パワーボール
海外の宝くじのことではない。
その昔、「ダイナビー」ともいわれたジャイロを利用するトレーニングボールのことである。
安いバチモンのパワーボールを見つけたので、懐かしいと早速購入してみた。
アメリカンなデザインに、不釣り合いな文字が印字してあることに違和感を感じる。
さて、使い方である。
覆われているプラスチックカバーの中にジャイロが組み込まれた重量のあるボールが入っているのであるが、これに独楽を回すひもの要領でボールを回転させるのだ。
回転したパワーボールを手首のスナップを利用して回転数をさらに上げるのだが・・・・。
なんて考えていたら、箱の中にあるべきひもがないことに気がついた。
マジですか・・・・。
なのでボールのひも穴を観察して、代用品で対処することにした。
事務用品として使用している「綴じ紐」である。
先端のプラスチックで固定されている部分を、パワーボールの穴の深さに合わせてカットする。
後は独楽と同じ要領で、クルクルと巻き付けて・・・・。
エイヤッ!と紐を引っ張ると中のボールが勢いよく回転を始める。
あ、あれ?
うまく回らない。
回転数が上がるとボールが光り始めるはずなんだけど、上手くいかないようだ。
何度も試行錯誤をしていると・・・・
手の中でボールの回転抵抗の感覚を感じつつ、その抵抗に強くスナップを効かせるようにしたところ、回転数が上がり始めてボールが光り始めた。
やりましたよ。スバラシイ!
手の中でグイングイン唸る感覚が新鮮でおもしろい。
ちょっと病みつきだ。
なんて感動もつかの間、回転数を上げると洒落にならないほど腕がパンパンになってきた。
これ、冗談でなく本当にきつい。
回転数を上げようとするほど、ボールが手の中で暴れるのだ。
それを押さえつけるのにかなりの握力がいる。
中央部にあると思われるおもりの重心をわずかに偏心させているのだろうか。
回転しているパワーボールを床に置くと、そのままどっかに勢いよく転がっていってしまう。
暗いところで回転させてみた。
結構おもしろい。
ボールの回転数を上げようとスナップを効かせ続けると比例して握力が必要になるので腕の限界まで楽しむのもよいし、無理のない回転数で長時間感覚を楽しむのもよい。
スタッフらにもことのほか受けた。
まあ、本格トレーニング機器というよりは、玩具に近いですかね?
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