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2012年12月18日 (火)

GH3 の高感度

新しいボディを買ったら確認したいのが高感度耐性だ。
これによりGH3の好感度が大きく変わる。
ある意味、好感度耐性試験と言ってもいいだろう。

Pon2

被写体は、すでに何年もの付き合いになっているポン様である。
この日は小雨がぱらついていたが、防塵防滴機であるGH3にこの程度の負荷は問題ないであろう。
レンズにLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.を取り付けて撮影を行った。

20121218j

あ、このレンズは防滴ではなかった。
なので傘をさしてテストを施行する。

【高感度テスト】

被写体までの距離は2mに設定する。
レンズの絞り値はF8に固定、ISOは最低感度のISO125より始め、ISO200から一段ずつ感度を変えてISO25600まで撮影を行った。

写真上段は全体像、下段は中央部トリミングである。
クリックにて拡大される。

ISO125
20121218a

20121218a2

ISO200
20121218b

20121218b2

ISO400
20121218c

20121218c2

ISO800
20121218d

20121218d2

ISO1600
20121218e

20121218e2

ISO3200
20121218f

20121218f2

ISO6400
20121218g

20121218g2

ISO12800
20121218h

20121218h2

ISO25600
20121218i

20121218i2

最初の印象としてはかなり凄い耐性を持っている感じだ。
サムネイルだけから見ればISO12800まで全然いけてるように見える。
さすがにこの状況でも25600はマズイ。

ここで驚かされたのが、各ISOの全体像をクリックしてみてもISO12800までは問題なく使えそうに見えてしまうと言うことだ。

トリミング画像をじっくりと見てみたい。
かすかにノイズが見えてくるのはISO1600辺りからである。
だが、等倍鑑賞で余程じっくり見ないと気がつかないレベルである。

ISO3200になってくると、僅かではあるが粒状感が出始める。
しかし、等倍にしてようやく分かってくるレベルである。
微かではあるが細かいシワの解像感が目立ちにくくなってきている。

ISO6400は、被写体によってはノイズが目立ち始める頃であろう。
このような被写体ではまだ目立たないが、バックが均一なグレーだとカラーノイズが目につくようになる頃かもしれない。
精細感はより失われているが、まだ辛うじてそれなりに保っているようだ。

ISO12800ではポンちゃんのシワはかなり消え始め、全体的にノッペリ感が出始めている。
細かいディテールはすでに相当失われており、カラーノイズが目立つ。
僅かにコントラストや色再現性が低下してきているが、全体像を見るとそれなりによく見えてしまうのが凄いところである。

ISO25600になるとディテールはかなり崩壊している。
色再現性もコントラストも破綻しつつあるが、まだ何とかしがみついている感じだ。
他のデジカメでは、コレよりも酷い画像破綻のISO値を入れている機種もあることを考えると、ISO25600を拡張と持ってきたパナはかなり謙虚なのではと感じてしまう。

個人的にはISO3200までは余裕で使える。
いや、ISO6400直前まで常用といった感じがするのだ。

ISO6400は被写体を選ぶ必要がありそうだ。
質感によってはカラーノイズが目立ち始めるであろう。

ISO12800は緊急用、ISO25600は拡張モードを入れておけば、いざという時に役立つことは間違いないだろう。

20121218m

コレは凄いセンサーが現れた。
GH3は今までのパナソニックのセンサーから考えるとかなり改良されている。
個人的にはOM-Dを超えているのではと感じるところもあるからだ。

実際に後日、OM-Dと比較して高感度のチェックを行ってみたい。
現時点での私の気持ちは、圧倒的にGH3に傾いている。
発売直後のご祝儀的なものかもしれないが。

以下に、高感度をまとめた画像を付けておいた。
クリックにて拡大する。
参考になれば幸いである。

20121218k

トリミング
20121218l

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コメント

ISO 1600の等倍ポン様の画像に驚きでしたjavascript:void(0)。最近のセンサーは凄いの一言。
来年にマイクロのボディーを購入予定なので参考になります。

使いやすさとホールディング、そしてサイズが気にならなければGH3一択でも
いいのではと思ってしまうほどの完成度の高さです。

ガッシリとした剛性感に使いやすいユーザーインターフェース。
パナソニックにこれだけのDSLRライクなミラーレスが作れることに驚きました。

また強力なボディ内手ぶれ補正を持つコンパクトなOM-Dも魅力度満点です。
マイクロは間違いなく新しい世代に切り替わりつつありますね。

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