Lumix GX Vario 35-100mm/F2.8 ASPH.(テスト撮影)
先日、FT5と一緒に買ってしまったGX35-100mm/2.8ASPH.であるが、今日はそのテスト撮影について書こうと思う。
今まで、マイクロフォーサーズの望遠レンズはM.ZD ED75mm/1.8を愛用していた。
G45-175mm/4.0-5.6もたまに持ち出すが、換算350mmの望遠端は特殊な状況下でないと使う機会はあまりないため、防湿庫で待機している事が多い。
ただ、M.ZD ED75mm/1.8は思ったよりも被写界深度が狭く、特に接写時に於いてはピントの追い込みがかなりシビアなレンズとなっている。
そのため、もう少し手軽に取れて圧縮効果の高い望遠レンズが欲しいと考えていたのだ。
そこで白羽の矢が立ったのが、GXシリーズの望遠ズームであるGX35-100mm/2.8ASPH.だ。
さて、このレンズは如何ほどのものか、ちょっとポン様でテストをしてみた。
被写体までの距離は2m。
ボディはGH3、WBはオート、ISOは200に設定。
Aモードで行い、開放・F4・F8で撮影を行う。
ワイド端(35mm)・70mm域・テレ端(100mm)の3点で確認した。
【テスト撮影】
あー、撮影条件が良くなかったですね。
太陽光が直接当たってしまっている。
このシーズンは曇りの日が少ないので仕方が無いか。
各焦点距離でも開放から問題なく使えるレベルである。
最近のレンズは皆優秀である。
アラを探すのがバカらしくなる。
その昔、フィルム時代に標準のインナーズームと言うことで愛用していたTokinaのAT-X280AF PRO/2.8などは開放だと・・・・、いや、止めておこう。今はGX35-100mm/2.8の話である。
【最短距離撮影】
次に最短距離撮影を見てみたい。
このレンズで最も重要視していたポイントだ。
対比したいM.ZD ED75mm/1.8は84cm、対してGX35-100mm/2.8は85cm。
最大撮影倍率は双方同じ0.2倍である。
接写でもテレ端ワイド端ともに画質に問題は無く実用的なレベルだ。
まあ、予想通りの結果でもある。
では最大の事案であった、M.ZD ED75mm/1.8との開放F値のボケ比較を見てみたい。
過去のブログ記事から引っ張り出した。
換算150mm/F1.8か200mm/F2.8という事である。
最大撮影倍率は同じ0.2倍なので分かりやすい。
やはりボケが大きいのはM.ZD ED75mm/1.8だ。
さて、どうしたものでしょう。
望遠レンズを使った圧縮効果だけを見ればM.ZD ED75mm/1.8の方が優れている。
しかし換算150mmの単焦点では70-200mm域をカバーすることは出来ない。
150mm以上の望遠域はトリミングという手もあるが、その逆は逆立ちしても不可能だ。
その逆にF2.8の明るさをF1.8にすることは出来ない。
Olympus OM-D(E-M5)+M.ZD ED75mm/1.8
東京都心で珍しくオリオン大星雲(M42)がはっきり見えたときの撮影である。
三脚撮影のみで、赤道儀は使っていない。
特に暗い時でのF1.8という1段以上の明るさを持つレンズのポテンシャルは圧倒的だ。
Panasonic DMC-GH3+GX35-100mm/2.8ASPH.
GX35-100mm/2.8はAF速度、精度とともに文句ない。
手振れ補正も実用的で、EVFでその効果を確認しながらシャッターを押せる。
75mmを使った後では、やはりズームは便利だなあと感じられる。
この写真では、やや周辺部光源ボケに口径食がみられる。
かなり目立つ感じだ。
さて、どちらがいいかとなると購入したばかりの今では決定するのはやはり難しい。
TPOに応じた使用法がベストであろうが、個人により相当な差が出ると思われる。
私はしばらく両方使って、使用頻度の少ない方を手放しますか・・・・。
Lumix GX Vario 35-100mm/F2.8 ASPH.
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