極軸合わせ専用微動架台 Dish-2
これはいったい何のことかというと、以前購入したマンフロット338(レベリングベース)と同じものと思ってもらっていいだろう。
つまり、微妙な調整で精度の高い水平を出すことの出来る架台のことである。
赤道儀を使う天体撮影に必須なものだ。
マンフロット338は重かった。
単体で600gあり、且つ水平を出すためのダイヤルが激重だったのだ。
ちょっと硬いなんてレベルではない。
調整でそれなりには改善されたが、それでも軽くて快適という状態ではなかった。
だが、このTOAST-TECHNOLOGY社から発売されたDish-2は違う。
恐ろしいほどに重さは軽く、恐ろしいほどに動きは軽快だ。
コンパクトな小さな箱で送られてくる。
本体はアルミニウム製であるが、肉抜きされて結構スケスケだ。
が、作りは比較的しっかりしており、剛性は問題なさそうである。
操作法はマンフロット338とほぼ同じで、3カ所にあるダイヤルを使って微調整を行う。
下部がメインの調整ダイヤル。上部はロックダイヤルだ。
338と異なるのは、とにかく軽い。軽いのだ。重量もダイヤルも。
重量は約330g。
マンフロット338の半分に近い。
Dish-2にはポータブル赤道儀に取り付ける円形プレートが付属している。
3/8インチネジによって本体(ポタ赤)に取り付けるのだ。
ソレでは早速RRS三脚のVERSA 3 にセットしてみましょう。
うむ、ガッチリと固定されていい感じである。
三脚付属のレベリングベースで大体の水平を出しておけばいい。
しつこいようだが、とにかくダイヤルが軽い。
マンフロット338で相当なトラウマになっていたのか、ひたすら回して遊んでいる自分がいる。
これも338のリハビリになるであろう。
ちなみにこのDish-2、最大でどの位の仰角が得られるのか、レベリングベースで水平を出した後、デジタル角度計で調べてみた。
仰角は7.5°、俯角は7.9°だ。
そろそろ、赤道儀を乗せてみましょう。
取り付けるプレートが円形なのが嬉しい。
何故かというと・・・・。
簡単であるが、y軸方向への回転が出来るのだ。
精密な調整は難しいだろうが、いざとなればDish-2後部の二つあるダイヤルで調整すれば良い。
何しろ、Dish-2の購入でこれだけの機材が浮くことになった。
重量で1kgオーバー。
600g以上の軽量化に成功した。
ソレばかりでなく、体積的にも減少したのだ。
あと、しっかりと上のダイヤルでロックしておかないと、僅かではあるがガタつきが出る可能性があるので注意が必要である。
それにしても、ありがたいアイテムである。
« Lumix GX Vario 35-100mm/F2.8 ASPH.(テスト撮影) | トップページ | クリエイティブレタッチな FT5 と GH3 »
« Lumix GX Vario 35-100mm/F2.8 ASPH.(テスト撮影) | トップページ | クリエイティブレタッチな FT5 と GH3 »
コメント