EF24-70mm/F4.0L IS USM(テスト撮影)
最初の頃は全く見向きもしなかったレンズが、今や中核レンズになろうとしている。
不思議なものである。
さて、程々に使えれば即座に一軍入り予定のルーキーレンズだが、果たしてその実力たるや如何であろうか。
台座がぶっ壊れているので、例の如くRRS三脚で代用する。
今後はぽん太君の台座はコレで決まりかな?
被写体(ぽん太)までの距離は2m。
ボディは5D3、ISOは100、WBはオートに設定した。
絞り優先モードで、指定焦点距離を各絞り値にて撮影を行う。
【テスト撮影】
さすがに最新のレンズである。
開放から解像感、色乗りと全く問題なく使える。
まあ、最近のレンズは皆そうであるが。
ワイド端での開放ではシェーディングが分かるが、1段絞ればほぼ解消されている。
ワイド端のトリミング画像を見てみる。
中央部トリミング開放では僅かに解像感が低下しているが色乗りは遜色ない。
絞り込めばカリッと仕上がってくる。
隅角部開放ではシェーディングの他にコマ収差のようなものが見られる。
ちょっと意外であった。
当然絞り込めば消失する。
テレ端でも僅かにシェーディングが見られる。
F4.0ズームでズーム倍率3倍弱に抑えて、フィルター径を77mmにしてもまだ出ますか。
まあコレはレンズの味わいとして楽しもうと思う。
テレ端トリミングはまあまあ良い感じだ。
解像感はワイド端に比べ若干落ちる感じがするが、普通に撮影するなら気にならないであろう。
【最短距離撮影】
24mm域(F4.0開放/F11)
70mm域(F4.0開放/F11)
通常モードで撮影した。
最短撮影距離は38cm。
最大撮影倍率は0.21倍である。
ボケは意外ときれいである。
雰囲気としてはEF35mm/1.4L USMに近い気がする。
これは気に入りましたよ。
噂のフォーカスシフトは70mm域に出ているかな?
目に焦点を合わせているが、若干後ろにフォーカスが移動しているような気がしないでもない。
今度、検証してみよう。
【マクロモード】
Canon EOS 5DMarkIII + EF24-70mm/4.0L IS USM
ちなみにぽん太でマクロモード最短撮影距離はこんな感じである。
だが、これはまだ本当の実力を出し切っていないのだ。
実は目玉に焦点を合わせると鼻の頭にレンズ面が接触してしまう。
なので最短距離20cmには至っていないのだ。
そこでぽん太の鼻に焦点を切り換えて最短撮影すると・・・・
Canon EOS 5DMarkIII + EF24-70mm/4.0L IS USM
このように写る。
これが真の実力である。
・・・・、ぽん太には悪いが、被写体が良くないので分かりにくいですよね。
こんな感じで撮影されている。
殆ど密着である。
EF24-70mm/4.0L IS USMのマクロモードは保護フィルター必須であろう。
要注意だ。
ところで定規を近接撮影すると画面中央部で約5cmの幅を移し込むことが出来る。
センサーサイズの横幅は約36mmなので・・・・。
このレンズは面白い。
さすがにEF24-70mm/F2.8L II USMには画質の面でとても敵わないが、0.7倍マクロモードの付いた付加的価値は計り知れない。
私事だが、この年になると写りだ明るさだボケだといった拘りが段々失せてくる。
軽くてそこそこ写ればいいやという妥協の塊のようになってくるのだ。
もちろん、写りやボケが良いことにこしたことはないが、軽さの代償を受け入れる域値がかなり低くなったことを感じるようになった。
だが、妥協ばかりではない。
どうしてもここは引けないといった頑固な拘りがあることも事実だ。
最近はこの辺りのバランスを楽しんでいる。
今回のEF24-70mm/4.0L IS USMは私にとって当たりのようだ。
次回は実写と感想でその予想を確信にしてみたい。
EF24-70mm/F4.0L IS USM
スペック
テスト撮影
実写と感想
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