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2013年6月 8日 (土)

ノミと目玉

私の左目にはノミがいる。
ノミとは小さくてピョンと跳ねるアレである。

20130608a

気づいたのは小学校の高学年だ。
理科室で顕微鏡を覗いていたときにいることが分かった。
目の焦点位置を変えると現れるのだ。
虫がいると当時の理科の先生にこういう虫だと絵を描きながら相談したが、あり得ないと相手にもされなかった。
脚に毛まで生えているというのに。

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Sony DSC-RX1

実は目玉の中に虫がいることに対し思い当たる事件があった。
小3の時に、父にフグ料理を連れて行ってもらった時だ。
夜道を家族で歩いているときに、一陣の風とともに左目に強烈な痛みが走った。

もうフグ料理ではない。
店の中でも痛くて痛くて悶絶し、フグを楽しむどころでは無かったのだ。
だが、親には言わなかった。
フグ料理のこともあるが、目玉を医者にいじられるなど、当時の私には考えられないほど恐ろしいことだったのだ。
この痛みは一ヶ月ほど続いていたのを覚えている。

中学生になっても、高校生になっても、大学生になっても左目にはいつもノミがいた。
当然虫体は最初に気づいたときからとうに死んでいる。
中学・高校でも全くノミに関しては信じてもらえなかった。

20130608c
Sony DSC-RX1

だが、月日が経つことにノミの色が薄くなっていることに気づいた。
気づいた頃は薄い茶色だったのが、徐々に薄くなり大学生の頃にはほぼ透明な外表皮だけになった。
つまりは外側だけで中身が空っぽになったのだ。
おまけに脚もボディから取れかけている。

大学では双眼の光学顕微鏡を実習で頻繁に使用した。
コレを使うと非常にノミが分かりやすい。
画力も当時に比べアップしていたので、接眼部の目盛りを使って虫体をリアルに模写し、生理学の先生に見せながら相談したところ、その道のプロの方を呼んで頂いた。

別室の暗室に通されて、スリットランプと眼底鏡でじっくり覗かれた。

20130608e
Sony DSC-RX1

結論は見つからない、分からないと言うことだった。
既に殆ど透明な殻だけだったのだ。仕方あるまい。

このノミを顕微鏡下で見るとき、素早く視線をずらすとノミはワンテンポ遅れてゆっくりと視野の真ん中に戻ってくる。
このことを話したときに、既に虫体は硝子体の中に入ってしまっている可能性が高いだろうと言われた。
外科的に取ることは止めた方がよいとのことだった。

いや、私もそこまでして取ろうとは思っていない。

20130608b
Sony DSC-RX1

初めて気がついた時から40年近く経った今も、ノミは私の左目に入っている。
現在も双眼の顕微鏡を使うことがたまにある。

その時にいつも見えている。
だが、ノミはもうバラバラだ。
胴体は三つに分かれ、脚はもう方々に散っている。
注意して見なければ気がつかないほどのレベルだ。

大学時の医動物学実習の時に確信した。
コイツはネコノミである。

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コメント

はじめまして。
同じく、学生時代から目の中に虫の死骸を飼っている者ですが
自分の場合は、飛蚊症と診断されました。

こんばんは、同じく井坂十蔵さん。

そうですね、広義の意味では飛蚊症に入るでしょう。
ただ、私の場合通常の視野中で無く、顕微鏡下でないと確認出来ないと言うことです。
空を見ても全く見つかりません。
同じく井坂十蔵さんも私と同じような条件で現れませんか。

予想ですが、自分のケースは虹彩のすぐそばに死骸があるのではないかと考えています。
ノミほどのサイズならば、網膜直上にあれば通常視野に於いても即座に気づきますから。
死骸は視野内のかなりの面積を占めています。

接眼レンズを覗いた状況で網膜にピントを合わせる形で水晶体を変化させる。
その時に僅かに眼の焦点をずらすと現れる死骸です。

その時のドクターは眼球内異物に近いと言っていました。
金属と違い、白内障のリスクは少ないと思うが気をつけるようにと診断を受けたので、定期的にチェックは受けています。

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