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2013年4月15日 (月)

U.L. ドームシェルター 1型

モンベルのツェルトである。
ツェルトとは緊急用の小型簡易テントのことで、ビバークする羽目になったときなどに役立つ。

20130415a


本体の収納サイズはわずか10cm×25cm、重量は備品込みで780g。
実際の自分の山行では幸いにもビバークで使用したことは一度も無いが、咄嗟の雨やちょっと昼寝などに使うことがたまにある。

昔は被るタイプのモノを使用していたが、自立型の方が設営も簡単でしかも居住性が優れるためこちらを購入し直した。
ちなみに2代目である。

20130415b

普通のテントと何が違うのかというと、やはり強度と居住性の低さだろう。
生地はテントに比べるとペラペラに薄いが、その分軽量化に特化されている。
また生地の薄さから防水と通気性の両立が難しく、内部は結露しやすい。

まさに、緊急避難用の簡易テントと言ったところだろうか。

だが、ビバークすることになった場合、これの有る無しでかなり体力の維持に差が出ることは間違いない。

20130415c

実際に組み立ててみる。
ボトムの生地も薄いので、ツェルトを設営するときは必ずグラウンドシートを使用している。
グラウンドシート使用には賛否両論があるが、私は「比較的」敷く派である。

それとハンマーは山には「殆ど」持って行かない派でもある。
しかし、このハンマーは非常に軽く、僅か300gと超軽量である。
探し回って納得のいくモノを見つけた割にはあまり使われない不遇のアイテムだ。

20130415d

次にアルミポールを継いでツエルト内隅角部へ交叉状に差し込み湾曲させて固定する。
この時、きちんと角にはまっていないと、生地を傷めるので注意が必要だ。

20130415e

2本のポールを対称部位の隅角にはめ込めばこのように自立型のツェルトが完成する。
だが、このままだと強風が吹くとあっという間に軽いツェルトは飛ばされてしまうので、張り綱で固定する必要がある。

中には既に銀マットを入れて置いた。
温かいんですよね、コレ。

20130415f

このように細引きを使って張り綱で固定すれば多少の風には大丈夫だ。

テント泊で夜間に用事で外へ出た場合、この張り綱に足を引っかけるとテントも自分も悲惨である。
なので、私は細引きにリフレクタが編み込んであるモノを使用している。

20130415g

はい、完成である。
これは何度も組み立てているので慣れているために設営まで早い。
先日のテントの時よりも全然早かった。

ただ、あまりにも強風の場合、内部のポールが角からずれそうになることがあった。
そのため、このドームシェルターは吹きさらしでない所で組み立てるのがいいかもしれない。

20130415h

そうそう、内部ではちゃんとポールをマジックベルトで固定しておく必要がある。
意外と丈夫で、多少の風にはびくともしない。

20130415i

底面積は200x100cmなのだが、壁面に傾斜がついているので横になると意外と狭い。
1型なので一人用だが、横になるだけなら大人2人はいけそうだ。
もちろん、その場合ザックなどをすべてツェルト内に持ち込むのは厳しい。

20130415j

重量が760gなので、今までのツェルトより数百グラム重くなってしまったが、その分使ったときの楽しさが増しているので納得して持ち出している。

テントよりも設営・撤収が早く、自立型のために場所はあまり選ばない。
しかも超軽い。

趣味の渓流釣りに大活躍したアイテムでもある。
釣り仲間の友人もあまりの便利さに納得していた一品だ。

ただ、釣り針で穴を開けないように気をつけましょう。(泣)

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コメント

意外と雨が降ってきてもですもんね。

H*C24さん、

お返事遅れて申し訳ないです。
自立型ツェルトは使う場所が限定されますので、ちょっと勝手が悪いのが欠点でしょうか。

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