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ana

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2013年7月12日 (金)

山とカメラ(b-grip 後編)

さて、先日の続きである。
ザックのハーネスに取り付けたベルトホルダーに、今日は実際にカメラを装着してみる。

20130711h

候補は5D3とGH3とOM-Dの三機種だ。
カメラボディの底面にある三脚穴に、b-grip専用カメラプレートを取り付ける。

20130712a

プレート底面にはゴムシートが装着されているが、かなり柔らかいタイプのシートだ。
もう少し固くても良かったのではないかと思う。
途中でネジが緩まないか心配だ。

20130712b

ねじ込みはコインで行える。
アルミか銅製硬貨で捻ると硬貨がひん曲がる可能性があるので注意が必要だ。

20130712c

固定出来たらネジを保護するゴム材を取り付ける。
ちなみにプレートのネジ穴は前後に二つあるので好きなポジションでプレートをネジ固定出来る。

【EOS 5D MarkIII】

フルサイズセンサーが搭載されているカメラを登山に持ち出すのは結構勇気がいる。
やはりサイズと重量がネックとなっている。

20130712d

17-40mm/4.0Lが付いた5D3を取り付けてみたところ・・・・、あれ?結構いけるんじゃないかな?
体を左右に振っても比較的ガッチリと固定されている。

首からストラップで下げた時に生じる振り子様の動きは当然ながら全くない。
敢えて言うならば、ハーネスを中心とした垂直軸方向の回転が少し出るようだ。
でも体にカメラボディがあたることはない。

まずは及第点といったところだろう。
カメラボディが顔の下に結構近づくので、汗に注意が必要だろう。
とにかく重量があるので、後日に行う負荷試験でベルトホルダーのズレを見ておく必要がある。

【DMC-GH3】

ミラーレスの候補の一つである。
バッテリーの持ちの良さがあるが、OM-Dに比べてサイズと重量が大きいことが欠点だ。

登山では荷物の軽量化は極めて重要なファクターなので、この時点では次点としている。
洒落ではない。

20130712e

ふむ、装着は簡単にできる。
大きなグリップ部がその恩恵を受けているようだ。

体を左右に振ってもベルトホルダーに余裕を感じる。
5D3と同じように回転が僅かに出るが、殆ど気にならない。
実用性十分だ。

ホルダーへの取り付けは最もスムースだ。
5D3よりも軽く、OM-Dよりも持ちやすい。

【OM-D E-M5】

今回のb-gripにおける第一候補である。
小型で軽量、しかも全高が三機種の中で最も低い。
まさにb-gripのためにあるようなミラーレスではないだろうか。

20130712f

・・・・、あれ?なんかちょっと変だ。
写真では分かりにくいと思うが、b-gripに装着したカメラボディがかなり中心線に寄ってきている。
つまり、カメラのボディが顔の下にまで近づいてくる。
最も小さいボディのはずなのに、5D3と同じような圧迫感がある。

20130712g

そうなのだ。
実はOM-Dは小型故に三脚穴がマウント中心からズレて存在しているのだ。

20130712h

そのためにプレートを取り付けると、このようにカメラボディが片側に寄ってしまう。
ズレは1cm強くらいだと思うが、意識してしまうと気になって仕方がない。

20130712i

これを改善するにはOM-Dにグリップを付ける方法がある。
こうするとレンズの軸線上に三脚穴を持ってくることが出来るのだ。

20130712j

ただ、欠点としてバッテリーの取り替えが面倒になることや、重量の増加、全高が増えるなどが挙げられる。
まあ、取り敢えずザックに付けてみましょうか。

20130712k

写真からは分かりにくいと思うが、実際に背負うとやはり納得出来る。
僅かな差であるが、気持ち的にもデザイン的にもプレートが光軸上にあった方がいい。
この辺は個人的な嗜好が入るかな?

20130712l

しかし、OM-Dにグリップを取り付けるとGH3よりも僅かに全高が高くなる。
ああ・・・・、これは悩むなあ。

でも山で使うには僅かでも軽い方が良いから、この際はグリップなしで使おうか・・・・。
しかし、汗がたくさん垂れたら嫌だしなあ。

歩行時のみ、付属していた専用のレインカバーを被せる手もあるが、レンズが結露する可能性もあるし・・・・。

五月蠅いユーザーですね。
スイマセン

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コメント

中心線の問題は、実際に使ってみないと判らないことで、参考になります。
1DXとSD1共に5D3と同じ場所に三脚ネジがあるので、中心線の問題は気にしなくて良いのですが、汗は要注意ですね。
タオルを首に巻いて凌げれば良いのですが。
それから、貧弱なストラップは、替えてしまうのが精神的にも良さそうですね。

近々、撮影に行く予定なんですが、機材選定で悩んでいます。
b-gripを購入して、サンニッパ・ズームをぶら下げるか、
ロープロ プロトレッカー600AWを購入して、長玉2本を入れる。

非常に使い勝手が良さそうですね。いつもカメラ二台で動くので両側に取り付けもいけそうですが、どうでしょう?日本在住になったんですが、出張ベースでは来月くらいにトルコとかも行きそうなので、カメラバッグ検討中なんです。

>ankoさん
長玉二本となるとプロトレッカーの方が現実的な気がしますね。
重量のあるシステムを片側だけに負荷をかけてると、途中からキツくなってくると思います。

私は5D3を装着するときは、もう片方のハーネスにカラビナで下げたレンズケースをベルト固定しようと考えています。
中にはマクロか望遠でも入れようかと。

重量のあるシステムだと、バランスも重要になりそうです。

つっきーさん、こんちには。

確かに両側にあると便利ですが、取り外し・取り付け時には片方の機材が邪魔になりそうな気がしなくもないですね。

ミラーレスのように全高の低いボディで軽量システムならばアリだと思います。

たしかにバランスは重要ですね。
奮発してプロトレッカーをポッチとしました。
ちぇりたさん、アドバイスありがとうございました。

あっ、プロトレッカー自体も重いので、腰ヤバイかも。

重い機材を運ぶならば、プロトレッカーのように中央部に重心があったほうが腰にも負担が少ないと思います。

偏りがあると、長時間の歩行後の疲労にかなり影響が出てきます。
縦走登山での経験です。

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