DMC-FT5 を使ってみる
今日は先日購入したばかりのFT5を使ってのテスト撮影である。
まあ、ボディはコンデジなので、絞り別の撮影は不可能なためプログラムモードでの撮って出しを行う。
被写体までの距離は2mに設定。
ISO感度は100に固定する。
カメラは三脚固定なので手振れ補正はOFFに、レリーズは付いていないのでタイマーで撮影した。
広角端(28mm)と望遠端(128mm)を載せておく。
まあ、高画質コンデジという範疇の機種ではないため、このくらいのレベルであろうか。
FT5は1600万画素のセンサーを搭載しているので、FT4の1200万画素に比べてより精細になったと思われるが、比較するとあまり差が無いようにも見える。
ここで、FT4とFT5の画像を対比してみたい。
広角端28mm域の中央部トリミング画像の比較である。
撮影した時期も天候も異なるので単純な比較は難しいが、FT5の方がノイズを消すための画像処理が強いように感じる。
要はべったりとした感じと言うことだ。
まあ、コンデジで等倍鑑賞はまずしないと思うので、通常鑑賞ならばFT4も5も差は少ないだろう。
ただ、FT5の画像処理から高感度耐性がどのくらいあるのか非常に気になる。
後日検証してみてよう。
お次は最短距離撮影である。
FT5の接写には通常接写にAFマクロ、そしてズームマクロと3種がある。
ここではマクロモードは除外して、通常の撮影による最短距離撮影を出しておきたい。
まあ、こんなものでしょうか。
ボケはコンデジらしいボケ方である。
望遠端の点光源を見るとアスフェリカルな同心円模様が見える。
非球面使っているようだ。
では実写といきましょうか。
タフネスコンデジに元から画質は求めていないので、フムフムこんなものでしょうと納得しながらの撮影になった。
オリ製μTOUGH-8000から初めてのパナ製コンデジFT2を使ったときの衝撃は凄かった。
コンデジが、しかもタフネスがここまでの画質を誇るのかと松田優作並みに驚かされた。
今は他社のタフネスもかなり画質を上げている。
タフネスという特性上、レンズ鏡胴を伸ばさずに設計せねばならないため画質はどうしても犠牲になってしまう。
それでもこれだけの画像が出せるのだ。
山・海・スキーと場所を選ばずに使えるデジカメが一つあると本当に便利である。
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コメント
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こんにちは
ウェブ上でFT5のレビューを探してこちらに辿り着きました。
とっても貴重なレビューです^^
本当に、もう少しだけ広角になってくれるとさらに嬉しかったですね。(28mmでも出始めは広角な部類でしたが^^)
私はFT3からの買い換えを考えているのですが、よろしければ分かる範囲で教えていただければと思います。
・FT5から手ぶれ補正が光学式になっていますが、動画撮影時に効果に違いは出るでしょうか?
私もウィンタースポーツをするのですが、FT3で追い撮りをしたところ、想像以上に手ぶれがひどかったので、改善されればいいなー、と思いまして。コンパクトデジカメには酷ではあるのですが。。
・夜景などの撮影で性能アップとされていますが、いかがでしょうか?MOSセンサーということで、感度が上がっていると良いのですが。。。若干のっぺりするのは仕方ないですよね。
いきなりでの質問失礼いたします。お暇な時にでもお答えいただければ幸いです。
ちなみに私は写真に詳しいわけでも何でも無く、FT3をメインで使っているようなカメラ素人です。
投稿: kome | 2013年6月16日 (日) 02時41分
komeさん、初めまして。
確かにFT5のレビューは少ないようなので、心細かったところです。
よろしければお仲間のFT5ユーザーに・・・・(笑)
さて、写真撮影においても動画撮影においても、FT2~4の手振れ補正に比べ確実に改善しています。
FT4までは本当に手振れが効いているのかと、不安になるような液晶表示画面でしたが、FT5からははっきりと実感して確認出来るようになりました。
ただ、動画に関しては一つ話しておきたいことがあります。
ブログ記事にもありますが、一ヶ月前ほどに子供を連れてサイクリングセンターへ行き、自転車に乗った状態で追い撮りを行いました。
広角域では全く問題はありませんが、やはり望遠域に入ると自転車を漕ぎながらでの手振れ補正は役に立たなくなります。
もちろん、普通の立ち撮りでの望遠動画ならば当然問題は無いでしょう。
komeさんが追い撮りでどの程度の焦点域を頻用するのかによってコメントは変わってきます。
望遠域を頻度に使用するならば、スキーやスノボでの追い撮りは非常に困難を極めると申し上げるしかないでしょう。
これは他社のタフネスコンデジも同じだと思います。
広角域ならば心配ありません。
奇麗な動画をたくさん撮ってください。
もう一つの夜景の質問でしたが、夜景を奇麗に取るならば三脚やカメラが固定出来る環境が必須となります。
ただ、手持ちで簡単に取りたいとなると、高感度に設定して広角端でシャッター速度を稼ぐしかないですね。
当然ながらコントラストが落ちてノイズが増えてきます。
最近のパナソニックのコンデジ画像特徴として、解像感を落としてもコントラストの維持とノイズ減少を目指しているようなので、撮影画像を等倍で見ることがなければ十分実用的に撮れます。
まあ、豆粒センサーなので程々のレベルではありますが。
当ブログ記事ですが、FT5の高感度耐性記事があります。
参考程度にどうぞ。
http://cherrygoya2.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/dmc-ft5-1179.html
投稿: ちぇりた | 2013年6月16日 (日) 18時24分
ちぇりたさま
早速ご返答いただきありがとうございます。
こんな詳細に、、恐縮です!
FT5の注目度、低いように感じますよね^^;
今回はけっこう大幅に中身が変わったと思うのですが。
・手ぶれ補正、進化しているんですね!嬉しいです。
(手ぶれが気になる)追い撮りでは目一杯広角で撮りますので問題なさそうですね、ありがとうございます!
・高感度ですが、他のページも拝見したりしまして、、防水デジカメだしあまり気にしないことにしました(笑)
冬前になるかもしれませんが、、きっと買い換えすると思います。
ありがとうございました!!^^
投稿: kome | 2013年6月16日 (日) 22時52分
FT5、きっと気に入ると思いますよ。
ところで、私も歴代のパナ製タフネスコンデジを毎回購入して参りましたが、最高傑作はFT2だと思います。
あの機種の撮影画は歴代のFTに対しても最も高精細で美しいです。
友人が未だに所持していますが、手放すときに頂戴と伝えてあります。
あ、もちろん、他性能に関してはFT5ぶっちぎりですけれど。
投稿: ちぇりた | 2013年6月16日 (日) 23時38分
拝見し画像他大変参考になりありがとうございます。
勝手なお願いですがご指導お願いできませんでしょうか?
コンパクトは主にLX3を使っているのですが、レンズが明るいのでとても使いやすく気に入っています。
そこで、今回はFT5を(既に生産終了とのことですが)乗馬用に検討しています。
(レンズが飛び出す機種は不向きで、全天候型を)
下記教えて頂きたくお願い申し上げます。
1)手振れは、私も重要で気になっています、馬上ではどんなに神経を使っても、馬の振動は予想以上なのと片手なのでかなり振れます。
2)シャッターレスポンスなのですが、狙った画像が映っていないので困っています。(COOLPIX P5100などで)
3)今回は(モンゴル)テント6泊、260キロをトレッキングし、充電環境がない為予備電池を5個くらい用意する予定ですが、純正では予算が・・・互換をと思っています、選ぶにあたってお勧めや、注意点などをお分かりになる範囲で教えていただけませんでしょうか?
4)もし、USBケーブルで内臓電池が充電できれば、2個ぐらいですむのですが、可能でしょうか?
投稿: maihime | 2014年2月 2日 (日) 07時55分
maihimeさん、こんばんは。
FT5前提ということでお話を申し上げたいと思います。
1)に関してですが、私も15年以上前にフィルムカメラを持ちながらイースター島でレンタ馬を借りたことがありました。
広角端を使えば馬の歩行時ならば動画でこそ躍動感溢れる画像が撮れると思いますが、静止画では厳しいと言わざるを得ないと思います。
撮影時に馬を止めてタイミングを見ながらシャッターを押すしかないと思います。
私もそう撮影しました。
2)は残念ながら、あらゆるシーンに対応出来るタフネスコンデジは今のところ存在しないと思います。
光量が十分でコントラストもハッキリとした動かない被写体ならばレスポンスもそこそこですが、様々な不確定要素が入り込むとコンデジのシャッターレスポンスに期待をするのは厳しいと言わざるを得ないでしょう。
3)モンゴルですか。いいですねえ。
極端に冷える環境でなければバッテリーは通常の保管でいいと思いますが、次に使うバッテリーはズボンのポケットに入れておくといいかもしれませんね。
パナ製のタフネスコンデジの対寒冷能は、私自身信頼してますので入れたものに関しては問題ありません。
ただ、2)の話題に戻りますが、あまりにも気温が冷えるとカメラ自体のレスポンスが少し低下しますので携帯時に気をつけてください。
バッテリーは純正が一番ですが、パナは値段がネックですよね。
純正が選べなければ、せめて日本製の互換を選ぶのが吉かもしれません。私はキヤノンの互換バッテリーでひどいハズレを引いたことがあるので純正以外は使わないですね。
4)テント泊で冬のモンゴルですから、安定した電圧が得られない可能性がありそうです。AC電源のある宿には宿泊しないのですよね?
簡単に撮影しに行けない環境へ向かうのですから、無難に予備を含めたバッテリーを複数持って行かれることをおすすめしたいです。
すてきな写真をたくさん撮られることを願っています。
投稿: ちぇりた | 2014年2月 3日 (月) 01時24分
ちぇりた 様
お忙しいのに、こころ温まるご回答ありがとうございました。
とても参考になりました。
頑丈なCOOLPIX P5100は、シャッタの切れるのがあまりにも遅く、それに重いので友達にあげてしまいました(笑)
モンゴル馬はサラブレット比べると静かなほうでも、馬上には違いがないので確かに一工夫がですね。
日本古来の在来馬を訓練して流鏑馬に使うのですが、あの的を得抜けるのですから!
撮影時には乗り方を工夫してみます。(鐙から腰下までのサスペンションを利かして)
バッテリーですが、ご指摘のように私も、5100の互換を2個で・・・を求めたら、十数回でオタブツ。
それ以来、互換は国産セルを選んでいますが、失敗はありません。
「互換は国産」ありがとうございます、確信し大変参考になりました。
ホテルはウランバートルで最初と最後のみです、それ以外はツーリストキャンプとテントです。
最近ツーリストキャンプには、自家発電と太陽光を併用して明かりは灯りますが、
カメラの電池ぐらい充電できると助かるのですが・・・、確認してみます。
それにFT5は、タブレットとWiHiでリモート操作が出来るようなので、生産終了で値下がりしていることもあり本日買ってきます。
出発は7月7日ですから、夜は0度近くになりますが日中は17度ぐらいまで上がるので、3月頃の国内と変わりません。
それまで、本番で十分使えるよう機能に慣れておきます。
余談ですが「maihime」はおばあちゃん馬で、数年前クラブでよく乗った好きな馬の名を拝借しています。
(現在も週4日通っているのですが、最近は気性の荒いのが多くあてがわれます)
長々とありがとうございました。
投稿: maihime | 2014年2月 3日 (月) 07時52分
maihimeさん、こんばんは。
馬って面白いですよね。
私はラパヌイで初めて乗馬したのですが、最初のうちはおしりは痛いし馬は全然言うことを聞いてくれないしで散々だったのですが、一週間もするとかなり扱いが慣れてきて面白くて仕方ありませんでした。
ちょうどその頃に帰国することになったので非常に残念だった記憶があります。
FT5はすでに生産終了ですか。
後継機種を待っているのですが、気配を感じませんね。
まさか・・・・?
投稿: ちぇりた | 2014年2月 4日 (火) 00時10分