たねほおずき
何かというとLEDで発光するランタンの事である。
とにかく単4仕様の小型LEDランタンを探していた。
今まで山で使用していたランタンはジェントスのEX-757MSという、比較的小型のLEDランタンだ。
やや重量があるモノの、光量は十分で発光部を回転させれば懐中電灯にもなるという優れものでもあった。
しかし、重量が電池込みで300gを超えてくること。
何より単3電池仕様というのが厄介だった。
私のヘッドライトは単4仕様である。山ラジオも同じだ。
だが、このランタンだけは単3なのだ。
一度、山で単3電池だけ忘れたことがある。
LEDランタンはただの重しと化したので、ヘッドライトで代用した。
それ以来、電池はなるべく統一させておこうと決めておいたのだ。
話を戻そう。
そこで単4に対応した小型ランタンを見つけ出した。
スノーピークから発売されている「たねほおずき」だ。
以前、同社の類似製品の「ほおずき」を使っていたことがあったが、電池の持ちの悪さから殆ど山に持ち出すことは無くなってしまった。
「たねほおずき」はどうでしょう。見かけはかなり可愛いサイズだ。
ほおずき同様、シリコン製ソフトシェードが取り付けられているが、サイズが二回りほど小さい。
先ほどのランタン757に比べても1/3程度しかない。
電池込みの重量の比較を見ても1/3程度である。
しかも、電池の持続時間は「ほおずき」に比べると「Hi」で10倍、「Low」で2倍近い数値を出している。
コレは山でも十分使えそうだ。
バラすと3つのパーツに分解出来る。
本体と蓋、そしてソフトシェードだ。
電池は単4を3本。山積みするようにセットする。
組み立てに若干のクセがあるが、慣れれば問題ないだろう。
ただ、蓋の位置を合わせるマークが分かりにくくて若干苛つく。
電源ボタンは発光部を長押しすることでONになる。
調光や揺らぎモードの変更は、長押し後に押す回数で設定可能だ。
ただ、消すときも同じように押すのだが、咄嗟に消したい時はレスポンスが良くないため軽いストレスがかかる。
さて、この「たねほおずき」の売りの一つがフックだ。
上部に付いている黄色いシリコンゴム製の柔らかいU字型の部分がソレである。
この伸びるシリコンゴム先端の黄色調の球体内部には強力な磁石が収められており、指でつまみ上げることでフックを部分的に開くことが出来るのだ。
つまりは、このように棒に巻き付けて固定出来たり、
鉄などの金属部分があれば、先端の磁石部分をくっつけることでぶら下げることも可能だ。
もちろん、そのまま机や床に置いてロウソクの炎のような揺らぎモードを楽しむ事も。
「たねほおずき」を使うテントは2型になるので、757に比べて光量が落ちても大丈夫ではないかと思う。
まあ、強い光源が必要ならば、ヘッドライトで代用も出来る。
少しでも軽くしたい登山に於いて、体積の減少や軽量化は大歓迎だ。
それに電池も統一化出来て嬉しい。
週末に実家の庭で試してみるかな。
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