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2012年12月30日 (日)

自分的デジカメ録2012

さて、第2回目でもある自分的デジカメ録の本年度版を書いていこうと思う。

今年はラージサイズフォーマットのDSLRを、ライカSマウントまたはキヤノンEFマウントかのいずれかに決めようと考えていた。
まあ、60DaやEF24-70mm/F2.8L II USMの発売が相次いだため、実質EFマウントがその座に落ち着くことになった。

これで良かったのではないかと思う。
何しろ先日発表されたライカSのズームレンズに驚かされた。
100万超えですよ。換算24-72mm/F3.5-5.6相当のズームレンズなのに。
しかもSボディがISO1600までである。

論外。

では、2012年度に購入したカメラで印象深かったものを昨年に習って3種書いてみたい。

【Sony DSC-RX1】

とにかくフルフレームセンサーを搭載したコンデジというコンセプトにしびれた。
また、安直に世間受けしやすいズームという選択肢ではなく、あえて単焦点レンズを選んだ事に共感を得た。

20121230a_2

おそらくは「コンデジなのにこんなにボケる」というイメージから作られたのではないかと思っている。

・できることなら明るいレンズを搭載したい → 単焦点
・50mmか35mmか? → 汎用性の高い35mm
・AFの35mm/F1.4ではレンズがでかすぎる → 35mm/F2.0

なんて具合で決まったりして?
40mm/F1.8とかでも良かったのであるが、35mmにしたのは50mmや21mmのシリーズでも出すつもりなのだろうか。

20121230a2

いずれにしても”写るんです”と同様の焦点距離35mmを持つこのコンデジは最強のコンパクトカメラだ。
肩にかけても気負うことなく普通に持ち運べる。
EVFやOVFを選べる遊び心といい、ソニーは一つのジャンルを作った。

20121230a3

ラージサイズフォーマットのコントラストAFは決して満足度を満たすレベルではないが、敢えてその逆境に挑戦して製品化したチャレンジャー精神を私は褒めたい。

今後、他社からも同様のコンセプトに基づく製品が出てくる可能性が高い。
だが、RX1ほどの質感を出せる製品が現れるかは不透明だ。
RX1は第一作目だからこそ、質感にもこだわれたのではないかと思うのだ。

【Panasonic DMC-GH3】

お次はGH3である。
パナソニックの歴代GHシリーズを使ってきて感じたことだが、このGH3はパナの相当な自信作であることが窺える。

20121230b

パナソニックがマルチアスペクトを捨ててまで、このセンサーに拘った本気のミラーレスだ。
センサーの出自はどうでもいいと思う。
確かに納得のいくレベルを持つパナソニック最強のセンサーである。

20121230b2

一部の操作にややタイムラグはあるものの、全体に見て操作系・レズポンスは問題ない。
マイクロにしては大型のバッテリーを装備しているために、非常にパワフル且つタフネスだ。
ガチムチなマッチョ系マイクロ機とみていいだろう。
それでいて繊細さも忘れない。
いいミラーレスですよ。

ただ、まだ今月出たばかりなので、贔屓目が入ってしまっている可能性が否定できないのが問題だ。
実はOM-Dとかなり迷ったのだ。

【Canon EOS 5D MarkIII】

私の所持しているDSLRでは最強の部類に属する。
最も信頼し安心感を持つ機体だ。

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D800や800Eの話も聞くが、現在の私のマウントはEFマウントなのだ。
昨年、Nikonかキヤノンかをじっくり考え、Fマウントを手放すことを決めた結果なのだ。
こ、後悔なんかしてませんワヨ!

さて、この5D3のどの辺りを信頼しているかというと、AF性能である。
先日の月と木星の写真を撮影したとき、周囲はかなり暗い状況だ。
そんな中でも、5D3は機材のシステムに対し迷うことなくAFを決めてくれた。

20121230c2

このように、夜間の撮影時でAFが迷いそうだなと言うときには5D3だ。
が、その分シャッター速度が遅くなるので手ぶれが発生してしまうこともある。
機械はいいけど、人間がそれに追いついていない典型的な例である。

ちょっとした旅行にはミラーレスを持って行くが、希有な遠出にはやはりキヤノンになる。
キヤノンを手放せない理由は、今まで私が培ってきたエビデンスなのだ。
が、これも時とともに変わっていくのかもしれない。
でもキヤノンDSLRにはもう少し付き合っていただきましょうか。



2012年は、デジカメ史にとっても重要な年だったと思う。
なんと言ってもキヤノンがミラーレスを出したことに尽きる。
しかも、センサーサイズはAPS-Cであったことだ。

これは将来的にDSLRクラスのセンサーと取って代わり、ミラーレスに置き換わっていくと言うことになるのだろうか。
DSLRがすぐに消えることはないと思うが、もはやミラーレスはコンパクトなシステムという範疇を超えつつあるのだ。

ソニーのα99も発売されたこともあるし、意外とその時はすぐそばまで来ているのかもしれない。

さて、来年はどのようなデジカメが現れるのか。
これから色々動きそうである。

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