マルチツール:MTX
今回はこの薬剤のような名前のMTXというツールについてである。
RRS(Really Right Stuff)社から販売されている。
MTXは22種類の先端チップを持つドライバーだ。
大きく、以下に分類される。
1.プラスドライバー(3種)
2.マイナスドライバー(2種)
3.六角ドライバー(13種)
4.トルクスドライバー(4種)
これ一本あれば、RRSのプレートの装着や取り外し、クランプの変更などのためにサイズの合う六角レンチを探すこと無く簡単に操作できることが大きい。
MTXはプラスチック製の円筒形容器に入れられて配送されてくる。
おお、この中に私のRRS生活をバラ色に変えてくれるアイテムが入っているのだ。
ケースの中身は本体とチップの入ったケースである。
ん?チップが少ないなあ。
本体の中身を引き出すと、そこに既にチップがフル装填されている。
あれ?ひょっとして22種類のチップすべてが格納出来る訳では無いのか・・・・?
じっくりと見てみると、本体に格納出来るチップ数は12種類までのようだ。
長いL型六角レンチを取り付けたままだと10種類まで数が減ってしまう。
んー・・・・。
まあ、それでもRRS生活にはこのMTXがあった方が便利なので、必要以外のものは除外するようにしましょうか。
取り敢えず並べてみた。
ふむ、プラスやマイナスドライバーはあった方がいろいろ便利なので必須とする。
トルクスチップは、まず出先でも使う機会はないので除外。
あとはRRSで使う六角チップをチョイスしよう。
プレートやクランプ、RRS三脚を持ち出して色々試してみた。
チョイスしたのはこの12種である。
だが、このままではすべてを収納することが出来ない。
L型六角レンチと3/16inchの六角チップは同サイズなので、どちらかを削除する事に決めた。
どっちを外しましょうかね。
L型六角レンチはMTXの芯部分に寄り添うように固定させる。
こちらの方が僅かでも剛性が上がるかな?
でもチップ固定部がプラスチック製なのであまり変わらないだろうな。
結局3/16inchチップを外して、L型六角レンチ+10種チップという組合せにした。
本体にしまい込んで完成である。
これで機材の撮影時や旅先でも苦労しなくてすみそうだ。
このMTXの良いところはトップとボトムが3/8inchのネジ頭とネジ穴を有していることだ。
これがどういうことかというと・・・・。
このようにミニ三脚の筐体となったり、
三脚内にしまい込むことやフックを取り付けてアンカーをぶら下げることも出来る。
色々、汎用性のあるドライバーなのだ。
これで慌ててポケットの中をまさぐったり、鞄の中を引っかき回すことが減ってくれることを信じたい。
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