RX1 な日々1(絵画調HDR編)
このところ、新規雲台などで疎かになりがちだったRX1の記事である。
巷のRX1フィーバーも落ち着いてきたようなので、またまったりと書いていこうかと思う。
今回はピクチャーエフェクトについて。
購入後に一度ソレについての記事を書いたことがあったが、今回は実写を兼ねてお気に入りになったフィルターのいくつかをシリーズ化して書こうと思う。
まずは絵画調HDRである。
これはHDRと書いてあるように、露出の異なる3枚の静止画像から合成を行い、ハイライト部とシャドウ部を補完した画像である。
ただ、それだけだと眠い画像になってしまうため、彩度を上げて派手な絵画調の色調に仕上げている。
Sony DSC-RX1
できあがる写真は、このように非常に派手な色調になる。
背景を見るとわかるが、この絵画調HDRはボケが苦手だ。
なるべく絞り込んで使うのが吉だろう。
Sony DSC-RX1
だが、HDR撮影は前述の通り3枚の連写が必要である。
手持ちであっても多少の「ずれ」は修正してくれるようだ。
しかし、可能であればパンフォーカスに近い状態で撮影した方が綺麗に仕上がる。
そうするには絞り込む必要があるため、当然シャッター速度は落ちる。
ISOで相殺するコトも可能だが、三脚などカメラをサポートするものを考える必要もあるかもしれない。
Sony DSC-RX1
3枚の連写時間に約2秒、HDR補正に約8秒、だいたい計10秒ほどの処理時間がかかる。
RX1のフィルターの中でも最も仕上がりが遅い。
だが、待った甲斐があるだけ、でき上がった画像は非常に面白い。
Sony DSC-RX1
残念なのが、すべてのフィルターに言えることだが、オリジナルのRAWが残せないと言うことだろう。
すべて一発勝負。
うっかり戻し忘れて、ピクチャーエフェクトをかけたまま気づかず撮り続けていたら目も当てられないことになりかねない。
Sony DSC-RX1
が、やはり楽しいフィルター遊びは止められない。
絵画調HDRなら3連写なのですぐに分かるが、その他の微妙なフィルターだと見落とす可能性がなくはない。
もしも、OVFだったら気づかないままシャッターを切り続けることもあり得る。
OVFでもパララックスのチェックに背面液晶を確認すると思うので、いずれにしても最悪の事態は防げるとは思うのであるが。
まあ、あまり気にしないでフィルター撮影を楽しむのがコンデジであるRX1らしくていいのかもしれない。
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