クリエイティブレタッチな FT5 と GH3
フィルター効果を楽しむにはオリンパスのOM-Dが最も優れていると感じている。
オリジナルRAWを撮影しておけば、後でボディ内操作により様々なフィルター効果をJPEGファイルにして保存することが出来る。
対してパナソニックのボディでは、GX1を購入した頃はフィルター効果をかけるとRAW自体に効果が記録されてしまい、オリジナルのデータを残すことが出来なかった。
一発勝負だったのだ。
しかし、GH3を購入したときに確認すると、フィルター効果をかけてもJPEGのみでRAWはオリジナルデータが残されてるように改良されていた。
だが、JPEGかRAW+JPEGというようにボディで設定しておかないとフィルター効果のかかったデータは残せない。
RAWだけでは駄目でJPEGがないとフィルター効果を残せないのだ。
ちなみにRAWもPCの現像ソフト上はフィルター効果が残っているように感じるが、これはRAWのサムネイル用の画像に効果が残っているだけで、RAWを開けばまっさらなオリジナルRAWしか現れない。
オリンパスのように後でボディ内RAWからの現像が出来ないのが欠点だ。
前置きが長くなった。
つまりパナソニックの画像フィルターはイマイチ使い勝手が良くなかったのだ。
ところが、このFT5のフィルターはOM-Dライクで非常に完成度が高くなっている。
ちょっと見てみよう。
FT5はコンデジなのでJPEGしか残せないが、このJPEGデータからOM-Dのようにフィルター効果のある画像をボディ内現像で残すことが可能なのだ。
この写真を使って効果を見てみたい。
コンデジにしてはボケすぎだなと思う貴方、スルドイです。
これはGH3のJPEGデータである。
他にまともな写真がなかったので、これを使いたい。
フィルター14種も出すのは大変なので、ワンポイントカラーだけで見てみよう。
再生画面から十字キーの上ボタンを押してレタッチを選ぶ。
そこでクリエイティブレタッチを選択して・・・・
ワンポイントカラーを選べば良いのだ。
カーソルを移動して残したい色の所に合わせると・・・・
このようにワンポイントカラー画像のできあがりである。
この機能を是非、GH3のRAWデータから出来るようにファームアップして欲しいものだ。
ちょっと無理ですかね?
実際にフィルター効果を楽しむときは、OM-Dのように背面液晶を見ながら効果を確認する事が多い。
この方が第三者に対しても非常に受けが良いのだ。
この機能がFT5に搭載されたことに感謝したい。
パナ製マイクロボディにもこの機能が乗せられる可能性があるからだ。
やるなら是非、JPEGだけでなくRAWからも可能にしていただきたいものである。
RX1は高品位なフィルター効果を残せるが、連写3枚などその場でしかフィルター撮影ができないものが多い。
対してGH3はせっかく単射撮影のみでフィルター効果を出せるのであるから、後でのボディ内フィルター処理は不可能ではないはずだと思うのだが。
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