HDRなGH3
今日は久しぶりにカメラネタである。
GH3のHDR撮影について書いてみたい。
GH3は連写により露出の異なるJPEG3枚を加算平均してHDR様の画像を作り出す。
一応、手持ち用として自動位置調整機能が付いているが、効果はちょっと微妙かもしれない。
私が下手なだけかもしれないが失敗例が目立つ。
まあ余計な事はさておき、早速テスト撮影をしてみたい。
HDRの設定はメニュー画面から行う。
ダイナミックレンジの設定は1EV単位で±3EVまで可能だ。
また、AUTO設定も出来る。
ソレではいつもの被写体であるポン様を撮影しよう。
ダイナミックレンジの効果が分かりやすいピーカンな日を選んだ。
レンズはLeica DG Summilux25mm/1.4ASPH.を取り付ける。
絞りはF5.6に固定。
WBはオート、ISOは200に設定した。
被写体までの距離は2m。
【テスト撮影】
通常撮影
Panasonic DMC-GH3+Leica DG Summilux25mm/1.4ASPH.
これはHDR撮影ではない。
コントロールとして撮影した通常のJPEG画像である。
GH3はマイクロ機としてはかなりダイナミックレンジが広い方であるが、これだけ直射日光のあたる環境だといくつかの部位で白飛びが見られるようだ。
そこを拡大してみよう。
うむ、これはいい具合に白飛びしている(泣)。
犬の額や口吻、左前足、台座の部分などなどがそうだ。
次に±1EV・±2EV・±3EVの各HDR撮影画像を出してみたい。
分かりやすくするために、上記写真と同じ部位をトリミングして比較する。
おっ、結構±1EVからでもはっきりと効果が出ている。
さすがに±3EVだと、全体にいわゆる「やや眠い」画像な感じだ。
では、ここで実写の撮影をHDRの有る無しで比較したものを出してみる。
クリックで拡大
Panasonic DMC-GH3+Leica DG Summilux25mm/1.4ASPH.
ダイレクトに日が当たっているハナニラだ。
HDRのON/OFFで僅かに画角が異なるのは、自動位置調整機能が働いているためと思われる。
HDRを働かせた方が白飛びもなく、ハナニラの花びらに見られる僅かな紫までもを拾ってくれているようだ。
このようにHDRは実に有用性のある撮影モードなのである。
が、これは静物に対してのみで、しかも三脚使用を前提としている。
冒頭の述べたが、手持ちではかなり厳しいのだ。
これはGH3のHDRを手持ちで撮影した画像である。
分かりやすくトリミングしてあるが、レンズ鏡胴の印字されている文字がブロック状に崩れている。
確かにシャッター速度は1/30秒で、接写のために厳しい状況下ではあった。
しかし、RX1にもある同様のHDR撮影の成功率はもう少し高かったような気がするのだ。
ファームアップでもう少し改善しないかな?
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