはりRX1は串焼きのように食いつきはいいが、値段を聞くとみんな引く。
やっぱりマニア受けするカメラなのかもしれない。

友人と別れて帰宅した後にもう一度チェリーを撮影してみた。

20121118c
Sony DSC-RX1

友人はあのように言っていたが、やはりRX1はいいカメラだ。
このカメラに隙はないなあと思いながらシャッターを切っていると、再びチェリーがあくびを始めた。

20121118d
Sony DSC-RX1

もう一度狙って素早く撮影したが、やっぱりフォーカスが合わずに失敗する。
先ほどの話は撤回である。
こうなると私の腕が悪いのか、フォーカスのアルゴリズムが悪いのかはわからないが、RX1は無敵ではない。
ネコ撮りには苦労しそうだ。
少し、RX1のクセをつかめるように頑張ってみますか。

2012年11月17日 (土)

RX1 を使ってみたところ・・・・

購入翌日の昼間に早速カメラを持ち出してみた。
先日はすでに夕刻だったので、昼光下でのチェックをしてみたかったのだ。

20121117j

昼休みに外に持ち出すため鞄からRX1を取り出していると、スタッフらがわらわらと集まってきた。
また、おNewのカメラですか(笑)、という冷やかしらしい。
が、今回はちょっと様子が違う。

RX1は女性陣の受けがメチャメチャよろしい。
デザインがかわいいとの評価である。
ちなみにEVFを付けたデザインは、過半数が好意的にとらえている。
そんなこといわれると外しにくくなってしまうなあ。

と言うわけで、カメラも気持ちも軽く表に持ち出した。
まずはスタンダードにプログラムモードでの使用である。

20121117b
Sony DSC-RX1

ほほう、これはこれは。
さすがSonnar35mm/F2.0のレンズだ。
解放から問題なく使える性能を持っている。
ボケもきれいで不満は少ない。
このあたりは、後日に行うレンズのテスト撮影で詳しく述べようと思う。

20121117f
Sony DSC-RX1

AF速度は激速というわけではないが、実用レベルなので使用上は問題なさそうだ。
難をいえばAF精度だろうか。
AFの合焦は、「行って+来て+当たる」 といった感じである。
これを外すとAFは手前で 「止まる」 ことが多い。

20121117a
Sony DSC-RX1

被写体にもよるが、当たらない被写体は何度やっても当たらないことが目立つ。
逆光ではその状況が著しく多くなる。
マイクロではどのような状況でもほぼ一発でフォーカスが決まるところをみると、もう少し改善の期待をしたいところだ。

しかし、いつものカメラ屋さんでNEXのAFレベルを調べたときにはマイクロに近いレベルを維持していたので、やはりラージセンサーということが難しさを表しているのかもしれない。

20121117c
Sony DSC-RX1

外でのEVFを使ったフォーカスピーキングはやはり強力で、顔も使った三点保持はカメラの安定に大きく役立った。
EVFは常用になるだろう。

20121117e
Sony DSC-RX1

が、EVFに一つ欠点がある。
アングルを可変できるが故に、体に当たるとEVFのファインダーがとんでもないところに向いていることに気づく。
何度も元に戻すが、気がつくとまた明後日の方向だ。
GX1につけるEVFのようにロック機能が欲しかった。

20121117d
Sony DSC-RX1

これを繰り返しているとヒンジの部分がバカにならないか不安になる。
逆さまにしたら、パカッと開いてしまうようになったら泣く。
ちょっと対策が必要になりそうだ。

20121117h
Sony DSC-RX1

だが、このRX1で最も驚かされたのが白飛び耐性だ。
ダイナミックレンジが洒落にならないのだろうか。
朝、出勤前にチェリーを撮って出し撮影したのであるが、ガラス越しとは言えピーカンに近い状態でPモード撮影したのにも関わらず階調が残っていることに驚かされた。
今までにはなかったレベルであり、これは自身の所持するカメラ内では最高レベルの5D3を超えていると思われる。

20121117g
Sony DSC-RX1

このような状況では、先ほど述べたようにピント合わせに苦労するが、出てくる画像はフレアも少なく、ゴーストも控えめだ。
階調も残っており、RX1のレンズ性能とセンサー性能は一級品であると思われる。

20121117i
Sony DSC-RX1

惜しむらくは、やはりAF性能だろう。
チェリーのあくびを狙ったが、ここぞと思ってもAFが決まらず通り過ぎてからシャッターが切れる。狙ったところの合焦率がよろしくない。
この辺は、是非ともソニーさんに頑張ってもらって、ファームアップかRX1後継機種に期待したいところである。

このカメラ、コンデジの皮を被ったDSLRだ。(AFは別ね)
凄イヨ。

2012年11月16日 (金)

DSC-RX1 がやってきた

とうとうやってきた。
発表から2ヶ月近く待たされてようやく今日届いた。

20121116a

Sonyのフルサイズコンデジというコンセプトで作られたRX1だ。
35mm/F2.0の単焦点Sonnarレンズが取り付けられている。
当然、取り外すことはできない。
詳しいスペックについては以前に書いているため、今日は感じたことを。

20121116b

黒い外箱の奥底に黒い布袋に包まれて鎮座していた。
フルサイズセンサーを搭載したカメラと考えるとかなり小さいが、コンデジとして考えるとかなりでかい。
panaのGX1にLeica DG25mm/1.4を取り付けたくらいだろうか。
ただ、持ったバランスも良く重心が偏っていることもない。

【上部】

20121116c

早速、各部を見ていきたい。
まずは上部から。
電源部はシャッター基部にあるレバーをスライドさせることで電源ONとなる。
デジタル化されたライカMと同じ感じだ。
シャッターはこれまたライカと同じで、ケーブルレリーズをねじことことが可能になっている。
ライカで使っていたかわいいレリーズボタンでもはめてみようかな。
ダイヤルはほどよい固さがあって、簡単に回ってしまうことはない。

20121116d

レンズ本体は三つのリングから構成されている。
本体手前から、絞りリング、マクロモード切替リング、ピントリングという順番だ。

まず絞りリングであるが、コシナのシリーズにあるそれとは逆の方向に回すようになっている。
もう、この方向性の問題は解消されることがないかもしれない。
あきらめました。好きにしてください。
でもクリック感はいいですね。1/3段ずつの切り替えも好感が持てる。

次にマクロ切り替えリング。
20cmまでの接写が可能になり、撮影倍率0.26倍まで拡大できる。
ちなみにマクロ側にリングを回すと、先端部の鏡胴が3mmほどニュッと伸びる。
だがインナーフォーカスだ。えらい。

最後に先端部のピントリング。
ほどよい固さがあって使いやすい。ライカのRレンズと同じような感じだと思う。
ただミラーレスレンズと同じであるために、リングを回せばいくらでも回り続ける。

【背面】

20121116e

それでは背面を。
ソニー製のカメラは初めてなので、ユーザーインターフェースが不安だったがそれは杞憂のようだ。
サムホルダーがいい具合なので、ホールド感も問題はない。
再生ボタンの右にあるダイヤルは、Pモードの時などは絞りダイヤルになるのだが、軍艦部のダイヤルに比べて軽く回せるためにストレスなく変更が可能だ。

全体に作りはがっしりしており、背面ボタンに関しては鉄板の上でボタン操作を押すかの如くしっかりとしている。
使いやすい。

【底面】

20121116f

次に底面。
三脚穴はレンズの光軸上にあるため問題は一切ない。
バッテリーカバーの部分を見てみたい。

20121116g

カバーにある矢印状のスライドボタンを押すと開く。
さすが20万円のコンデジだけあって、ここも妥協点はない。
ただ、SDカードを入れる向きが逆ですね。
ソニー製カメラはこうなのかしら。

【側面】

20121116h_2

側面である。
ここはマイクや映像端子、データ転送端子が並ぶ。
まあ、今時のカメラですね。
レリーズケーブルはシャッターにつなぐことになるので、おそらくこのカバーは封印されると思う。
次に開かれるのはいつの日になることやら。

【その他】

20121116i

今回のカメラで感心したのが、レンズカバーである。
他社のカメラメーカーならば手を抜きがちなところだが、ソニーはこんなところに拘っているのが面白い。

20121116l

このレンズカバーはちょっと重い。
試しに重さを量ったら27gだった。
直径49mmのレンズカバーとしてはかなり重量級だ。
たぶん、SONYのロゴ部分は金属ではないかと思う。
ほかのメーカーのレンズキャップをつけたくない気持ちにさせてくれる。
ただ、軽量化に拘るならば、このキャップは真っ先に取り替えるポイントになるだろう。

【アクセサリー】

さて、アクセサリーの類いも見てみたい。
まずはLHP-1こと、レンズフードである。

・LHP-1

20121116k

この何気ないフードが1万円以上するのだから驚きである。
余程拘って作られているのかと見てみると、そうでもなかったりしてまた驚かされた。

20121116m

このフードタイプにしては珍しくバヨネット製で、レンズ側とフード側の紅点を合わせて差し込んだ後に捻ってロックさせる。
フードは他社製でも良かったかな、と思っていたら・・・・。

20121116j

このフードを使うと保護フィルターをつけてもパッと見、全然わからないのである。
それだけではなく、保護フィルターをつけることでレンズキャップを装着しやすくなった。
ええ?ソニーさん、これ狙って作りました?

他社製のねじ込み式のフードだと、保護フィルター枠部分が露出するので見栄えに問題が出るのだ。
気にしない人や保護フィルターをつけない人はいいかもしれないが、20万円のコンデジですからねえ。
やっぱりフィルターを付けておきたいと思ってしまうところが気持ちに余裕がないんでしょうか。

・FDA-EV1MK

20121116n

お次は電子ビューファインダー(EVF)である。
4万円ほどもする、ライカ張りに高いEVFだ。

20121116o

私は眼鏡を付けているので、小さいカバーに切り替えようと思ったのだが、大きいカバーがなかなか取れない。
値段が値段なので思い切りができなくて困っていたら、嫁さんがあっさりパキッと外してしまった。
むう、恐ろしい。

これの購入理由はEVFでのピーキングが確認できるということだ。
両手+顔での3点保持でカメラを固定し、ピーキングでピントをしっかりと合わせようという作戦である。
でも高い。

・PCK-LM15

20121116p

液晶のハードカバーである。
サードパーティーで存在することは知っていたが、ソニーには純正があるということだったので購入してみた。

20121116q

初めてのハードカバーは自信がなかったので、いつものカメラ屋さんにいる達人の店員さんにお願いして貼り付けてもらった。
最近はいつもこうである。
スバラシイ。相変わらずいい仕事をしている。

20121116r

と言うわけで、一通り全部取り付けてみた。
いい顔つきである。
ところでTGA-1(サムグリップ)は、EVFとの組合せができないということだったのでキャンセルした。

では、いつものカメラ屋さんの帰りにちょっと試写してみた。

20121116s5
Sony DSC-RX1

20121116s3
Sony DSC-RX1

20121116s1
Sony DSC-RX1

これはいいコンデジだ。
コンデジ beyond the コンデジ. とでもいうのであろうか。

もう、手放せなくなりそう。

2012年11月15日 (木)

RX1 前夜祭

さて、いよいよ16日はRX1の発売日である。

20121115a

発表から2ヶ月弱、非常に長かった。
正直言って欲しいテンションが高いままではなかったことは確かだ。
途中、キャンセルしようかなと思ったことは数知れず。

ただ、やはり最初のインスピレーションを大事にすることは大切で、現時点では購入する気満々である。
キャンセルしなくて良かった。

20121115b

と言うわけで、明日に備えて購入しておいたバッテリーを充電しておきましょう。
何しろ、手にした直後から使い倒す気なのだ。

20121115c

お、いつの間にか充電終了である。
このバッテリーチャージャーは本体に付属していないから大事に使う必要がある。
これでバッテリーを充電中している間も、カメラ本体がチャージャーとして独占されることは防げるわけである。

20121115f

取り出したバッテリーを大事にケースにしまい込む。

ああ、早く明日にならないかな。

2012年11月14日 (水)

ノートPCの新調

職場で使っているノートPCが今年の9月に壊れた。
デル社製のXPS M1330という真っ赤なお気に入りのノートパソコンだった。

20121113a

購入してから結構な年月が経過していたので、まあ仕方のないところだろうか。
youtubeを閲覧していたときに突然画面が真っ黒になり、以来全く起動しなくなった。

基本的には仕事でメインに使うのではなく、メールやサイトの確認、文書作成などに使う程度だったので、かなりのオーバースペックPCだったと思う。

しばらくはノートPCなしの仕事が続いていたが、やはりPCがないとかなり不便を感じてしまうために結局は新調することになった。

先ほども述べたようにメールやサイトが確認でき、エディタなどに日本語が書き込めれば十分なので、とにかくコンパクトで最小限のものがあれば良いのだ。

20121114b

と言うわけで見つけましたよ。
台湾メーカーであるASUSのFT300T、タブレット型のPCである。
サイズが僅か180.8×263×20.3mmしかない。
超小型なのにキーボードが付いているので文章作成にも威力を発揮してくれそうだ。

20121114i

早速タブレット本体とキーボードを接続して充電を開始する。
バッテリー部はタブレットとキーボード部の二カ所に存在する。
AC電源を外した状態で放置すると、タブレットのバッテリーが減少しているとき、キーボードのバッテリーを補充するのだ。
ちょっと賢い。

20121114c

電源はタブレット部の壁面にある。
キーボードから離脱させて、タブレットのみでの操作も可能である。
上下左右を認識してどの向きでも使えるが、逆さまに使用しているとたまに電源ボタンを体で圧迫してオフになることがあるので注意が必要だ。

20121114d

OSは今までのようなWindowsではなく、アンドロイド4.0を使用している。
最近、インストールアプリによる個人情報の脆弱性が指摘されて問題になった。
得体の知れないものはインストールせずに、必要なものだけを使っていこう。
まあ、中身のデータも大したものは入れないつもりだ。

20121114e

ところがx86系マシンに慣れていたせいか、日本語入力が取っつきにくい。
ATOKをインストールするも、キーボードにファンクションキーがないため操作性はイマイチである。
しかし、細かな設定ボタンが多数あるので、マウス無しでもPC操作がキーボードからできるのはありがたい。
いざとなったら、画面に触れてタッチパネル操作を行えばいいのだ。

20121114f

とりあえずはメールソフト、ブラウザ、日本語エディタがこれだけ使えれば十分だ。
操作レスポンスもそこそこで、使っていてストレスを感じることは少ない。

20121114h

キーボードから離して使うことは少ないと思うが、ノートPCが3万円台でこのような形で進化しているとは驚くばかりである。
私自身が、ちょっとした浦島状態になっていた。

2012年11月13日 (火)

ヤマト2199 な日々(船台)

前回の続きである。

20121113b

接着剤とやすりも手に入ったので、早速作ってみようと思う。
ただ、接着剤はプラモ専用のものが手に入らなかったのが心残りだ。
しかしこの接着剤でも使えるという旨が記載されているので大丈夫であろう。

20121113c

とりあえずはチャプター毎に記事にしていこうと思う。
まずは船台であるが、いきなりこれだけだ。
オープニングとしては、こんなものであろうか。

20121113d_2

ランナーに付いているパーツをニッパーで切り取っていく。
久しぶりの感触である。
ワクワクしますね。

残ったゲートは紙やすりで削ったが時間がかかる。
どうせ塗装もしないただのプラモデルなのだ。
鉄やすりでガンガンいこう。

20121113e

船台に四つのパーツを取り付けて、今日は終わりである。
久しぶりのプラモデルなので、こんなものでちょうど良い。
ちょっと接着剤がはみ出ていますね。
愛嬌である。

20121113f

仕上げにシールを貼り付けて、船台のできあがりだ。ふう。
これだけ見ていたら、すでに何となく船台の上にヤマトがあるような気がしてきたのだが、ここで終わらせるわけにもいかないため引き続きがんばって組み立てていきたい。

いつになるか、次回は船体の作成である。

2012年11月12日 (月)

熱発

どうにも調子がよろしくない。
土曜の午後は忙しかったこともあるが、今日の日曜は熱発してしまった。

20121112a 
Olympus OM-D(E-M5)+Lumix GX VARIO12-35mm/2.8ASPH.

喉も酷いが、とにかく倦怠感が激しい。
本来はいつものカメラ屋さんに赴く予定であったが、あまりの怠さにほぼ一日寝て過ごした。

なので今日のブログもここまでにしようと思う。
風邪が完治したら、インフルエンザの予防接種をうっておこう。

本当に今回の風邪には懲りました。

2012年11月11日 (日)

その後の Windows8

4回目のリフレッシュをしたところ、意外にも安定してしまった。

20121111b
Canon EOS M+EF Macro100mm/2.8L IS USM

それまで立ち上がらないソフトたちも、インストールしても問題なく作動している。
アレはいったい何だったのか。

ここのブログを検索してくるワードで "Windows8 フリーズ" というものがこのところ増えている。
実は潜在的には多いのかもしれない(笑)。

20121111a_2
Canon EOS M+EF Macro100mm/2.8L IS USM

使っているうちに、やはりよくできたOSだということがわかる。
私は通常のディスプレイで使用しているため、タッチパッドの恩恵は得られていないがマウスでも十分新OSの良さはよくわかる。

まあ、タッチパッドにすれば今度はまたそれで文句が出そうなので、このままマウスで使っていこう。
ちなみに職場の自室PCはWin7のままでいく。

まだそこまではWindows8に対する信頼は回復していないのだ。

2012年11月10日 (土)

EOS M で太陽撮影

先日、チェリーの兄弟であるクロが突然亡くなってしまったが、いつまでも凹んでいられないので気晴らしに太陽撮影を行ってみた。

20121110z

NDフィルターは金環食の時に活躍してくれたND100000のものを使う。
マスターレンズは例のごとくEF400mm/5.6L USMをチョイスする。
これにEOS Mをマウントアダプター経由で取り付ければ1200mmオーバーの超望遠AFレンズに早変わりだ。

20121110f

撮影場所は実家の庭に決めた。
太陽は雲に隠れがちであるが、三脚を立ててレンズ・カメラをセットしてからタイミングを待ち続ける。

こんな時はどこからともなくクロが現れて、自分の体を私の脚にスリスリと擦りつけながら甘えた声を出すのだ。
ああ、もうそれもないのかと思うと目頭が熱くなる。
そんな折、雲の切れ間から太陽が顔を出した。

20121110b
Canon EOS M+EF400mm/5.6L USM+EF Extender 2xIII

ISOは100に固定しておく。
シャッター速度は1/400秒前後でいくつか撮影しておいた。
後で黒点が比較的はっきりと写っているものをチョイスするためである。

20121110c
Canon EOS M+EF400mm/5.6L USM+EF Extender 2xIII

トリミングして迫力を出す。
ふむ、ピント精度は問題ないようだ。本当に楽である。
目を太陽にさらす時間が非常に少ないのがうれしい。

・・・・あれ?、あんまり黒点がないようですね。
やはりこのところ黒点が減少しているというのは本当のようだ。

20121110d
Canon EOS M+EF400mm/5.6L USM+EF Extender 2xIII

黒点部分をさらにトリミングする。
かなり地味である。
数が少ないばかりか、黒点自体も地味だとテンションが落ち気味となる。
そういうときはサブカメラで撮影したクロを現像して楽しむものだが、もう撮影中にそのようなことはできないのだ。

20121110a_2 
Canon EOS5DMark III+EF400mm/5.6L USM

同じ400mm/5.6L USMで撮影した半年前のクロだ。
このアップを最後に、もうクロで悲しむ記事を書くのはやめよう。

実家の庭での撮影中にずっとついて戯れてくれたり、一脚や三脚の脚で遊んでくれたクロ。
安らかに眠っておくれ。

2012年11月 9日 (金)

クロが・・・・

クロが死んでしまった。
 
20121109f_2
Leica M8.2+Carl Zeiss C Sonnar50mm/1.5
 
夕方、実家近くの薄暗い路上に彼女は倒れていたらしい。
通行人の知らせで、母が病院に連れて行ったという。
私の職場に弟から連絡があった。
 
20121109d
Canon EOS5D MarkII+EF300mm/4.0L IS USM 
 
交通事故であろうか?
クロは大丈夫なのかと心配していると、弟から再び連絡が入った。
すでに事切れていたという。体は比較的きれいだった。
X-Pからは骨折の所見はなく、診察で気道がつぶれているのがわかったそうだ。
介抱してくれた人の話によると、倒れているクロにまだ息のあるとき声をかけたのだが、ニャーという鳴き声ではなく、野太い「ア゛ー・・」という声だったという。
 
20121109c
Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.
 
可哀想に苦しかったであろう。
チェリー4兄姉の中では最も愛嬌のあるネコだっただけに思い入れも一入だ。
早くして死別したお母さんネコ(ミケ)に向こうで会ってたくさん甘えるといい。
母の母乳に最後まで離れられなかった愛らしい白黒ネコのクロ。
 
20121109e
Leica M8.2+Carl Zeiss C Sonnar 50mm/1.5
 
僅か4年の人生(猫生)であったが、この年月は野良猫の寿命とさほど変わらないらしい。
本来は野良として生まれてきたこのネコたちは、生き残ることは相当難しかったはずである。
が、人の寵愛を受けて野良と同じ寿命であろうとも、ここまで生きられたことは幸せだったと思いたい。
ただ、個人的には人のエゴかもしれないが、もう少し幸せを与えてあげたかった。
幼くして母と別れた彼女にはもう少しの時間を与えてほしかった。
 
20121109g_2
Leica M9+M Hexanon 50mm/1.2 Limited
 
クロ・・・・、人間と暮らせたことが幸せだったと感じたならば、次に生まれ変わるときにも飼い猫として生まれ、愛されてほしい。
心からそう願う。

2012年11月 8日 (木)

ヤマト2199 な日々(プロローグ)

さて、先日購入したばかりのプラモデルである宇宙戦艦ヤマトを早速作ってみましょうか。
何しろ作成は久しぶりである。
子供に壊されては堪らないと職場に持ち込んで、仕事後に休息室でこっそりと作ることにした。

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とりあえず必要なものはニッパーであろう。
ランナーからパーツを切り取るときに使うものだ。
職場に置いてある電子工作用具の一つを探し出す。
小学生の頃は、よく爪切りでランナーを切っていた。いい思い出である。

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さて、それではそろそろ製作に・・・・と思ったところ、接着剤が見当たらない。
チューブ状のものや、ラミネートされて入っているアレである。
袋の中や箱の底を覗いてみたがどこにもない。
欠品か?

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いやな感じがして設計図の記載されている冊子を確認してみた。
ここには封入品一式が記載されているはずだ。

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あー・・・・、接着剤は別途購入しないといけないようだ。
近所のプラモデル屋さんは、私が高校生の頃につぶれてしまったのだ。困ったなあ。
仕方がないので後でAmazonかASKULで適当な接着剤を注文しておこう。

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冊子にはピンセットも用意しておけと書いてあった。
なのでその辺の適当なものを見繕っておく。

あ、そういえばパーツにつく余分なランナーを削り落とすためのやすりも必要であった。
紙やすりか鉄やすりも用意しておかないと。
自宅に小型の鉄やスリがあったなあ。
そいつを持ってきましょう。

出だしから躓いてしまった。
以下、次号

2012年11月 7日 (水)

EF 40mm/F2.8 STM(実写と感想)

発売が6月だから、かれこれもう4ヶ月にもなるだろうか。
稼働率はほとんどない。(笑)

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キヤノン初のパンケーキ単焦点。
しかも私の大好きな40mmとなったら買わない手はないでしょうと言うことで購入してみた。
大好きな焦点距離である40mmで稼働させるにはフルサイズ機を使用するしかない。
所持機の中では5D3が其れである。

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Canon EOS5D MarkIII+EF40mm/2.8STM

レンズ単体は軽い(130g)ものの、ボディが重くて足を引っ張る。
高感度に強いのはよろしいのだが、やはりヒョイと持ち運ぶには結構強い意志が必要となる。

20121107e
Canon EOS5D MarkIII+EF40mm/2.8STM

飲み会の席に持ち出したときにも、テーブルの上にドデンとDSLRを置いておくわけにもいかない。
アルコールによる置き忘れを防ぐためにも鞄に仕舞っておくと、つい面倒になって写真は二の次となってしまう。

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Canon EOS5D MarkIII+EF40mm/2.8STM

外で撮影するにも、F2.8単焦点だったらF2.8通しの標準ズームの方が便利である。
重さは増えるが、レンズ交換の手間と多彩な焦点距離で撮影できる利点を考えてもおつりが来る。

20121107d
Canon EOS5D MarkIII+EF40mm/2.8STM

写りはよろしい。
1万円台での購入が可能で・薄くて・軽くて・写りの良い単焦点レンズを楽しむことができるのだ。

ここは個人的な嗜好の話になるのだが、私の所持しているカメラ群でパンケーキレンズを最大限に活用できるのはやはりマイクロフォーサーズだろう。
高感度に強いオリンパスのO-MDを利用すれば、換算40mmでより明るいLumix G20mm/F1.7のコンパクトシステムが組める。
実際に飲み会はこの組合せが圧倒的だ。

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Canon EOS5D MarkIII+EF40mm/2.8STM

このEF40mm/2.8STMは、F4通しのEF24-105mm/4.0L IS USMのような標準ズームを持つ人ならば利点はあるだろう。
そういえば先日、EF24-70mm/4.0L IS USMなんておもしろい標準ズームも噂になっていた。
このあたりとの組合せもおもしろいかもしれない。

ただ、いくら40mmが好きとは言え、やはり現在の私が持つシステムの中では不要なレンズであり、先日EF40mm/2.8STMは手放した。
せめてハーフマクロくらいまで寄ることができれば、評価はまた違っていたと思う。
まあ、パンケーキマクロは難しいでしょうけど。

EF 40mm/F2.8 STM

スペック
テスト撮影
実写と感想

2012年11月 6日 (火)

ハスキー

と、いっても犬や三脚のことではない。
風邪がひどくなって、とうとう酷いかすれた声になってしまった。
まるで嗄声のようだ。

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Canon EOS5D MarkIII+EF35mm/1.4L USM

先月から微妙に完治しないなあと思っていた風邪が、今朝起きたら突然この状態になっていた。
ちなみにその場で「カエルの歌」を歌ってみたら、あまりの音程の酷さに笑ってしまった。

問題は仕事だ。
声を出さないわけにもいかないので、なるべく短いセンテンスでその場を凌ぐ。
家に帰ってきたら若干は改善したが、かすれ声は未だに続いている。
この声でチェリーに近づくと余所を向いて私の顔を見てくれない。

ちょっとさみしい。

2012年11月 5日 (月)

トラブル続きの Windows8

エラーメッセージがほぼ皆無であるOSの安定さは大したものだ。
だが、起動するソフトが不安定なのはどういうことなのか。

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Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.

すべてのソフトが不安定になっているわけではない。
しかし、Windows8対応をうたっているものもトラブルに含まれる。
画像系ソフトは全滅だ。

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ソフトアイコンをクリックしてもソフトが立ち上がらない。
こうなるとバックグラウンドで何かが起こっているのか、全体的にOSの動きが緩慢になる。
こうなるとブラウザも不安定になってくる。
固まったまま一切反応しなくなることが頻発するのだ。

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とにかくソフトアイコンをクリックしてもソフトが起動しないという状態の発症率が極めて高いのが、画像系ソフトと表計算エクセルだ。
ソフトが立ち上がらなければまだデータの救いようがあるが、作業中に発症するとマウスを一切受け付けなくなる。
まるでデスクトップの壁紙のごとく、むなしくマウスクリックが空を切る。
こうなると、もうリセットしかない。

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だが、PC起動直後やリセット後でも安心はできない。
アカウントにサインインするときに文字を入力する枠内に縦線のカーソルが点滅しているのだが、これがなかなか現れないときは100%一発目のソフト起動から障害が発症する。

頭にきたので何度かリフレッシュを行うのだが、画像処理ソフトのシルキーピックスはダウンロードソフトなので、OSをリフレッシュ毎に認証コードが消滅してしまい、同じコードの再入力はソフトが受け付けてくれないために何度も会社にメール申請しなくてはならない羽目になってしまった。
これが猛烈に面倒くさい。

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Leica S2+Summarit S70mm/2.5ASPH.

複数回OSをリフレッシュしたが、ようやく最後の4回目で安定している「様な気がする」。
が、まだ気は抜けない。
こんなにストレスのたまるOSは初めてである。

ネットで検索しても同様のトラブルは出ていない様なので、個人のPCで起きた問題と思われるが、もう絶対にOSのアップグレードはやめよう。
今までと同じように筐体にプリインストールされているモデルにした方が影響が少ない気がする。
仕事のPCで生じたら目も当てられない・・・・。

とりあえずは、もうwindows8をリフレッシュする気はない。
これでトラブルが出たらWindows8は破棄する。
そしてWindows7に戻すのだ。

2012年11月 4日 (日)

EF200mm/F2.8L USM(実写と感想)

購入したのが今年の春だから、すでに2シーズンは放置気味だったことになる。
DSLRの望遠レンズとして、また天体撮影の星野写真用として手に入れた。

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キヤノンにはEF70-200mm/2.8L IS II USMという優れたレンズがあるが、如何せん重いので食指は働かなかった。
私は望遠ズームはテレ端、広角ズームはワイド端しかほとんど使わないといった変な癖があるので望遠レンズと広角レンズは単焦点しか興味を持たないのだ。
その点、この望遠レンズの700g台という重量は非常に魅力的だ。

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Canon EOS5D MarkIII+EF200mm/2.8L II USM

とはいうものの、焦点距離200mmには手ぶれ補正がついていた方が手ぶれによる失敗写真は少ないだろう。
そんな負の思案に突っつかれながら、一般撮影においての使用頻度は少なくならざるを得なくなってきたのだ。

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Canon EOS5D MarkIII+EF200mm/2.8L II USM

状況にもよるが、望遠レンズを使うときには圧縮効果を狙うので開放撮影が多くなる。
この方がシャッター速度も稼げるので一石二鳥だ。
当然、開放撮影の画質が問題となってくる。

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Canon EOS5D MarkIII+EF200mm/2.8L II USM

ところがこのEF200mm/2.8L II USMは開放からガンガン使える優れたレンズだ。
非常に写りがよく、ぼけも美しい。
残念なところは最短撮影距離が1.5mと、今時のレンズとしてはかなり残念なものがある。
ただ、発売が96年なのだ。文句は言えない。

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Canon EOS5D MarkIII+EF200mm/2.8L II USM

動く子供を撮るときにはAIサーボが必要になる。
ワンショットでは被写界深度の浅いこのレンズで子供を追いかけるのは厳しい。
私がDSLRを手放せない理由の一つがこれだ。
望遠レンズによる圧縮効果で子供を引き立たせ、浮き立たせる撮影にはミラーレスでは不可能に近い。

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Canon EOS5D MarkIII+EF200mm/2.8L II USM

もちろん、望遠による風景撮影にも十分使える。
ただ、絞り込むことが多くなるので三脚を使ったり、シャッター速度を稼ぐためにISO数値を変えねばならないこともあるだろう。

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Canon EOS60Da+EF200mm/2.8L II USM

コンパクトで軽量な200mm望遠であるこのレンズは非常に魅力的だ。
もう少しクローズアップされてもいいような気もするが、やはり単焦点はあまり売れないのだろう。

個人的にはISが付いて最短撮影距離が短くなるであろう後継機が出ることを望んでいるが、このご時世ではこのようなマイナー単焦点レンズでの実現は難しいであろう。
なので最近はより明るくて最短撮影距離が短いEF135mm/F2.0L USMが気になって仕方がない。
焦点距離は短くなるが、手ぶれに強くなると考えればいい。
以前持っていたレンズであるが、手放さない方がよかったかなとちょっと浮気気味でなのである。

どうしようかな。



EF200mm/F2.8L II USM

スペック
テスト撮影
実写と感想

2012年11月 3日 (土)

超久しぶりにプラモデルを作ってみよう

急に思い立ったのだ。
製作は高校か大学生以来ではないかと思う。
最後に作ったのが、エルトリウムという宇宙戦艦だったような気がする。
かなり大きいプラモデルで、値段もそこそこしたものだった。

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それで今回のブツであるが、やっぱり宇宙戦艦になってしまった。
宇宙戦艦ヤマト2199である。
ヤマトは中学生以来ではないだろうか。

小学生の頃は軍艦・戦車・レシプロ戦闘機とWWIIのプラモをよく購入していた。
中学生になるとパテ埋めや塗装にはまるようになる。
ところが高校生以降にはほとんど作っていない。
なので今回のプラモ作成は本格的な作成ではなく、無塗装の組み立てのみとするつもりだ。

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いや、中身がすでに塗装されているんですよ。
最近のプラモはリッチである。

さて、完成するのはいつなのか。
どうでもいいことなのだが、シリーズ化して書いていこう。
パーツが折れたり、前後逆に組み立てることもあるかもしれない。
失敗したら笑ってください。
一応、最後までやるつもりである。

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Olympus OM-D(E-M5)+Lumix G8mm/3.5FishEye

高校生の頃のことを思い出していたら、宇宙戦艦ヤマトに関係するもので遊んだ記憶があった。
ボードゲームである。
現在のシミュレーションゲームの走りのようなもので、コマに移動力や戦闘力が印字してあり、移動後ダイスを使って戦闘結果を導き出す原始的なゲームだ。

このボードゲームにIFシリーズというのがあって、あるとき宇宙戦艦ヤマトのゲームが発売になった。
当然購入である。
一作目ゲームには処女作ヤマト・さらばヤマト・新たなる旅立ち・ヤマト3・永遠にまで5作分の各種宇宙戦艦および戦闘機・要塞が含まれていた。
しばらくして二作目も発売になり、完結編を中心としたコマが用意されていた。

特に一作目ゲームのガルマン・ガミラスとボラー連邦の船種は強烈の一言で、高校のヤマトマニアの友人らとハイパーデスラー砲やブラックホール砲を撃ち合って激しい消耗戦を楽しんだ。
コマのサイズは異なれど、一作目と2作目のボードゲームルールは共通で、白色彗星帝国VSディンギル帝国など普通にはあり得ない戦闘も楽しめたのだ。

今はすでにそのゲームはどこにも見当たらない。
探せば出てくるかもしれないが、コンピュータ全盛のこのご時世に合う代物ではないだろう。

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Olympus OM-D(EM-5)+M.ZD ED75mm/1.8

ただヤマトゲームは日本製であったが、当時のボードゲームは大半が米国製のもので、欲しいゲームにはルールブックの翻訳本が存在していないものも多く見られた。
そのため辞書を引きっきりで自分で翻訳していた。

特にドッグファイトのボードゲームは苦労した。
翻訳版が出る前の初期に購入したので、分厚いルールブックを専門用語と一緒に訳す羽目になったのだ。
このゲームが非常におもしろく、友人の敵機とのベクトルとマニューバのことばかり考えていた。

大学に入ったらそのようなゲームを楽しむ暇はなくなり、実験と実技に追われる日々になる。
いつしか気づくとそれらのゲームは世から姿を消していた。
今、あのゲームをやれといわれてもやる気はしないが、当時は心から友人らと楽しんでいたのは確かだ。

今回のプラモデルの作成は、ほんのちょっとだけ当時の気持ちに触れている気がして仕方がないのだ。

2012年11月 2日 (金)

EOS M でブツ撮り

超望遠レンズにテレコンを噛ましても快適なAF撮影が可能なEOS Mであるが、そのためだけに使うにはもったいない。
そこでブツ撮り撮影機としても使えないか検証してみた。

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ブツ撮りといっても私の場合は本格的なものではなく、購入機材や商品説明を行うための簡単なものである。
基本的に大したものは撮っていない。先日のパワーボールなどがいい例だ。

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ここで問題になるのがレンズの焦点距離である。
アップなども撮るためにマクロレンズを使うのであるが、焦点距離が小さいとパースがつきやすく機材に歪感が出てしまう。

普段は35mm換算で90mmから100mmほどを使っているが、ワーキングディスタンスの問題からあまり長焦点距離のマクロレンズは使えない。
何しろ狭い空間で撮影しているために、カメラボディを被写体から十分離すことができないほど余裕のない場所なのだ。

50mmではパースがつきやすく、100mmだと壁際ぎりぎりとなる。
その中間の焦点距離のマクロレンズがほしいと考えていた。

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EOS Mに50mmマクロを装着すると換算80mmマクロとなる。
これはおいしい。
というわけで、ブツ撮り専用レンズとしてCarl Zeiss MakroPlanar T*50mm/2.0ZEに白羽の矢が立った。
ハーフマクロではあるが、等倍撮影が必要となったらEF Macro100mm/2.8を使えばいいのだ。

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ブツ撮りはレンズを絞り込んで撮影することが多いので、三脚撮影が必須となる。
個人的にRRS雲台を利用しているので、専用のプレートを用意する必要があるのだ。
これがあるとRRS雲台のクランプに素早く取り付けることができるので重宝している。

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三脚座への対応プレートはRRSのG1・G2用の小型プレートがぴったりだ。
クランプに縦横関係なく固定できるのがいい。
実は超望遠レンズ対策のためにすでに装着されている。

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また、私のブツ撮り撮影は急遽行うことが多い。
そこで重要なのがACK-E12 ACカプラだ。
これがあればカメラのバッテリー残量を気にすることなく撮影に専念できる。

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例のバッテリー蓋についていた底蓋を開いてコネクターを差し込む。
GX1のカプラコネクターと違って、しっかりと固定されるのがうれしい。
GX1はすぐに抜けてしまうのでストレスがたまっていた。

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さて、早速撮影してみましょうか。
被写体はその辺にあった猿の置物をチョイスしてみた。

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MakroPlanar50はマニュアルフォーカスなのでAFが効かせられないのが欠点だ。
しかし、MFアシストを起動させることで狙いたいところを拡大し、じっくりと合わせられる便利さがある。
ミラーレス機使用時の長所だ。

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本来はケーブルレリーズが必須なのだが、EOS Mはリモコンレリーズしか存在しないためこれで撮影を行う。
ちょっと気分的には下降気味となる。
まあ、ないよりはマシである。なくさないようにしないと。

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Canon EOS M+Carl Zeiss MakroPlanar T*50mm/2.0ZE.

ふむ、操作の実用度はまあまあかな。
被写体が非対称なのでパースの確認がしづらいが、換算80mmでもちょっときつく感じる。
なので再確認のために四角いものを探してきた。

20121102l
Canon EOS M+Carl Zeiss MakroPlanar T*50mm/2.0ZE.

私の職場で愛用している小物入れだ。
非常に便利なものである。
ちょっと薄汚かったので、きれいに汚れを拭き取っておいた。

これを見るとパースは・・・・、あー、ちょっとありますね。被写体によっては目立つかな?
でもカメラやレンズを撮るときには、もう少しワーキングディスタンスをとるので大丈夫ではないかと思われる(希望的観測)ためにこのまま使っていいこう。

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Canon EOS M+Carl Zeiss MakroPlanar T*50mm/2.0ZE.

この小物入れ、屋根も開くんですよ。(^ ^)
お気に入りの一品です。

2012年11月 1日 (木)

パワーボール

海外の宝くじのことではない。
その昔、「ダイナビー」ともいわれたジャイロを利用するトレーニングボールのことである。

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安いバチモンのパワーボールを見つけたので、懐かしいと早速購入してみた。
アメリカンなデザインに、不釣り合いな文字が印字してあることに違和感を感じる。

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さて、使い方である。
覆われているプラスチックカバーの中にジャイロが組み込まれた重量のあるボールが入っているのであるが、これに独楽を回すひもの要領でボールを回転させるのだ。
回転したパワーボールを手首のスナップを利用して回転数をさらに上げるのだが・・・・。

なんて考えていたら、箱の中にあるべきひもがないことに気がついた。
マジですか・・・・。

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なのでボールのひも穴を観察して、代用品で対処することにした。
事務用品として使用している「綴じ紐」である。
先端のプラスチックで固定されている部分を、パワーボールの穴の深さに合わせてカットする。

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後は独楽と同じ要領で、クルクルと巻き付けて・・・・。

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エイヤッ!と紐を引っ張ると中のボールが勢いよく回転を始める。

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あ、あれ?
うまく回らない。
回転数が上がるとボールが光り始めるはずなんだけど、上手くいかないようだ。

何度も試行錯誤をしていると・・・・

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手の中でボールの回転抵抗の感覚を感じつつ、その抵抗に強くスナップを効かせるようにしたところ、回転数が上がり始めてボールが光り始めた。

やりましたよ。スバラシイ!
手の中でグイングイン唸る感覚が新鮮でおもしろい。
ちょっと病みつきだ。

なんて感動もつかの間、回転数を上げると洒落にならないほど腕がパンパンになってきた。

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これ、冗談でなく本当にきつい。
回転数を上げようとするほど、ボールが手の中で暴れるのだ。
それを押さえつけるのにかなりの握力がいる。

中央部にあると思われるおもりの重心をわずかに偏心させているのだろうか。
回転しているパワーボールを床に置くと、そのままどっかに勢いよく転がっていってしまう。

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暗いところで回転させてみた。
結構おもしろい。
ボールの回転数を上げようとスナップを効かせ続けると比例して握力が必要になるので腕の限界まで楽しむのもよいし、無理のない回転数で長時間感覚を楽しむのもよい。

スタッフらにもことのほか受けた。
まあ、本格トレーニング機器というよりは、玩具に近いですかね?

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