コビト
今日は写真を撮っていなかったので、非常にどうでもいい話を書こうと思う。
私は小1の頃に小人(コビト)を見たことがある。
何を馬鹿げた事を・・・・、と感じる人が殆どだろう。
実際に両親に話したところ全く信じてもらえなかった。
兄に至っては、頭がおかしいのではないかと散々馬鹿にされた。
事の発端はこうである。
ある寒い冬の夕方、母が買い物に出かけていたので一人で留守番をしていた。
私は掘りごたつに入って横になり、何気なくテレビを見ていた。
室内に西日が入ってテレビが見づらくなったので、障子を閉めようと目をテレビから離したときにソレは見えた。
伸長10cmほどの細粒状に光る半透明の人型をした光の塊が、何人も私の体で膨らんでいるコタツ布団の上を歩いていたのだ。
いや、ホントに笑い事ではない。
驚いてマジマジと見つめてしまった。
人の列は10人ほどいたであろうか。
皆、コタツ布団を乗り越えて規則正しい足並みで向こうへと歩いている。
光の色は様々だ。
淡い色で青や赤、黄色など単色ではない色で形作られている。
しばらく見つめた後、そっと手を伸ばしてみた。
感触はない。彼らは私の手に驚くことなく、手をすり抜けて皆歩き続けていた。
1分もなかったであろう。
彼らは直に薄くなり、そしてゆっくりと消えるように見えなくなってしまった。
しばらく呆然としてしまった。
不思議と恐怖感はない。
後で、母が帰ってきたときに急いでこの話をした。
が、結果は冒頭に述べたとおりである。
中学生の頃までこの話を友人にしていたが、思春期の頃になると「何言ってるの?」という雰囲気が強くなり、そのうちにこの件に関しては私の中で封印してしまった。
社会人になってから3回だけ話したことがある。
この話を真面目に聞いてくれたのは嫁さんだけだった。
当時、まだ互いに独身だった頃、フムフムと呆れることなく真剣に聞いてくれたのだ。
否定も肯定もしなかったが、真面目に聞いてくれたことが嬉しかったのを覚えている。
9割9分の人が本気にしないであろう。
私自身ですら最近は寝ぼけていたのかもしれないと自信をなくしがちである。
しかし、あの強烈な光景は未だに脳裏に焼き付いている。
せっかくブログを書いているので、ココに一応記録しておこう。
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