EF24-70mm/F4.0L IS USM(スペック)
先日購入した二本のうちの一本である。
17-40mm/4.0Lは10年前に発売になった一昔前のレンズなので、まずは半年前に発売になったばかりのEF24-70mm/4.0L IS USMから始めようと思う。
当初は全く食指の動かなかったレンズだ。
なぜなら既にスーパーズームレンズであるEF24-70mm/2.8L II USMを所持しているため、わざわざグレードをダウンをする必要はないであろうと考えていたからである。
ところがEF70-300mm/4.0-5.6L IS USMを購入してから、その考えは変わった。
フルサイズ対応でありながら、軽量で300mm域までの撮影可能なLレンズというコンセプトにガツンとやられてしまった。
こうなるとシステムをLレンズの広角・標準ズームで軽く揃えたくなる。
ありがたいことにコンパクト設計なF4ズームが発売されていた。
特にEF24-70mm/4.0L IS USMはズーム倍率こそ3倍すらないが、マクロモードを搭載するため標準ズーム+マクロレンズという一本で二度美味しいレンズに仕上がっていたのだ。
さて、いつものように前置きが長くなったが本題に入ろう。
サイズは83.4x93mm、重量は24-70mm/2.8L IIの3/4ほどの600g。
24-70mm/2.8L IIと比べてもコンパクトさが・・・・、アレ?差は思ったより少ないですね。
それでも200gの差とマクロモードの有無は大きい。
今のところ2.8ズームの長所は明るさとお品の良い画質だけなので、室内の対人用か夕暮れ用になってしまうかもしれない。
レンズ構成は12群15枚。
非球面を2枚にUDレンズを2枚と贅沢設計である。
フィルター径は77mmとお財布にはやや厳しい。
ズーム倍率3倍弱、開放値F4ズームで77mmですか。ちょっとでかくないですかね?
最短撮影距離は38cm、最大撮影倍率は0.21倍と一般的な標準ズームである。
ところがマクロモードに切り換えると、最短撮影距離は20cm、最大撮影倍率は0.7倍という驚愕的なマクロモードになる。
これ、標準ズームとしては最強クラスではないだろうか。
ちなみにマクロモードに切り換えるには、側面のロックボタンをマクロ側にシフトさせてズームリングをマクロ域に回し込む。
結構ボタンが固いので指が少し痛い。
慣れもあると思うので、このレンズを使いこなすにはこの操作をスムースに行えるよう特訓が必要そうだ。
4段分を持つ手振れ補正機構だ。
この24-70mm/4.0L ISに付いている手振れ機構はMacro100mm/2.8L ISと同様のハイブリッドISが搭載されている。
これは角度ブレだけでなく、シフトブレにも対応している。
0.7倍マクロモードでは2.5段分の手振れ補正効果があるようだ。
さて、それではズームでどのくらい鏡胴が伸びるのか検証してみた。
どうやら30mm強ほど伸びるようだ。
バランス的にも許容範囲である。
気に入りましたよ。
マクロモードでもほぼ同じレベルの伸び方だ。
よかった、変態的な伸び方をしなくて。
付加的なことだが、このズームに付いているキヤノンのレンズキャップが新しくなった。
これですよ、コレ!
ようやくキヤノンも重い腰を上げてくれました。
まずは全体的な質感や使い勝手は満足のいくものだった。
デザインも少し前のNikonレンズみたいで気に入っている。
鏡胴を伸ばすと、ああキヤノンだなあと納得してしまうが。
5D3に取り付けるとバランスは非常に良い。
17-40と24-70、そして70-300合わせて2kgを少し超える。
あ・・・・、やはりちょっと重いですかね?
しかし、Lレンズで統一できて、しかもマクロ入りだ。
更なる軽量化求めるならば5D3から6Dという手もある。
私は5D3のままで行こうかと考えているが。
次はテスト撮影を行って、このレンズの持つポテンシャルを見てみたい。
楽しみだ。
EF24-70mm/F4.0L IS USM
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