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2013年6月 4日 (火)

Internet seculity という名のウイルスソフト

仕事が終わった後に弟から電話があった。
昨年暮れに購入したばかりである実家PCの具合が良くないという。
再起動してもらちがあかないので見て欲しいとの連絡だ。

我が家の兄弟4人の中でPCに比較的詳しいのは私だけだ。
このように相談を受けることが時々ある。
弟は大学で教鞭を執っているが、PCがないと仕事に差し支えるらしい。
今日は残業だったのだが、スタッフらに断って私だけ早引けさせてもらった。

実家では、変なソフトが立ち上がってソフトの起動やネット接続が出来ないと弟が愚痴っている。
どれどれと画面を覗くと、そこには見慣れぬソフトが立ち上がっていた。

20130604a

Internet seculity。
ウイルスチェックを行うセキュリティーソフトのようだ。
ロゴデザインからマイクロソフト社製だろうか。
しかし、どこにもMicrosoftの文字は見あたらない。

はて、確か実家のPCは別の有料セキュリティーソフトを使っていたはずだが、切り換えたのかと聞いてみた。
ソフトインストールに関しては一切行わないようにしていると答えが返ってきた。

色々いじくり回しみるが何かおかしい。
ブラウザはもちろん、他ソフトへのアクセスがブロックされて一切出来ない。

ただ、このソフトはご覧の通りPCが危険な状況に置かれているのでさっさとアクティベートしろというメッセージを表示するだけだ。
クリックすればカードで購入をよろしくねという画面が開くのみ。
以外の動作は一切受け付けない。

このソフトを終了させるためのダイアログも出てこない。
元からあるセキュリティーソフトはクリックしても全く反応しない。
タスクマネージャーを起動させようにもブロックされてそれすら出来ない。
コントロールパネルからプログラムのアンインストールを行おうにもこのソフトはリストにすら存在していない。

全くのお手上げである。
明らかに作為的なものを感じるソフトだ。
持ち歩いているアンドロイドタブレットを鞄から取り出して検索してみた。

やはり偽セキュリティーソフトのようだ。
PCを人質に身代金を請求するようなソフトだと書いてあるサイトがあった。
言い得て妙である。

サイトに記載してある通りにセーフモードで手順を進め修復する。
レジストリにまで手を入れねばならない状況だった。
JAVA、Adobe Reader、Flash Playerを最新版に、Windows Updateを更新しておく。
最後にマルウェア駆除ソフトでいくつかのファイルを隔離した。

20130604b
Canon EOS 5D MarkIII+EF Macro100mm/2.8L IS USM

こうして弟のPCは元に戻ったのであるが、そういえば数ヶ月前に旧バージョンのJAVAは危険度が極めて高いというニュースをやっていたことを思い出した。
すぐさま自宅のPCは嫁さんのも含めて対処したが、実家のPCは放置したままだったなあ。

あれがトロイの木馬ウイルスですか。
今回のようにネット環境が一つしか無いと対処の方法を知ることに難儀するだろう。
あんなタブレットでも役に立った。
ありがたいことである。

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